■[漫画]痛くて、切なくて、それでも落ちる恋。「屋上姫」4巻
屋上姫 4 (フレックスコミックス)
著者/訳者:TOBI
出版社:ほるぷ出版( 2013-02-12 )
コミック ( ページ )
公式サイト:[屋上姫]特集ページ
作者サイト:橙空間BLOG
作者twitter:TOBI (tobi_daidai)さんはTwitterを使っています
お家騒動からFlexComixブラッドからCOMICメテオへ移籍された「屋上姫」ですが、
何とか無事完結を迎えることになりました。
主人公である陽平と澄花という二人がメインの作品でありましたが、
3,4巻通して誰よりも切なく輝いていたのは結子でしょう。
もうね、結子がとにかく切なくて切なくて…!
登場初期はただの純朴な幼馴染みキャラだったというのに、
陽平と澄花が付き合っていたことを知ってから恋の暗い感情がどんどん表われてきて…
それでも文化祭で引っ込み思案な所を克服して一歩進もうとして、
遂に陽平に告白するも…
別に陽平は悪い訳ではないし、むしろキッパリと振っているだけ誠実だとは思うんですよね。
でも誠実だからといって優しい訳ではなく、むしろ残酷。
ここで涙する結子は切なさがMAXである意味輝いてましたよ!
この漫画は結子がいてこその面白さだなぁ、とつくづく感じ入りました。
主人公の陽平と澄花の二人に関してですが…
どこまでも自分の気持ちに正直だった陽平が、
自分の気持ちを偽ってきた澄花の心に響いたのかなぁ、と。
最後の澄花の笑顔とカバー下の4コマを読んだら、
澄花の魅力がより一層花開いた感じがしますね!
TOBIさんが描かれる青春ラブコメは以前から好きでしたけど、
この「屋上姫」でまた新たなTOBIさんの漫画の面白さを思い知りましたね。
このままCOMICメテオでも良いですし、別の媒体でも良いので、
今後ともTOBIさんの作品は追いかけていきたいです。
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