フラン☆Skin

タツマキとサイコスの超能力対決も終盤を迎える中、
地底ではサイタマとフラッシュが謎のキューブを見付け、
そこにS級1位のブラストが転移してきた。
一方地上では生き残った怪人協会幹部が疲弊したS級へと襲い掛かっていて…

ワガンマくんとタレオの二人に友情が有って良かったですね…

ワガンマくんは親の教育で歪んでいたけど、
まだ子供だから充分やり直せる範囲なんだよ。
これから良い方向に変わって、成長していけたらと思います。
そういった可能性を伸ばすことができただけで、
ヒーローはその仕事のし甲斐があるってものですよ。

そして地上で激戦を繰り広げるヒーローたちですけど、
人命救助で覚悟を見せたフブキが良い仕事をしてくれましたね。
それに、今までタツマキに護られてきたから、
ヒーローとしてタツマキを助けたいというフブキの心は尊いと思いました。

ただ、フブキ自身が感じている通り、
ブラストの言葉が呪いのようにタツマキの心を縛っているので、
これを解くのは中々に大変そうだな、と思いますね。

残っている敵幹部も中々に難敵だけど、
ヒーローたちとの相性も有って、必ずしも勝てないわけではないけれど、
かなりの苦戦が待ち受けているのは確かなので、
早くサイタマに来て欲しいと願ってしまいますね。
サイタマー！　早く来てくれー！

お月見会で舞台に上がった明日ちゃん。
しかし明日ちゃんは予定になかったことを言い出して、
江利花ちゃんや蛇森さんは大変なことになるんだけど、
戸鹿野さんはそれをじっくりと聞いているのだった…

いやはや、蛇森さん頑張りましたね。

逃げ出さずに正面からぶつかったんですよ。
めっちゃ褒めてあげたいですよ。
文化祭前の良い練習になったと思うので、
良い経験ができたと思いましょう！

そして文化祭が迫ってきた10月と言えば衣替えです。
明日ちゃんも夏服から冬服へと替わるんだけど…

何と黒セーラーなのです…！
これは確かに妄想が捗る妖艶さがありますね。
日高さんたちが色々と妄想するのも仕方が無いですね。
だってこんなに魅力的なんだもの。

意外だったのが江利花ちゃんもイメチェンしてきたことですね。
文化祭に向けての準備だと思うんですけど、
中々にアグレッシブだと思うのです。

蛇森さんも頑張ってるし、文化祭では大きなことが起こりそうだなぁ。
楽しみ。

有馬くんは黒髪ロングで涼やかで美しい雪比良さんのことが好きな普通の中学生。
今日も今日とて何とか雪比良さんと交流を持とうと奮闘するけど、
何故かそこに現れるのが幼馴染みの宮原で…

となりのヤングジャンプで短期集中から本格連載になった「ちがう宮原おまえじゃない！」の単行本が発売！
私がイチオシしている初々しさと可愛らしさが詰まった中学生ラブコメです！

有馬くんが雪比良さんのことが好きになるのはわかるんですよ。
クールビューティーな見た目で優しくされたら、そりゃ恋に落ちますよ。
そこから色々と奮闘する有馬くんを見ていると痛くて痒い気持ちになりますが、
中学生男子ってこういうもんだから仕方が無い…ｗ

そんな有馬くんにとって幼馴染みの宮原さんは良い点も悪い点もあるんですよね。
宮原さんと雪比良さんは仲が良いから、宮原さんを介して交流が持てるけど、
そこには必ず宮原さんが入ってくるんですよね。
しかも宮原さんは中身が小学生のまんまだから、恋のサポートなんて考えが浮かぶこともない…ｗ

それでも幼い頃からずっと一緒に育ってきたから、
邪険にすることなんてできないんですよね。
何だかんだと世話を焼いているところが微笑ましいのです…！

それと私が好きな子は、有馬くんの妹の風花ちゃんですね。
宮原さんとも当然幼馴染みなんだけど、
宮原さんよりも精神的に成長しているようで、
一目で兄が雪比良さんのことが好きなのに気付くわけですよ。

まぁ、わかりやすいもんね…
気付かない宮原さんが天然すぎると思うの…ｗ

それじゃ、想いを寄せられる雪比良さん本人が有馬くんの気持ちに気付いてないの？
とは疑問に思うんですけど…
雪比良さんは見た目が大人っぽいけど、中身がわりとお子様なところがありますからね。
たとえば姉に揶揄われて無理して苦い珈琲を飲もうとしてたり…

こういったまだまだ子供なところを見てたら、
有馬くんの恋心にも気付いていない可能性が高いかな、と思うのです。
何だったら、宮原さんとはそういった子供らしいところが気が合うから、
仲良くしてるんじゃないかな？　とも思えるほどですからねｗ

中学生らしい初々しいラブコメ具合と、
幼馴染みの距離感が保たれている微笑ましさの相乗効果で、
とても良い作品に仕上がっているので、是非とも読んで欲しい作品です。
面白いよ！

いつもいい所で現れる女の子（1/6） pic.twitter.com/1HflvZSuSR

— 帯屋ミドリ@『今日おさ』＆『ちが宮』 (@obiyamidori) October 19, 2023

怪人協会のサイコスとS級ヒーローのタツマキとの超能力対決は、
町の地形すら変える壮大なモノだけど、タツマキは味方の救出と平行しているので、
攻めきれないでいた。
そこにジェノスが助太刀に入ることで、一瞬だけ救出に専念することで完了し、
タツマキは攻撃に専念することができるようになったんだけど…

タツマキの不調は超能力の使いすぎだと思ってたけど、
単行本で読み返すと月の描写が意味深なので、
神と名乗る存在が何か手を回していた可能性がありますね。
これから更に激化する戦いへの伏線でしょうか…

それはそれとして、今回はヒーローたちの信念が格好良かったです。
無免ライダーとタンクトップマスターの通じ合ってる所とか最高ですよ。

無免ライダーは力は足りないかもしれないけれど、
ヒーローの志は誇り高いのでS級ヒーローとも共感できるのですよ。
タンクトップマスターはよくわからんことを言ってるけど、
救助と協力を申し出るあたり、ヒーローとしてはかなりまともな部類だとしみじみと思います。

それとアマイマスクは闇堕ちしそうな時に、
イアイアンが極当然のこととして気遣うことで立ち直り、
似た境遇のクロビカリを相手に叱咤激励することで立ち直させるシーンも良かったですね。

何だかんだでみんな良いヒーロー魂を持ってますよ。
見た目や能力の多寡なんかでは計れないのがヒーロー魂ですよ。
みんな格好いいぜ…！

駆動騎士とサイコスの機動戦はマクロスみたいで格好良かったし、
S級ヒーローのみんなで協力して戦うシーンは圧巻だったけど、
閃光のフラッシュとサイタマはコメディ要員としてしか出番がなかったな…ｗ
二人の出番は29巻まで持ち越しだ…！

戸鹿野さんの家庭の事情を知ってしまった明日ちゃんは、
ちょっと重たいその事情から逃げることはせず、
真っ正面から受け止めちゃうんだけど、
共感性が高すぎる明日ちゃんにはツラすぎる現実だった…

明日ちゃんにはいつまでも笑顔でいて欲しいんだけど、
この11巻では涙を流す明日ちゃんが多く見られました。
それでも、明日ちゃんが逃げなくて良かった、とは思います。
友達のことが大好きな明日ちゃんが傷付くのは嫌だけど、
逃げることで友達を傷付けるのはもっと嫌なんだもの。

戸鹿野さんも明日ちゃんからの質問から逃げずに、
淡々とつつも少しずつ心の澱を吐き出していくのは、
彼女にとって必要なプロセスだったんじゃないかな、と思います。

今の戸鹿野さんは幸せなんだろうけど、
悲しい過去があったことは確かであり、
それに対して若い心の内が傷付いていたのは間違いないので、
それを早い内に癒すのは良いことなんだと、そう思いたいです。

それとギターの練習を続ける蛇森さんですが、
音楽面ではその道の一流の江利花ちゃんが。
勉強面でもサポートが付くことで万全になっちゃったので、
本当に引くに引けないですよ。

頑張れ蛇森さん…！
明日ちゃんはメチャクチャ楽しみにしているぞ…！

エッチな柚子川さんを見るのもこの4巻で終わりかー…
ちょっと寂しいけど、綺麗に終わったのは良かったかな。
とはいえ、もう少し…
できれば10巻くらいまでイチャラブを見たかったです。

エッチな柚子川さんはすぐにキスが我慢できなくなって、
神社の裏手で30分もキスをしちゃうの。
そんな柚子川さんが所構わず学校でも盛ってしまうから、
それに付き合う託須も脳内がピンク色になるのも致し方なかろう…

とはいえ学生なので学業が本分なわけですよ。
なのでブレーキを掛けて節制しようとルールを考えた託須は有能だと思うんですが、
ルール上の月一のイチャラブが…

このレベルまで行っちゃってるのは予想外だったけど、
まぁ、柚子川さんはとてもエッチですからね。
溜まってたらそこまでノンストップにいっちゃうのは仕方ないでしょう…！
親に見付かってしまったのはかなり気まずいと思いますが…ｗ

バレンタインデーにホワイトデーといったイベント。
二人が出会ってから付き合うまでの過去回想。
そして数年後のエピローグ、と面白いものが詰まっており満足感がある最終回でした。
柚子川さん、託須とお幸せに…！