フラン☆Skin

色々と仕事を熟した田中が休暇を望むのは当然なんだけれど、
上司はとてもブラック思考なので、便利な部下は使い倒すのですよね。
だからこそ、大聖国なんていう厄介なお国に因縁を付けられるし、
ヒロインちゃんたちが巻き込まれるのであった…！

バカンス早々に暗殺メイドにKillされそうになるとか、
田中の悲運っぷりがとんでもないんですよね。
まぁ、ステータスのLUC値通りではあるんだけれどね…
何も悪くないのに、一方的に暗殺対象にされるとか可哀想すぎる。

一緒にバカンスを楽しむ縦ロールとの距離感も、
これはこれでご褒美で楽しんでいるようですが、
他の田中ヒロイン勢が追いかけてきたせいで、
図らずも大聖国の上層部が崩壊するのには笑っちゃいましたね。
うーん、聖女様ってば欲をかき過ぎちゃったね…！

聖女とは名ばかりの自分だけ大好きな保身の権化な上に、
先代勇者パーティーが崩壊した元凶でしたが、
その聖女のせいで今代の魔王が復活するのは何とも皮肉でしたね。
しかも聖女がクズなせいで人類に対する好感度がマイナスに振り切っているせいで、
人類を滅ぼさんとしているあたり、わりと救えません。
責任者の聖女様はまったく責任を取るつもりがないのがねぇ…

魔王復活に伴って封印に割いていた能力が戻ったエディタ先生が最強可愛いですが、
ドラゴンタワーを褒められてご満悦のロリゴンもたいそう可愛かったです。
やはりこの作品はロリ可愛いを目指した上にあるのだなぁ…

それはともかく浣腸プレイを楽しんで決壊させる縦ロールは最高でしたね。
うーん、レベルが高い…！

しかしまたもや首を物理的に切られる田中も不憫だし、
縦ロールに続いてロリゴンへの身に覚えのない中出し疑惑を掛けられたり、
マジで散々な目に遭ってるんだけど、それでもへこたれない田中が凄いですよ。
キレて帝国を蹂躙しても文句は言われないくらいだと思うんですけどね。

それもこれも同僚であるノイマンさんの名誉を回復するため、
というのが何とも田中は漢気が溢れていますよ。
妻と娘のために単身赴任で頑張っていたら、
自分を僻地へと追いやった同僚に寝取られるとかね…
そんな昼ドラみたいな悲惨な目に遭ってたらそりゃ助けるよなぁ…

そしてそういったお国の事情に巻き込まれた田中を憂えて、
記憶が戻ったエステルちゃんが暴走しちゃうのには笑っちゃいましたね。
聖女様を拉致してKillしちゃうとか、とんでもないお嬢様ですわ。
王女様の他者を絶望に陥れる性癖も本当にヤバイし、
ペニー帝国の高位貴族女性は誰も彼もクレイジーなのだわ。

紛争も一段落して、男爵になってしまった田中。
しかし政治的陰謀に巻き込まれて無理難題の領地経営を強いられることに。
でも田中はめげずに土木魔法で街作りというマイクラ的な楽しみを見出して、
それにロリゴンもノって楽しそうにしているんだけれど、
エステルちゃんのお父上が娘可愛さに厄介なことを仕掛けてきて…

エステルちゃん両親であるフィッツクラレンス夫妻が仕掛けた即死級美人局にはドン引きですね。
それに引っかかるアレンの下半身の緩みっぷりにも驚きましたけど、
だからこそアレンは童貞ではなくヤリチンなのでしょう。
田中はブサメンというのもあるけれど、こういった積極性がないからなぁ…
まぁ、ブサメンだからこそ自分がモテるという勘違いができないからね…
悲しいね…

そして5巻で登場する褐色ロリのゴッゴルちゃん可愛いよゴッゴルちゃん。
コミュニケーションに餓えた読心能力持ちのせいで紳士のガワではなく、
下ネタばかりの田中の中身までバレちゃってるんだけれど、
ドMな田中はそれすらもご褒美になっちゃうとか、レベルが高すぎる…！
田中…　恐ろしい奴…！

そんなゴッゴルちゃんのせいでメンタルブレイクなエディタ先生が可愛いし、
ロリビッチなゾフィーちゃんの公開陵辱プレイも素敵だし、
田中が好きすぎて暴走しちゃうエステルちゃんも魅力的ですね。
でも、6巻で出てきたアウフシュタイナーちゃんが色々とぶっちぎりましたね。

やはり田中のような人間には多少強引にでも迫るのが正解なんですよね…
ただ、問題はアウフシュタイナーちゃんの性別が…　その…
やっぱり入れられるよりも、入れたいんだよね、田中って。
しかも着床させたいので、どうしてもね。
まだそこを楽しむには段階を踏まないと…　ね…？

田中には確定処女の縦ロールがわりと狙い目だとは思うんだけど、
ソフィアちゃんも射程範囲内なので悩ましいところでしょう。
ただ、どちらも積極的に動きそうにないからなぁ…
難しいところです。

社畜ブサメンの田中がトラック転生した際にチャラい神様にイケメンチートを願ったけれど、
その願いは叶えられない、とけんもほろろに断られたので回復魔法を賜ることに。
しかし田中は街に入ろうとしたらブサメンの因果で牢屋に入れられるわ、
脱獄して冒険者になっても女性に毛嫌いされるわと散々な目に遭い、
それにもめげず社畜で培われたドM根性で処女とのラブラブエッチを目標にしぶとく生き残るのだ…！

「西野」「佐々木」のぶんころりさんの初商業作品がこの「田中」です。
私もWeb版は読んでたんですが、田中視点の地の文が9割下ネタだったので、
ぶんころりエキスがどろり濃厚すぎて書籍版を読むかどうか迷ってたのですが…
完結巻が出る＆GWにDMMでポイント還元が有ったので一気読みしました。
うん、やっぱり下ネタ濃度がマジで高いね！

基本的に田中は長いブサメン社畜人生で培われた卑屈ドM根性のせいで、
高いチート能力を持ちながら常に下手に出るんですけど、
そのせいで侮られるし、貧乏クジを引いてしまうのがちょっと…、というか、かなり可哀想ですね。
女性からは初対面で嫌われる率がほぼ100％なだけに、
その後で田中への好感度が逆転してもどうしても及び腰になってるのが勿体無いんですよね。

エステルちゃんの立場からすれば、嫌っていた中年の平たい黄色顔のブサメンが、
自分の命を救うため、何度も死ぬような傷を目の前で遭ったというのに、
それを恩に着せるでもなく、何ともないようにしているんだもんね。
そりゃ惚れるってなもんですよ。

ただ、田中からすればエステルちゃんはアレンの物なんですよね。
処女厨の田中からすればアレンのお手つきのエステルちゃんの誘いには乗れないし、
何よりアレンは同性ながら初対面でも田中のことを侮らずに礼儀正しく接してくれたイケメンですもの。
そりゃ裏切れませんよ。

エステルちゃんはマジ惚れしてるんだけど、初対面の印象が悪すぎたのがねぇ…
エディタ先生もちょっと見栄張ったせいで勿体無いことをしたし、
ソフィアちゃんは悪くはないんだけど、腰が引けてるのがね…
ロリゴンもどうしても素直になれないツンデレさんだし、
田中みたいなタイプは積極的に動かないとダメなだけにある意味攻略が難しいのです。

魔女さんみたいに田中と初対面でも悪い反応をしなければ非処女でも射程圏内なのでしょうが、
処女とのラブラブエッチに強い憧憬を持つ田中には妥協が難しいでしょう。
本当に田中は業が深いと思います。

エステルちゃんと懇ろになるつもりはないのに、エステルちゃんのために戦争に参加したり、
戦争で首を落とされても根に持たない温厚っぷりというか、ドMっぷりを発揮したり、
役人と不動産屋がグルになって騙しても報復はしなかったり、
田中は実力はあるけれど、あまり無双はしないんですよね。
どこまでもドMすぎる…！

ただ、表面上はどこまでも紳士的なのに内面が下ネタばかりなので、
とても人を選ぶ作品だと思うので、そこだけはご注意ください。
ヒロインたちのキャラクターはとても魅力的なんですけど、
「佐々木」みたいにアニメ化することは絶対にないだろうな、と確信できるほどに酷いので、
そこだけは本当にご留意ください。
マジで。

委員長とのフラグがないと諦めた西野の前に現れた厨二病の奥田さん。
イベントを経てフラグがビンビンに立った奥田さんとの仲が順調に見えたが、
そこへ更に修学旅行先で縁が出来た能力者のノラちゃんが転校してくる。
西野を巡るハーレムが築かれる中、クラス内の秩序が崩壊していき、
そこへ更に西野を狙った外部からの勢力が学内に侵入して…

西野もこの14巻で堂々完結です！
裏社会最高の能力者でありながら普通の青春を渇望していた西野が、
顔面偏差値が普通でダンディズムを愛するが故に結果が出ない中で諦めず、
ついには望んだ青春を掴んだ感動の物語です…！

しかし最後にテロリストに侵入された学校でのアクションとか、
厨二病の奥田さん大歓喜のイベントをぶっ込んできて盛り上がりましたね！
特に委員長は今まで培った経験値でドンパチやるわ、
松浦さんはトリガーハッピーでハッヒャーするわ、最高でしたよ。
西野が常識を学んだように、委員長たちは非常識を学んで成長してきたんだなぁ…

そして西野が最後に選んだ相手には納得ですね。
ラストであんなに激烈で熱烈な愛の告白を受けたらね…
他のヒロインたちにも勝ち目は充分に有ったと思うんだけど、
恋愛というのはタイミングというのが重要ですからね。
フラグが立った時に電光石火に動けなかったヒロインたちは勝てなかった…
ただ、それだけなんですよね…

物語としても綺麗に纏まっていると思うし大満足の完結巻でした。
それにしても辞世の句には正直笑っちゃいましたね…ｗ
あそこで辞世の句を詠める西野はやっぱりスゲーよ…！

疑似家族長女のお隣さんJCのクラスメイト男子にチヤホヤされた機械生命体の十二式さんが、
更なる精神的な充足を得るために学校に転入したいという意向を汲んだ日本政府が、
戸籍とか教育委員会とかそういった諸々を即座に準備して始まる学園編！
当然、佐々木や二人静も巻き込まれるわけなんだけど…？

現在アニメ放映中の佐々木とピーちゃんですが、原作もノリノリです。
スーツを着た女教師、もといロリ教師となった二人静がかなりグッドですよ！
あれは性癖を破壊される男子中学生も続出する予感！
そんな二人静に押し倒される佐々木はよく我慢できましたね。
これでヤってたらキメセクになるのかしら？

今回は二人静が本当に大活躍でしたね。
マジカルピンクを厳しく叱るのは異世界植物でラリったせいでしたが、
そのマジカルピンクに何度殺されそうになったとしても、
打算有りとはいえ、コミュニケーションを諦めずに妥協点を見つけ出し、
協力を得られるのは進歩的な事柄だと思うのですよ。

そして佐々木も色々と活躍してますね。
乗馬を頑張っていた成果が発揮できる状況が有ったのは良かったですけど、
それが挿し絵無しだったのはやはりおっさんしか居ないからなのでしょうか。
貴重な主人公の活躍シーンですが、絵面が悪いからハブられるだけでなく、
フェアリードロップスというマジカルなモノで美人局が暴露されるとか、
佐々木へのラブコメ攻略難易度が更に上がった感がありますね…
これはお隣さんJCと星崎さんも大変だ。

十二式ちゃんも姫プレイを満喫して楽しそうだと思ったけど、
最後の最後で人類の醜さを知っちゃって可哀想だなぁ、とも思いました。
これから不登校児としてのんべんだらりと過ごすことによって、
佐々木とピーちゃんのスローライフ生活に前進が見られるかと思ってたけど、
悪魔の報酬で復活したルイス王子と一緒に何やらやらかすみたいで…
スローライフへの道のりはまだまだ遠そうですね…！

魔法中年の佐々木が異能力者と勘違いされ国家公務員へと華麗なる転職を決めたら、
早速鉄火場に投入され生命のピンチに陥ってしまう！
だが、佐々木はピーちゃんに鍛えられた魔法スキルを駆使して、
高ランク異能力者との能力バトルを生き残るために頑張るのだ…！

やはり窮地で身を助けるのは日々の地道な努力なのであるなぁ…
というのを感じる佐々木の生き残りテクニックなのですが、
まぁ、ピーちゃんというチートがいるからこそできる努力ではあるんですよね。
そもそもピーちゃんと出会わなければこんな修羅場に遭遇しなかったんですが、
そんな中でも能力の特別感に当てられずに、地道に積み重ねるのが佐々木の凄い所なんですけどね。

そんな修羅場で命を救われたお陰か星崎さんの態度も軟化したというか、
少しフラグが立っているんだけど、佐々木はそういうのがないというか…
わりと枯れてるんですよね…
まぁ、そもそも星崎さんの年齢を考えると色々とアウツなんですけどね。

そもそも佐々木はピーちゃんとのスローライフを求めているわけで。
今回の事件で昇進できたし、念願の神戸牛のシャトーブリアンも堪能していたけど…
あの描写はやけに力入ってましたね…ｗ
屈伸＆ステップして楽しみにしている星の賢者様もとい、ピーちゃんがやたら可愛かったです。

そしてお隣りさんが少しずつヤンデレっぽさを見せてくれますが…

まぁ、ネグレクトでヤバかった自分を、
赤の他人である佐々木ができる最善の方法で救ってくれた恩義があるから、
心が傾いてしまうのも仕方ないと思うのですよ。
実の親よりも、よほど親らしいことをしてくれたのが佐々木なんですよね。

佐々木も裕福な生活を送っていたわけではないのに、
それでも周囲の人間に思いやりを忘れない人柄である、というのは良いと思うのです。
だからこそ、ピーちゃんと信頼関係を築けているわけだし、
異世界でも人間関係が順調なんだと思います。

ただ、その順調さのせいでまた厄介なことに巻き込まれるわけなんだけど…
はたして佐々木とピーちゃんに平和なスローライフな日々が訪れることはあるのか…！？