本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2009/11/28 土曜日::

■[漫画]ジュラルミンといっしょ!「よつばと!」9巻

よつばと! 9 (電撃コミックス)
著者/訳者:あずま きよひこ
出版社:角川グループパブリッシング( 2009-11-27 )
定価:¥ 630
Amazon価格:¥ 630
コミック ( 224 ページ )
ISBN-10 : 4048682474
ISBN-13 : 9784048682473
作者サイト:あずまきよひこ.com

良いなぁ、本当に良い…
連載全部読んでたしバックナンバー残してるけど、
やっぱり何度読んでも面白い。
新装版「あずまんが大王」の関係で1年ぶり以上の新刊なので、
あまりの飢餓感に貪り尽くすように読み耽ってしまいましたよ。

しかし読者にとっては1年以上の断絶があるけど、よつばの日常は連続していて、
祭の余韻が残っているから威勢の良い返事は「よーいやさー」な訳です。
でも考えてる事は不連続なので、コーヒーを作ると言ってるのに、
いきなり「ラーメンができる?」と発想が飛躍しまくるのです。
だからバランスボールめがけてジャンプして吹っ飛んだりしちゃうのです。
その無秩序な思い付きと行動力が子供らしくて微笑ましく、可愛いんですよね。

9巻ではよつばといつも一緒に行動するテディーベアのジュラルミンをお出迎え!
寝るのも綾瀬さんちに行くのも焼肉に食べに行くのも気球観に行くのもいつも一緒!
元気いっぱいのよつばに振り回されて大変だろうけど頑張れジュラルミン!
ちなみに今回一番笑ったのは「立った!!」かな!
二番目は「やんだ あとで なかす」ですね!(笑

よつば以外もとーちゃんとジャンボとやんだの大の大人の馬鹿っぷりも楽しいし、
綾瀬さんちの美人姉妹はあさぎの面白さがじわじわと来るんですよねぇ。
恵那をからかって遊んだり、よつばと一緒にヘリポクターやろうとしたり、
子供っぽさをどこか残した大人って所がまた良いんだよなぁ。
こりゃモテるわ… ジャンボやっぱり無理目じゃないかな…?(笑

いやー、もうね、細かく解説するのが馬鹿らしくなるくらい全部が面白いんですよ。
表紙も写真との合成かと見紛うほどの描き込みっぷりで、どこまでも驚かせてくれます。
兎に角この面白さは読んだら判るとしか!
みんなも読もう! よつばと!

:: 2008/8/27 水曜日::

■[漫画]平日、休日、祭日、毎日。「よつばと!」8巻

よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)
著者/訳者:あずま きよひこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-08-27 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 4048671510
ISBN-13 : 9784048671514
作者サイト:あずまきよひこ.com
デザイン:よつばスタジオホームページ

「よつばと!」の面白さは電撃大王の作品の中でも群を抜いていて、
電撃大王を購読して保存しているのですが、単行本にはまた違った面白さがあるんです。
ほぼ全ページに渡って何かしらの修正が行われており、
それは背景の追加や修正だけでなく、人物のアングル修正にページの追加等、
中には連載分とは全く別物と言える箇所も散見されるのです。
だから単行本と電撃大王の連載分の読み比べしてても面白いんですよね。

今回のよつばは牧場から帰ってきても勢いは衰えるどころか増すばかりで、
ただの日常も猫を追いかけて塀の上を歩いたりと冒険に彩られ、
風香の高校の文化祭で一喜一憂し、台風の日を無邪気すぎる楽しみ方をしたり、
祭の日に天狗を怖がりおかし一つに心の底から喜んだりと体全体で盛り上がり、
帯のキャッチコピーの通り「平日、休日、祭日、毎日。」によつばが居て、
そしてそれだけで面白いのです。

また、気付かなくても充分面白いんだけどそれとなく配置した伏線も多かったりします。
第52話「たいふう」でよつばが着ている恵那の服は7巻第42話「でんわ」で恵那が着ている服だし、
風香が床にだらーっと寝そべるのは2巻第14話「おみやげ」の頃から変わってません。
第54話「おまつり」で交通整理している警察のお姉さんは3巻第18話「お盆」で出てきた、
よつばのはなキューピットに薔薇を貰った人なのが判ると思います。
よつばの日常は連続している事が細かい所で実感することが出来るんですよね。

「よつばと!」の面白さはページ毎どころかコマの1つ1つ、どれを取っても素晴らしく、
本の装丁に至るまで、隅から隅までその面白さを解説したいくらい凝縮されたものなんですよね。
実際それをやると時間が足りないので、8巻の個人的な見所を挙げると第52話「たいふう」。
とーちゃんの奇矯な行動、綾瀬家の面々の非日常の日常、よつばのとんでもない行動と最高に楽しいです。
また、第54話「おまつり」で数コマしか登場してないけどみうらも良いですね。
まつげが変わっただけなのに化粧をしているのが明らかに判るし、それでいてみうらだと認識できる。
こういった一見地味に見えるけど確かな仕事は本当に素晴らしいと思います。

ホント、いつまでも読み続けていたい作品です。

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