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:: 2015/8/23 日曜日::

■[漫画]好き、に素直に「Wizard’s Soul ~恋の聖戦~」4巻

恋するTCG漫画はこの4巻で完結!
父親が作った借金を返済するためにTCGの大会の優勝を狙うJCのまなかちゃんが、
ついに決勝戦に進出して諸々の決着をつける最終巻です。
1巻の時と同じく表紙が白背景&まなかちゃんの笑顔で救われますね。

決勝戦の前の対戦相手である森ガールちゃんですが、
アイドルプレイヤーあおいちゃんの崇拝っぷりとか可愛かったっですねー
「可愛い」デッキを組むところはロマンさんに似ているかな?
しかしそんな森ガールちゃんも容赦なくエグく粉砕するまなかちゃんは流石なのであった。

決勝戦とあおいちゃんとのエキシビションマッチに関しては、
TCGモノの面白さを詰め込んできていたように思えます。
相手の思考を誘導した上での勝利もそうだけど、
あおいちゃんのアイドルとして魅せて勝つところは格好良かったっですね。
プロって凄いわー

まなかちゃんの恋の方ですが、こちらはカバー下の漫画まで読んで欲しいです。
本編の方だけでもちゃんと綺麗に完結していますが、
カバー下のエピローグまで含めてこそ、まなかちゃんの恋物語だという気がします。
瑛太くんには今後も根気よくまなかちゃんにボコられて欲しいですね。(笑

:: 2014/8/24 日曜日::

■[漫画]ロマンさんが×××を期待していて正直困る「Wizard’s Soul ~恋の聖戦~」2巻

MtGのプロプレイヤーも読んでいる、TCGでの恋の戦い!

MtGは世界的なゲームでプロプレイヤーが居るのも知ってましたが、
そのプロがこの漫画を読んでるというのにはちょっと驚きました。
確かにこの漫画のメインはラブコメですが、
TCGの内容自体もよく出来てる(らしい)ので、
あるある的な共感型面白さを感じているんでしょうね。
しかし、プロが読んでも面白いのなら、
MtGが世界的なゲームこともあるし、英語版Kindleを発売したら世界中で売れたりは…
やっぱり無理かしら?

さて、そのくらいTCGも本格的な本作ですので、
GP四国でのまなかの対戦相手は現実さながらにクセが強い人が結構出てきます。
まずは割りと万能型の王子ですが…
彼に関してはそのゲームの進行とか心理戦よりも、
試合後の女の子たちへのフォローの方が印象深かったかな…(笑
なるほど、ああいった気遣いがモテる秘訣なのか…(真剣

そしてもう一人の特徴的なキャラはロマンさんですね!
いやー、良いですよね!
MtGのことはよく分かんないけど、ロマン勝ちというのは何となく判ります。
そしてそこに情熱を掛けるというのもよく判ります。
QOH99で由綺を使ってリナ・クラッシュを発動させたら対戦相手の理奈からリナクラ返しされるも、
そこからリナクラ返し返しで勝った時の快感みたいなやつですよね!(マニアックすぎる例え

というかロマンさんのプレイスタイルも魅力的だけど、
太眉でメガネキャラというビジュアルも中々良かったですね!
プレイ中の笑顔も可愛いし、これは確かに老若男女に愛されるのも納得ですよ。
だからこそ、そんなロマンさんの笑顔を消さざるを得ないまなかが切なかったなぁ…

それにしてもまなかは本当強いんだなぁ…
王子相手に「霧中の戦い」を発動した時の迫力とか凄かったですよ!
それもこれも、母との戦いを全て記憶し、糧にしているからってのは物悲しいですが…
一つ一つの戦いを無駄にせず糧にしているって意味では「ベイビーステップ」と似てるけど、
ここまでプレイスタイルが正反対なのも凄いと思います。

そんなまなかも恋愛方面に関してはチョロいのはギャップ萌えだなぁ。
瑛太はまだまだチャンスがありますよ!
ただ、瑛太に片想い&横恋慕していた小林さんの執拗な嫌がらせが、
今後どういったベクトルになるのが予想出来ないのが不安ではあるのですが。
それにしても小林さんみたいな女の子って、
瑛太みたいな男の子にとって一番苦手なタイプだと思うんだよね。
まぁ、小林さん本人は気付いてないだろうし、
何より本人は自分が正義だと思い込んでるだろうからなぁ…
ここなちゃんの微百合的なアレで雪乃が言ってた通りいじめっ子なんだよね。
そしていじめっ子は自分がいじめている自覚は薄いんだよなぁ…

はてさて、次は美魔女との対戦になるみたいだけど、
彼女も中々に強敵っぽいですね。
ラブコメ的には脅威では無さそうですが。
というか、まなかのラブコメ展開の一番の強敵は、
瑛太の思春期男子っぽいプライドだと思いますが。
瑛太…、王子を見習って大人になろうぜ…?(笑

:: 2014/5/4 日曜日::

■[漫画]久しく里に留まる「高杉さん家のおべんとう」8巻

7巻発売から一年近く経ったので流石に心の傷は塞がったかと思いきや、
小坂さんが不意に見せる恋する乙女の表情にかさぶたが剥がされて血を流しております。
この圧倒的なまでの女々しさに自分のことがキモいです。
でもそれが正直な気持ちなのが困る。

恋する乙女と言えば今回意外にも香山さんが良い乙女っぷりを見せてくれましたね!
まさか旦那さんが出てくるとは思いもよりませんでしたが、
あのお年で、あの性格であんな可愛い表情を見せてくれるとは…
不覚にもちょっとキュンって感じてしまいました。(笑

今回は香山さん一家もそうですけど、家族という絆と在り方をいつも以上に感じました。
白瀬くんの散らかしてばっかりの男所帯に、
山田さんの父子家庭、御手洗先生の高齢のご両親と、
形はそれぞれ全然違うけど、どれもが間違いなく家族だと感じられる、
そんな様子が描かれてましたね。

そうした流れで、久留里の父親がついに判りそうになるんだけど…
久留里とハルの二人の絆がどうなるのか。
ハルがどのような選択をするのかが次回の見所ですね!

ちなみにこの続きは現在だとCOMIC WALKERで読めます。
早速ハルのストレスがマッハなので要チェックですよ!

:: 2014/2/26 水曜日::

■[漫画]トレードできない恋心「Wizard’s Soul ~恋の聖戦(ジハード)~」1巻

Wizard’s Soul 1 ~恋の聖戦(ジハード)~ (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:秋★枝
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2014-02-22 )
コミック ( 157 ページ )
作者サイト:ロケット燃料★21
作者twitter:秋★枝 (akieda_inuilove)さんはTwitterを使っています

秋★枝さんのフラッパーでの新作はTCGバトルでラブコメという、
割りと異色な組み合わせです!
TCG(トレーディングカードゲーム)とか私はそれほど馴染みはないんですが、
遊戯王で遊んでいた今の二十代後半くらいの世代だと馴染みがありそうですね。
今でもヴァンガードとかあるし。
とはいえ、それでラブコメってのもまたチャレンジャーだと思いますが…(笑

TCGが強ければ進学も有利で異性にもモテてお金も稼げるという、
「咲 -Saki-」の麻雀がTCGに代わったような世界で、
平凡な女子中学生だった一ノ瀬まなかが馬鹿な父親がカード詐欺で背負った借金を返すために、
母から受け継いだエゲつない戦法でTCGの大会の優勝賞金を狙っていくというストーリーです。
身内の馬鹿でヒールプレイヤーとなって勝ち上がるのは「Happy!」に近いかも。

しかし、借金を返すためとはいえ淡い恋心を抱いていた瑛太を騙し討ちみたいなやり方で倒し、
ポイントを奪ってでも大会に出場しようとするのは可哀想だなぁ、お互い。
TCGの戦法も相手が嫌がるパーミッションとコントロールを駆使するし、
どうしてもイメージが悪くなりがちになるんだけど、
それをもう割り切っちゃおうとしているまなかが健気で…(つД`)

まぁ、瑛太自身はまなかの事情を知ることで、
純粋にまなかの強さに惹かれていっているのが救いと言えば救いかな。
ダメ親父の借金のせいでボタンを掛け違った恋心だけど、
お見舞いの品の件から考えてまだまだやり直せますよ!

ちなみに私はTCGはリーフファイトですら殆どやったことがないんですが、
割りと何となく雰囲気で判るのでTCGをプレイしない人でも充分楽しめるかと思います。
アレですね、囲碁を知らなくても「ヒカルの碁」を楽しんでたみたいな感じで、
楽しめれば良いんじゃないでしょうか。
それに基本はやっぱりラブコメですしね!
中学生の初々しいラブコメ展開を待ってます!

:: 2013/7/7 日曜日::

■[漫画]小坂さん…「高杉さん家のおべんとう」7巻

高杉さん家のおべんとう 7 (フラッパーコミックス)
著者/訳者:柳原 望
出版社:メディアファクトリー( 2013-06-22 )
コミック ( 182 ページ )
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」/home

うん、判っては居たんですよ。
フラグはビンビンに立っていたし、小坂さんのことを考えるとそれが良いとは判ってはいるんですよ。
年齢的に小坂さんが割りと厳しいのは判ってはいるんだけども!
でもねー…、丸宮兄と付き合うにしてももうちょっと待って欲しかったというか…
読んだ後の、この虚脱感というか寝取られ感というか、
そういうのを感じるのはオタク特有のモノなのでしょうか…

描き下ろしエピソードで、如何にして小坂さんが落ちたのかというのを描いてるのもまたね…!
キャラクターを掘り下げる意味でも重要なのは判りますし、
これはこれで必要だということも重々承知しております!
でもね、これは中々にキツイものがある訳ですよ!
丸宮兄と高杉さんを比べると圧倒的に高杉さんに共感してしまう私としては!

後書きで書かれているとおり高杉さんは「空気を読むが機を逃しまくる男」なんですよね。
それに比べて丸宮兄は「空気は読まないが機を逃さない男」な訳で、
そういった意味でも高杉さんは草食系であり、丸宮兄は肉食系だと思うんですよ。
これはもう本当にそういった性格というか個性なんでしょうね。

高杉さんは失敗は多いけれど性格が悪いわけではないだけに、
何というか応援してあげたくなるだけにもどかしいと言いましょうか。
今回も長年の地道な努力が報われたと思った途端にハシゴを外される展開で、
読んでて悲しくなりましたよ…!
それでも今までの経験から耐性が出来ているお陰でへこたれず、
少しずつ成長を見せてくれる高杉さんを見てると更に応援したくなりますね…!

小坂さんとは本当に”縁”がなかったんだなぁ、とは思うんですよ。
久留里が来なかったら高杉さんは成長せず、小坂さんのハートを掴めなかった訳で…
でも久留里が居るからこそ高杉さんは久留里中心になって物事を考えてしまい、
結果として小坂さんが身を引く事態になってしまった訳で…
何だろうなぁ、「うさぎドロップ」でダイキチとコウキママが結ばれなかった時も思ったけど、
本当に歯痒くてもどかしいものがありました。

そしてそんな風に読後に色々と考えさせられるのも、
ある意味漫画の面白さなのかな、とも思います。

久留里は将来像が徐々に明確になってきた感じはするけど、
高杉さんはまだまだ(過保護気味の)保護者気分から脱してないので、
久留里は苦労することが多いとは思います。
ですが、草食系な高杉さんをスーパーの特売の時に見せる肉食系な勢いで、
是非ともゲットしていただきたい所存であります。

:: 2013/4/15 月曜日::

■[漫画]最高にムダな時間の使い方「となりの関くん」4巻

となりの関くん 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:森繁 拓真
出版社:メディアファクトリー( 2013-04-05 )
コミック ( 166 ページ )

まさかのアニメ化決定の「となりの関くん」の4冊目!
フラッパーというマイナー雑誌の連載なのにまさかのアニメ化ですよ!
授業中に内職しているだけの漫画なのにアニメ化ですよ!
しかしよくよく考えてみると5分アニメじゃないと無理なんじゃないでしょうか。

アニメ化してもやってることは全く変わらず、
授業中は「Sekiブランド」を作って自分の持ち物にサインを入れたり、
捕まえてきたカブトムシを戦わせたり、自作UFOキャッチャーをしたりと、
相変わらず内職ばかりで、隣で見ている横井さんも呆れるのも当然です。

くだらな~い

恐らく読者の多くが横井さんと同じ想いをしており、
だからこそ面白いと感じているのではないでしょうか。

また、授業中以外でも運動会でも小テストでも美術の肖像画の時間でも、
脇芽もふらず内職に勤しむ関くんは全くブレませんね!
時に、数ある内職の中でも百人一首を用いた異種格闘TCGはかなり斬新ながら、
興味深いものだと個人的には思います。

横井さんも関くんの妹の純ちゃんと仲良くなって、
シチュエーションだけ見ると関くんのストーカーみたいになってますが、
恋愛フラグは間違いなく立ってないので、今後どうなるのか意味不明ですね!
アニメ化してもラブコメ要素はかなり薄いままじゃないかと思われます。

ちなみに作者の森繁拓真さんの新作はこの「となりの関くん」だけではなく、
「あねぐるみ」1巻も出てます。
あねぐるみ (1) (まんがタイムコミックス)

内容は姉に虐げられる漫画です。(ぉ
東村アキコという偉大すぎる漫画家の姉に対する作者のコンプレックスが伺えますね!
ちなみにどんな風に虐げられているかは昨年出た、「いいなりごはん」1巻が詳しいです。
いいなりゴハン 1 (ヤングジャンプコミックス)

エッセー漫画だからたぶん事実そのままなんだろうなぁ…(笑
頑張れ、森繁拓真先生…!

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