フラン☆Skin

八重と善の二人が一緒に京都に行く展開が来るかと思いきや、
クラスメイトのみんなと海に行く展開になっている11巻です。
それぞれが進路や好きな人にについて考えてたりと、
中々に恋に友情に青春してて微笑ましかったです。

海に行く前に完成した手作り味噌の試食会があるんですが、
そこでのやり取りもとても甘酸っぱかったですね！
いえ、正確に言うと酸っぱいのは全然なくて、甘々でした！

二見先生が身悶えるくらいのピュアさが眩しいんですよ…
八重と善の二人が手作り味噌を合わせ味噌にしてるだけじゃなく、
七夕をモチーフにしているとか最高じゃないですか…！
彦星と織姫のように離れ離れにならずに、
いつまでも一緒に居てほしいものです。
二人が高校も一緒になりますように…！

そして後半の海回ですが、これはこれで良いですね。
中学校のクラスメイトと一緒に海に行くとか、実に良い。
そしてスク水ではない水着姿を見るとか、羨ましいくらいに良い。
意外とモテてる善を見てモヤった八重が、
取られないように隣をキープする姿が眩しいくらいに良い…！

良いなぁ…
実に良い…

ラストでは一之瀬さんと十部くんと一緒に料理したり、
一之瀬さんには八重と善の関係がバレたりとしてましたが、
それらもまた微笑ましかったですね。
味噌汁のように温かく、優しい味わいの11巻でした。
12巻も楽しみです。

堅物女教師の吉高凛子と生徒の荒瀬くんとの秘密の恋路はとってもスローペース。
恋に恋してるんだけど倫理観はしっかりしている吉高先生は、
怒りっぽくて面倒くさくてキスもしてくれないんだけれど、
嫉妬する姿がとても可愛いから反則なのだ…！

今回は荒瀬くんの悪友の佐古田くんが恋人の西野さんとケンカしたため、
西野さんにその当てつけという当て馬として荒瀬くんが選ばれたため、
吉高先生が見事なまでに嫉妬してくれて大変美味しゅうございました。
西野さん…　君はとても良い仕事をしてくれたよ…！

そしてイベントとして見逃せないのはやはりバレンタインですね。
荒瀬くんは貧乏だけどわりとイケメンだからモテるんだけど、
それでも吉高先生へのチョコに操を立てているところは好感度高いですね。
そして吉高先生も吉高先生らしいチョコの渡し方をしていてニヤニヤしちゃいましたよ…

それにしてもそのチョコの受け取り方が何ともイケメンムーブで、
やはり荒瀬くんはモテイケメンなぁ、と思った次第です。
まぁ、本人は吉高先生にだけモテれば満足っぽいんですけどね！

イベントとしてはホワイトデーも見逃せないですが、
吉高先生としては荒瀬くんの進級イベントは心配だったでしょうね…
自分の恋路を賭けてでも一生懸命に向かい合ってくれる吉高先生は良い教師だと思いますよ…
まぁ、それ以前に良い恋人だと思いますけどね！

さて、次巻からは新学年に入るんですけど…
魔王編でもあるので覚悟をしておいてくださいね。
連載を追っていた私は一時期とても心が荒んでいたので…
途中で投げ出さず、最後までちゃんと読んで欲しい次第であります…！

八重の姉の七緒が滞在している北海道への家族旅行に善もついてきたんだけど、
そこで知らされたのは七緒が結婚するという衝撃の報告！？
驚いた八重と善だけど…

八重とお姉ちゃんの露天風呂での裸の付き合いは良いですね。
サービスシーン的な意味というよりも姉妹の交流としての微笑ましさが良い…

姉も知らなかった八重の恋愛話の苦手な理由とか、
姉と旦那さんの馴れ初め話とか、そういったのが微笑ましくて尊いのです…
北海道と関東では頻繁に行き来することはないでしょうし、
これから二人で裸の付き合いが出来る回数も必然的に減るでしょうから、
そういった意味でも尊く感じちゃうんだろうなぁ…

そして北海道と言えば料理の素材の宝庫ですからね。
昆布の話はこの10巻で絶対出ると思ってましたよ！

昆布出汁は私も好きでよく使うんですが、
種類にはあまりこだわってなかったので興味深かったです。
あと、北海道で味噌ラーメンは味噌汁なのか問題も興味深かったですｗ

後半では善の母親のエピソードが描かれてましたが、
良いお母さんなのが伝わってくるだけに悲しいですね…
あと、この頃の八重はお姉さんぶってて可愛かったです。
もっとも今のお母さんぶる八重も可愛いんですけどねｗ

それにしても雨に降られて濡れてるだけでなく、
善の服をナチュラルに着ている八重が可愛かったですね…

それと停電で不安な時に見知らぬ物音を前に八重を守ろうとした善…
カッコよかったよ…！

そして北海道で一緒に母の郷里である京都に、
八重ちゃんは一緒に付いてくる約束をしてくれたけど…
これは、次巻あたりにその展開が来るかな…？

堅い殻に覆われた中はトロトロの優しさがある吉高先生ですが、
この殻を破るのは容易ではない上に、
そもそも中身の可愛さを知らないと殻を破るモチベーションが沸かないわけで。
そんな吉高先生を荒瀬くんは何故攻略しようとしたのか。
その理由がちょっとわかる、二人の出会いが描かれた過去編も収録されています。

公私をキッチリ分けている吉高先生だけど、
プライベートではわりとポンコツなところがあるんですよね。

延滞料金やDVDの中身よりも、
ダサい部屋着なところが一番可愛いと思うんだ。
荒瀬くんもそこに惹かれた可能性もある…！

しかし、出会いはわりと最悪だったのに、
今では誰も居ない状況とはいえ校内で恋人ごっこをするとか、
吉高先生も変われば変わるもんですね…
これが…　恋…！

吉高先生の家系は恋したら変わってしまうのか、
妹の杏ちゃんも子持ちの彼氏を前にしたらメロメロでしたね…

うーん、この顔…
荒瀬くんを見つめる吉高先生にソックリですね！
流石は姉妹、よく似ていらっしゃる。
恋する相手がちょっと難儀なあたりもよく似ていらっしゃる！
お父さんが荒瀬くんの存在を知ったら大変なことになりそうですね。
うーん、いつバレるのかなぁ…！（ワクワク

それはそうと風邪で倒れた荒瀬くんを看病する吉高先生は良かったですね。
保護者的な活躍でしたけど、
夫婦…　は言い過ぎにしても恋人的なやり取りもあって、
とても微笑ましかったです。

今後とも中身がトロトロの吉高先生のデレっぷりを堪能したいです。

中学3年生になった八重と善一郎。
クラス替えもないので代わり映えがしないかと思いきや、
彼氏持ちだったクラスメイトが別れてたり、
進学先について考えたりすることもある中、
八重への想いを抱える善一郎は悶々としていて…

いやー、相変わらず良いですよね…
ピュアすぎる二人を見ているとニヤニヤしながら浄化してしまいますよ。
ですので二人を傍で見守る二見先生の気持ちがとてもよく分かります。

こんな萌えでピュアな場面を見せられたら、
そりゃ二人を刺激しないように電柱になろうとしますわ。
傍観者に徹して、登場人物になろうとしませんわ…
この二人の空間が尊いので、そこに自分という不純物を混ぜたくないんですよね、分かります。

それにしても二人の夫婦度はどんどん上がりますよね…
一緒に手作り味噌汁を毎日飲んでるだけでも凄いのに、
今回は葵くんの運動会に夫婦役で参加したり、
風邪を引いた八重の看病をしたりと、イベント盛りだくさんでしたね。

特にラストの、善一郎が八重の家族と北海道旅行に同行したのが凄いですよ。

お隣さんの幼馴染みとはいえ、家族旅行に付いていくって！
これが善一郎のお父さんも同行してたらわからないでもないけれど…
しかも北海道で八重のお姉さんと合うだけでなく、
例のご挨拶も一緒にとか、もうね！
八重のご両親公認ですよね、これは。

善一郎も気付いてないと思うけれど、
外堀はしっかり埋まっていると思いますので、
八重のラブコメ耐性が整うまで辛抱強く頑張ってくれ…！

貧乏苦学生の荒瀬涼くんと堅物教師の吉高凛子先生。
8歳差の二人は好き合っているんだけど、
教師と生徒という立場から彼氏彼女ではなく、
それでいて凛子先生はとても嫉妬深くて可愛いのだ。

2巻でも吉高先生がとても可愛かったです。
まず、同僚のヒフミ先生の一言で一念発起する吉高先生。

オークに拷問される前の女騎士っぽいセリフかな？
と思わざるを得ないテンプレですが、
見事に予想通りになってくれて最高でしたね！
お腹を空かせた荒瀬くんのためにウキウキと料理を作り、
抱きしめられて大好きと言われたらコレですよ…

やはり吉高先生はチョロ可愛いと思うの。

それとクリスマス回も良かったですね！
流石にクリスマスということでちょっとお洒落してる吉高先生が可愛かったですが、
それ以上にちゃんと念の為の用意をしているところが可愛すぎました。

やはりゲッサン的にはサガミだったりするのかな…

そして荒瀬くんの部屋で半裸の女性とバッタリで、
嫉妬全開なのも可愛かったなぁ。
そこでショックを受けて逃げるわけではなく、
嫉妬で攻撃的になるところが良いよね。
意地でも荒瀬くんを渡したくないって感じがして。

まぁ、大方の予想通り親族、というか姉でしたが、
わりとチャランポランなお姉さんで荒瀬くんも大変そうですが、
このまま順調にいったら吉高先生の義姉になるわけで…
年下の義姉に翻弄される吉高先生か…
うーむ、有りかもしれない…

年下の男の子に恋する吉高先生がとても可愛いラブコメなので、
年の差ラブコメ好きな人にもオススメですね！
面白いよ！

余談だけど吉高先生、4月1日生まれということは早生まれか…
ヒフミ先生とは一つ学年が違うんですね。
意外。