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:: 2013/11/22 金曜日::

■[漫画]ノリくんはトラブルメーカー「のりりん」8巻

のりりん(8) (イブニングKC)
著者/訳者:鬼頭 莫宏
出版社:講談社( 2013-11-22 )
コミック ( 200 ページ )
作者サイト:パズルピースは紛失中

仲間内で自転車を楽しむという日常も定着してきたノリたちは、
多少の衝突はありながらも割りと順風満帆。
されど、我らがノリは相変わらずのトラブル体質で、
ひょんな事から轟の知り合いともめ事を起こしてしまい、
ドマチの脳天気さも手伝ってレースに出ることになるんだけど…

あー、どこの業界にもいますよね! 初心者に迷惑なセミプロ!
ちょっと上手いからって上級者ぶって上から目線な人!
ノーマナーなことをしても意にも介さず格下を見下すその態度!
初心者を追い出し、業界を狭くしてしまって困った人たちなんですよねー、ホント。
何かつい先日、某ゲームで似たような人を多数見掛けた気がします!
そんな人たちの挑発に乗ってトラブルを起こすノリにちょっと親近感湧きました。(笑

それはともかくレースですかー
私もアップダウンが激しい山道で2時間のエンデューロに出たことありますけど、
明らかに早いチームレーサーな人たちと、
私みたいなホビーレーサーが混在しながら走ることが出来て面白かったですよ。
まぁ、ノリみたいにトラブル起こすこともなかったってのが大きいですが。(笑

ちなみに今回ちょっと気になったのがリンちゃんのお母さんである陽子さんですが、
トレーニングについて語ってる時にちょっと影が入ってた様に見えるんですよね。
もしかして、トレーニングのミスで乗れなくなったとかだったりするのかなぁ。
陽子さんは割りと謎が多いですね。

そして割りと謎だった陽子さんのダンナさんこと、ラーメン屋の店主ですが、
まさか見た目通りプロレス関係者だったとは…
割りと誰得って感じの番外編ですけど、何か妙に味があって面白かったです。(笑

:: 2013/6/30 日曜日::

■[漫画]ロードの乗り方 登り方「のりりん」7巻

のりりん(7) (イブニングKC)
著者/訳者:鬼頭 莫宏
出版社:講談社( 2013-06-21 )
コミック ( 224 ページ )
作者サイト:パズルピースがこんなとこ

一度登りを経験し、自分の力不足を感じたノリが自分で考えて出した結論がビンディング。
そんな導入から始まる7巻ですが、またもや登りです!
今度は女子チームは女子チームで登りにチャレンジしており、
これでもかというほど登っております!

今回はロード乗りの多くが使っているビンディングという器具の蘊蓄があるんですが、
まぁ、初心者が陥りがちな危惧を的確に把握した上でしっかりと答えており、
ハウツー漫画としてノウハウが詰まっていて初心者には判りやすいと思います。
そしてビンディングで立ちゴケはあるよね! という経験者へのあるある共感ネタも!
私は車体は倒れたけど脚ついたから大丈夫だし…(震え声

それと今回は老松さんがプチ講師として道交法における自転車の正しい乗り方を、
判りやすく教えてるんですけど…
絵と具体例があるとはいえ、これを憶えるのはちょっと大変かもしれないなぁ。
路側帯はともかく、車道外側線って言葉そのものが面倒というか…
面倒だからぶっちゃけ老松さんの言うとおり、原付と同じと考えた方が楽だと思いますよ。
二段階右折も多少面倒だけど安全には変えられないし。

それにしても女子チーム(リンちゃん除く)の登りは華やかで良いですね。
意外とカラモモさんが体育会系なのにはビックリしましたが、
話してる内容が恋だったりする所は乙女らしくて良いと思いますよ!
正直、カラモモさんの恋が成就する未来が見えないけど、
今後とも恋に邁進して欲しいと思う次第であります。
ラブコメのオアシス的な意味で!

:: 2012/7/30 月曜日::

■[漫画]組み立てて、ツーリング「のりりん」5巻

のりりん(5) (イブニングKC)
著者/訳者:鬼頭 莫宏
出版社:講談社( 2012-07-23 )
コミック ( 200 ページ )
作者サイト:パズルピースがこんなとこ

大人のための自転車漫画とはよく言ったもので、
自分でロードを購入出来る程度の財力を持ち、
車を運転した時の自転車の邪魔さを体感したことがある人ほど、
この漫画の面白さがよく分かると思います。

前回、低身長の仲間の為に650Cのホイール対応という今では貴重なフレームを手に入れ、
結果として自分でパーツを購入して組み立てることになった丸子さんだけど、
部品決めの時点から経験者の等々力と意見がぶつかったり、
実際の組み立てにはそういった事に疎い輪と一緒にやることになるんだけど…

私もロードに乗って2年程あるのでチューブ交換やタイヤ交換、
チェーン&ギアの洗浄くらいなら自分でできますけど流石に自分で組み立てことはないだけに、
今回は色々と新鮮な所が多かったですね。
自動車とかと違って、ちょっと大きなプラモ感覚で組み立てられるのも、
ロードの魅力の一つなんでしょうね。

自分のロードを見てニヤける気持ちはよく分かりますが、
それが自分自身で組み立てたものなら更に感慨はひとしおでしょうね。
ロードに乗ることで見えてくるモノだとかよく伝わってきますし、
ロード初心者にとっては本当に良い漫画だと思います。

それにしてもツーリングいいなぁ…
気軽にツーリング出来る仲間が身近に居るだけでなく、
意見が食い違った相手とも仲良くできるコミュニケーション能力が丸子さんは半端ないと思いますよ。
そりゃー、モテるわ…

:: 2012/6/22 金曜日::

■[漫画]クロエがまだ二十歳だった頃「BLOOD ALONE」8巻

BLOOD ALONE(8) (イブニングKC)
著者/訳者:高野 真之
出版社:講談社( 2012-06-22 )
コミック ( 186 ページ )
作者サイト:高野真之のHP
作者twitter:高野真之 (masayuki_takano) on Twitter

今回はほぼ全編がクロエが20歳の時の過去編となっているので、
表紙を飾っているミサキは殆どといって良いほど出番がありません。
なのでロリ分は足りませんが、クロエが女性の尻に敷かれているのは相変わらずなので、
ある意味いつも通りの「BLOOD ALONE」と言えるのかも知れません。

吸血鬼を狩る狩猟者としてまだ駆け出しのクロエが若かりし頃、
霧けぶる冬のロンドンで起こった、ある事件の記憶。
今回はクロエはむしろ脇役で主役はクロエの恩人にして、
先輩狩猟者、そして何よりミサキの父親である湊レイジ。

亡き妻の仇を討つために狩猟者として暮らし、
クロエとノエルの師として吸血鬼を狩る一本芯の通った男。
その圧倒的な力もさることながらブレない姿は格好いいですよね。
まだこの頃のクロエが色々と初心な所を見せるギャップも相まって、
大人の男を見せられる感じがします。

復讐の螺旋の中、自分はどう在るのかという命題を突きつけられるような過去編でしたね。
何故ミサキが吸血鬼となっているのか、クロエの立場はどのようなものなのか、
そういった物語の核心へと少しずつ迫っているようにも見えます。
まぁ、それはそれとして次の9巻ではもう少しミサキの出番が増えたら良いですね。
やはりミサキがいてこその「BLOOD ALONE」だと思いますので。

:: 2012/2/6 月曜日::

■[漫画]ロードバイクの選び方「のりりん」4巻

のりりん(4) (イブニングKC)
著者/訳者:鬼頭 莫宏
出版社:講談社( 2012-01-06 )
コミック ( 200 ページ )
作者サイト:パズルピースがこんなとこ

コミティア99で盛り上がった自転車の熱があるうちに「のりりん」の話を。
「のりりん」はロードを扱っていますが他の自転車漫画とは違い、
ロードレースのスポーツ漫画の面白さよりも、
ロードバイクをメインとした自転車という乗り物そのものの面白さを伝えようとしています。

そしてこの4巻ではその色合いが強くなっていて、一冊殆どが「初めてのロードバイク」的な内容です。
3巻では現行ロードが呪縛されている形状の問題が語られていましたが、
今回はニッチな業界だから普及していない低身長に合ったホイール650cに合わせたフレーム問題。
私自身は700cで問題ないので気にならなかったんですが、
650c関連ってのは色々大変なんですなぁ。

相変わらず丸子は自分が正しいと思ったことを容赦無く相手にぶつけて揉め事起こしてますが、
こうやって意見を交換するコミュニケーションは間違ってはないと思うんですが…
しかしまぁ、もう少し何とか穏便にしろよと思わなくもないですね。
でもそこが丸子らしいと言えばらしいのですが。

ロードレースのスポーツ漫画としての面白さはそれほど(殆ど?)ないです。
実際今回も勝負してますがスタンディング勝負でしたしね。
でもロードバイクという乗り物の面白さは十二分に伝わってくる作品なので、
「弱虫ペダル」に影響されてロード始めた人(私とか)の入門としては丁度いい作品だと思います。

まぁ、鬼頭莫宏作品なのでいつ誰が凄惨な死に様を見せるか…、という恐怖はありますが。(笑

:: 2011/2/24 木曜日::

■[漫画]新天地で始まる夜の物語「BLOOD ALONE」7巻

BLOOD ALONE(7) (イブニングKC)
著者/訳者:高野 真之
出版社:講談社( 2011-02-23 )
コミック ( 186 ページ )
作者サイト:高野真之のHP
作者twitter:高野真之 (masayuki_takano) on Twitter

長期間の休載から復帰したと思ったら、突然「電撃大王」からの移籍が決まり、
しかも移籍先がどちらかというと硬派寄りな雑誌「イブニング」だから驚きです。
イブニングKCとして再刊行されてましたが、この7巻からが未収録となるので、
「電撃大王」版で追いかけていた人たちはこの7巻から買うと良いかと。

掲載誌が変わったことで内容に若干硬派なものが混じってますが、
基本的にはクロエとミサキの、親子のような恋人のような二人が描かれています。
旧知の友人が吸血鬼の少女と恋をして、添い遂げようとするのを目の前にして、
自分たちと重ね合わさざるを得なく、ちょっと焦るクロエというのは新鮮ですね。

そのクロエもサイノメ関連の超常事件では硬派に決めてるのは、
イブニングっぽくはあるんだけど、ミサキの前でのアレコレを知っていると、
ちょっとほくそ笑んでしまったりも。(笑
ミサキの出番が少ないのは残念だけど、たまにはこういった展開も良いのかも。

まぁ、硬派になったとしてもスーツ姿のミサキとか、
そういったのが見られるのならそれはそれで有りかなー
とか考えている私が居ます。(笑
頑張る女の子ってのも可愛いもんです。(しみじみ

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