来月からアニメが始まるSAOの作者とponzさんのコラボでの同人誌という、
何とも贅沢な一冊です。
リズベット・エディションとなっているように今回のメインは鍛冶屋のリズです。
川原さん、もとい九里さんが描かれている短編は丁度サイトで精錬詐欺事件をやっているネタで、
原作でリズに打って貰ったダークリパルサーをキリトが強化して貰う話なんですが、
キリトとの絆を大事にしたいリズの気持ちが切なくて良かったですね。
しかしリズの心をしっかりと鷲掴みなキリトさんマジぱないの。
それとponzさんの漫画サイドですがリズが主役のはずなのに何故か釣竿の話に…
いや、笑顔で接客なリズとか可愛かったですけどね!
しかし何故釣竿…(笑
告白と同時にキスをしてくるという積極的な女の子の恋物語という、
ちょっとそれ単品でも少々ぶっ飛んだ話なんですが、
その相手も女の子という更に一捻り加えた百合モノです。
割りと天然が入っている子相手に距離感が掴めず、
親友のチャチャも入るせいで中々思うようにいかないもどかしさも良かったですが、
そこで直截的な行動だけで自分の気持ちを表現しようとするのは、
何とも男らしいな、と思ったり思わなかったり。
何にしても二人とも友だちは選んだ方が良いと思うの。
まぁ、そのお陰で雨降って地固まるになったんだろうけども。(笑
相変わらずUnisonBellさんが描かれる百合モノは良いです。
今回は恋心とかそういったものは殆どない話なんですが、
間違いなく百合だなぁ、と思う作品です。
ボーイッシュで幼馴染みの心陽ちゃんをを守るという立場に、
自然と収まっていた珠希ちゃんが、
女の子に告白されたりという「女の子」じゃない状況に藻掻いてる姿が描かれてるんですが…
いやー、良いですよね。
こう、明確に言葉にしにくいんですけど、兎に角良いです。
心陽ちゃんに心の底では言って貰いたかった言葉を掛けられて、
思わず涙ぐんでしまう珠希ちゃんはとてつもなく可愛いかったです。
こういった空気感は流石だなぁ。
しかし、やはりというか将来の心陽ちゃんはちょいSかー…(笑
いや、正直このタイトルはどうかと思うんですが、実際タイトルの通りなんですよね。
対になっているタイトルの同人誌もあるんですが、
こちらの方がより変態的に感じられて凄いと思います。(ぉ
容姿端麗で学校でも評判が高い桜柚子から村田くんは告白されたんだけど、
その告白の台詞が「私に村田くんのぱんつをください!!!」というぶっ飛んだモノで…
これが実はワケありとかではなく、純粋に性癖としてぱんつが欲しくて、
しかも洗濯前のをくんかくんかしたいというアレっぷり。
そんな彼女の猛烈アタックの前に村田君は…
いやー、面白かったです。
欲望一直線な柚子の行動もコメディ的に面白かったですけど、
それだけに終わらずその性癖の豪をちゃんと描きながら、
村田くんという救済と、それ故の恋というのは話に深みがあって良かったです。
ぶっ飛んだタイトルと内容ですが、予想以上に真面目に面白いのでお勧めです。
以前、「忍者アンソロジー」という斜め上のコンセプトで同人誌を描かれてましたが、
今回は「お姫様アンソロジー」という、今回も一回転したコンセプトの同人誌です。
作者それぞれによる「お姫様」像を元に描かれているので、
ファンタジー有り、現代の女の子有り、和風有りと、
様々な「お姫様」があるんですよね。
中でも個人的にツボだったのは幾つかありますが、
やはり一番は秋枝さんの「Who ist die Wahrheit?」でしょうか。
ドイツ語のタイトル通り、誰が「お姫様」だったのかが、最後まで読んでやっと分かるという、
その仕掛けには唸らされましたね。
それとトウゴさんの「My little princess」も小さなレディが可愛かったですし、
他の作品も見所が沢山あって面白かったです。
しかしこの小学生がマウスで描いたような表紙はある意味凄い…(笑
Recent Comments