■[ラノベ]冒険を、しよう。「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」3巻 書き下ろし短編小説&ゲストイラスト集付き限定版
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3 書き下ろし短編小説&ゲストイラスト集付き限定版 (GA文庫)
著者/訳者:大森 藤ノ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2013-05-16 )
文庫 ( 296 ページ )
公式サイト:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 公式Webサイト
絵師サイト:suzuhito.com
絵師twitter:ヤスダスズヒト (suzupin)さんはTwitterを使っています
冒険を、しよう。
この譲れない想いのために。
僕は今日、初めて冒険をする。
新人冒険者のベルくんが恋した相手は最強の一角【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン。
好きな人の背中に追いつきたいが為に努力を重ね、どん底から這い上がり飛躍する英雄譚の第一部クライマックス!
冒険を始めたばかりに出会った理不尽な死という名の圧倒的な恐怖、ミノタウロス。
フレイヤの差し金で再び現れた高すぎる、しかし乗り越えるべき恐怖を前にベルくんは、
まずは恐怖から硬直し、そして仲間を守るために奮戦、しかし及ばない実力と死への諦観へ。
されど恋する女性を前にして、これ以上格好悪いところを見せられないという、
どこまでもオトコノコらしい煮え滾るように沸き起こる恋心という感情をバネに、
一流冒険者が息を呑むほどの熱さで繰り広げるバトルが超絶に面白い!
私がWeb版でダンまちに惚れ込んだのはこの展開を読んだからなんですよね。
特にラストのミノタウロスの突進からの吶喊は手に汗握りまくりで、
私の脳内では漫画のコマ割りどころかアニメーションが再生されるほどで、
「あぁ、この小説は間違いなく商業化されて、アニメ化までされるな」
と思ったものです。
今回はWeb版からは結構変更点が入ってるんですが、
その中でも顕著なのがベルくんを鍛える師匠がリューさんじゃなくてアイズに変更されてる事。
ベルくんの成長を更に加速させる動機付けと、割りと影が薄いメインヒロインのキャラ作り、
そしてベルくんの大剣を使う伏線を組み込んでたりと、小説として洗練させた感じがしますね。
ただまぁ、割りとドS気味なリューさんのシゴキが結構好きだっただけに、
残念な気持ちがあるのも確かなので、次回以降でリューさんが活躍すると嬉しいかな。
また、現時点でのメインヒロインであるヘスティアもちょっと出番が増えてますね。
リリやアイズに嫉妬しながら、ベルくんを掌中の珠のように大事に見守り、
それでいてバトルの時には守られるポジションもしっかりとゲットしてたりと、
流石はロリ巨乳の女神と言わざるを得ないあざとさでしたね。(笑
他にもリリも可愛かったし、エイナさんの妄想とか他のヒロインも相変わらず良いです。
前巻でリリ相手に酷いことした外道なカヌゥたちも因果応報な結末を迎えたのもスカっとしたけど、
やっぱりこの作品の一番の魅力はどこまでも透明なベルくんという主人公でしょうね。
英雄になりたいという子供みたいな願いを抱くところも良いし、
惚れたアイズに対して一直線な一途なトコも良いです。
そして何より、情けない姿を見せながらも一生懸命頑張ってる姿を見てると自然と応援したくなるんですよね。
それと今回の3巻の限定版には書き下ろし短編とゲストのイラストレーター描き下ろしのイラストが収録された、
小冊子が付属しています。
四季童子さんが描くロリ巨乳なヘスティアとか見所が多いので、
980円とそれほど高くない価格設定なので是非ともゲットすべきだと思います。
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