本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2023/2/10 金曜日::

■[漫画]祝! 正式採用!「ラーメン赤猫」3巻

ラーメン赤猫3巻ラーメン赤猫3巻
出版社:集英社
作者名:アンギャマン
作者twitter:アンギャマンさん(@ANGYAMAN) / Twitter
連載サイト:ラーメン赤猫 – アンギャマン | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:ラーメン赤猫 (3)
Kindle版まとめ買い:ラーメン赤猫
DMM電子書籍:ラーメン赤猫 (3)

この3巻に収録されている三十杯目から正式連載になっているんですが、
そこに至るまでのエピソードが実に良いんですよね。
正式連載に合わせて社さんが正社員登用が決定になる、
という話の構成と、そこまでの流れが実に良いのです…

社さんの前職がブラック企業でクズ上司に使い潰されかける、
というのは知っていましたが、そのクズ上司が偶然ラーメン赤猫に来たんですが…
これがもう、とてもリアリティのあるクズっぷりでしたね!

ヤクザのようなやばさではない、どこにでもいるイキったクズで、
器の小ささも含めてとてもリアリティがあるだけにムカついたんだけど、
それを感じさせながらも漫画として読後感を悪いモノにしていないのは、
とても上手いなぁ、と思いました。

また、ラーメン赤猫のスタッフ間のエピソードだけじゃなく、
お客さん同士のエピソードも中々に味わい深いですね…!

赤猫大好きな佐倉さんが太客になりそうだからと逆ナンした滝くん。
二人の出会いは赤猫があってこそだし、
滝くんの悩みの解決も赤猫があってこそですよね。
このまま二人が付き合うことになって、
もし結婚することになったら…
二次会が赤猫であったりしないかなぁ、とか妄想しちゃいます。

それと、社さんが拾ってきた子猫ちゃんですが、
子猫の目線で画面が動くのも躍動感があって良かったですね。
弁護士の御所川原さんも運命に出会えたみたいだし…
みんなハッピーになるのは、とても良いと思います…!

:: 2022/12/6 火曜日::

■[漫画]接客一番にゃん「ラーメン赤猫」2巻

ラーメン赤猫2巻ラーメン赤猫2巻
出版社:集英社
作者名:アンギャマン
作者twitter:アンギャマンさん(@ANGYAMAN) / Twitter
連載サイト:ラーメン赤猫 – アンギャマン | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:ラーメン赤猫 (2)
Kindle版まとめ買い:ラーメン赤猫
DMM電子書籍:ラーメン赤猫 (2)

接客一番 味二番

直立歩行する猫たちが経営する「ラーメン赤猫」を巡る、
ラーメン好きと猫好きたちの物語の第2巻です!
表紙のクリシュナちゃんも換毛期を乗り越えて頑張ってるよ!

ラーメン赤猫は猫好きに支えられているお店だなぁ…
そう、しみじみと思う2巻でした。
弁護士さんも大の猫好きで、本当は赤猫のスタッフとして働きたいとか、
難関の試験を突破したキャリアを無駄にすることに躊躇がなさすぎるというか…w

それに普通の女性客もラーメン赤猫を推してるのが良いですよね。

あと、常連さんが内心で共感してるのも面白いです。
この常連さんが通うようになった出会いも巻頭カラーで描かれてますが、
店内がよく見えるような店構えが、常連ホイホイの秘訣なんでしょうね…w

やり手実業家っぽい社長さんも有能な秘書さんが猫好きだったのですげなくされたり、
世間には猫好きが多いのだなぁ、と思いますね…
それに、赤猫スタッフの猫さんたちの接客が素晴らしいから、
猫好きがどんどん猫好き度を上げていくんでしょうね。

特に今回は子連れママさんを見かねた佐々木さんが、
店内で休憩させてあげた時のエピソードが実に良かったです。

動物と赤ちゃんという、二大癒しコンテンツが今ここに…!

そしてママさんも子育てが大変で疲れていたけれど、
赤猫の接客とラーメンでお陰でその疲れを癒して活力を得たのは、
とても良いと思うのです…!

もちろんこんな丁寧な接客はいつもできるわけじゃないから、
ハナちゃんの懸念もわかるんですけどね。
たまにはこんな例外も良いんじゃないかな、と思うんですよ。
あの親子にはあと2,3年後にもう一度来てくれたらな、と思います。

:: 2022/10/5 水曜日::

■[漫画]猫好きの聖地「ラーメン赤猫」1巻

ラーメン赤猫1巻ラーメン赤猫1巻
出版社:集英社
作者名:アンギャマン
作者twitter:アンギャマンさん(@ANGYAMAN) / Twitter
連載サイト:ラーメン赤猫 – アンギャマン | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:
DMM電子書籍:

猫がラーメンを作り、配膳し、会計するお店「ラーメン赤猫」

そこに叔母の紹介でやってきた社珠子ちゃんは、
ブラッシング、掃除、製麺助手といった裏方で働くことになったのだった…!

ジャンプ+のインディーズ連載で始まったこの作品は、
一部のコアな猫好きの方々から熱狂的な支持を得て人気が爆発し、
単行本化がされない契約だったはずが、契約を変更してまで単行本化され、
ついにはインディーズ連載から正式連載にまで至ったジャンプ+ドリームの体現者なのです…!

「一つの大きな嘘。他は徹底的なリアル」というのが漫画やアニメでの面白さの秘訣ですが、
この作品では猫が喋って働く、という大きな嘘以外はとても丁寧に作られているんですよね。
猫毛が入らないように丁寧にブラッシングをする必要があったり、
猫だからネギを使ったスープを作れなかったり…

なるほどなぁ、と思う所が多いんですよね。
それに優しい客だけでなく、クレーマーや突撃系動画配信者といったクソ客まで描いてて、
現実から逃げてない、本当によく出来ている漫画だと思います。

それでいて漫画らしくファンタジーな所もあるんですよね…

虎のクリシュナちゃんに包まれながら、
猫のハナちゃんの温かみまで感じながらの午睡とか、
多くの猫好きにとっては羨望の眼差しを受けること間違いなしなところとかね…!
不眠症の人も、これならぐっすりと寝られそうです。

元ブラック企業勤務だった社さんが、
ラーメン赤猫で働くことで心が癒されるだけでなく、
今まで発揮できなかった実力を活かしはじめる、というのも良いですね。
社さんみたいに真面目な子が生きやすい世の中になると良いなぁ。

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