本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2019/4/30 火曜日::

■[ラノベ]北大陸の港で「理想のヒモ生活」12巻

理想のヒモ生活12巻理想のヒモ生活12巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 12
Kindle版まとめ買い:理想のヒモ生活

帆船での大陸間航行を無事終えて北大陸の国際港ポモージエに停泊することになった善治郎一行。
久しぶりの陸地での休暇ということで船員たちも羽を伸ばす中、
貴人である善治郎はフレア姫とともにポモージエを治めるポモージエ侯の歓待を受けることに。
王族としての仕事だけで終わるかと思いきや、
ポモージエを探索していたマルグレーテが同じ宿を利用するヤン司祭宛の伝言を預かってきて…

相変わらず面白かったです。
作品の特性上、のっぴきならない状況になる前にトラブルの芽を早めに摘み取る形なんですが、
それでも充分に面白いと思わせてくれます。
ぶっちゃけ対処療法の方が盛り上がるしエンタメとしては良いのかもしれませんが、
実生活においては予防が最も優れていますからね。
そう考えるとやはり善治郎は優秀ですよ。

やはり長い航海期間を一緒に過ごすと仲がよくなるみたいで、
ルクレツィアが善治郎との距離を縮めていたのにはちょっと驚きましたね。
アウラの助言も役に立っているんでしょうけど、
良い距離の詰め方だと思いますよ。
これはルクレツィアの側室入りが現実味を帯びてきたかなぁ…

今回、北大陸でも最新鋭の港であるポモージエを訪れることで、
南大陸との技術格差が浮き彫りになっていましたが、
魔法に関してはやはり善治郎たちの時空魔法は反則だなぁ、と思いますね。
また、善治郎の異世界知識のお陰でやり手のアンナ王女も良い感じに勘違いしてくれたのは、
カープァ王国としては時間的な猶予を勝ち取れたのかもしれませんね。

北大陸の教会の爪派と牙派といった新しい知識だけでなく、
白の帝国のことも少しわかったりと世界観設定も練り込まれているので、
とても興味深く続きが楽しみでなりませんね。
まぁ、次の13巻はまた一年後になるんでしょうけど…
安西先生… 早く… 読みたいです…!

:: 2019/4/7 日曜日::

■[ラノベ]少しずつの変化「異世界食堂」5巻

異世界食堂5巻異世界食堂5巻
出版社:主婦の友社
作者名:犬塚惇平
作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師名:エナミカツミ
絵師twitter:エナミカツミ (@enonami) | Twitter
Web版:異世界食堂
Kindle版:異世界食堂 5
Kindle版まとめ買い:異世界食堂

とても久しぶりの「異世界食堂」新刊ですね。
巻末にはTVアニメのBD/DVD特典も収録されているお徳な内容になってまして、
Web版とも色々と差異があるのでWeb版読者としても新鮮味があります。

この物語も5冊目ということでそこそこ長くなってきたので、
登場人物も増えるだけでなく、同じ人が出てくるんですけど、
異世界食堂の縁で仲良くなったりする人も出てきてて、
そういうのはとても微笑ましく思えるんですよね。

店主さんも祖母からマスターキーをを貰ったことで、
ドヨウの日には異世界語で扉に看板を出すことで新しいお客さんが来たり、
異世界に歩み寄ろうとしているんですよね。
少しずつ変化しているのも面白さの一つだと思います。

それにしても読んでると本当にお腹が減ってきますね。
私は最近ダイエットをしているんですけど、
無性にチョコパフェを食べたくなって困りましたね…!
アーデルハイドさん、とても美味しそうに食べるんだもの…!

他にもテリヤキバーガーとか揚げ出し豆腐とか、
オイルサーディンとかも想像しただけで口の中に涎が溢れてきて、
本当に胃袋を刺激しまくりですよ。
この作品はダイエット中に読むもんではないな、と改めて思った次第であります。

:: 2018/11/9 金曜日::

■[ラノベ]人生と人類史の転換点。なれど止まらず。「ナイツ&マジック」9巻

ナイツ&マジック9巻ナイツ&マジック9巻
出版社:主婦の友社
作者名:天酒之瓢
作者サイト:絵師空域 — Index
作者twitter:天酒之瓢 (@Amazake_Write) | Twitter
絵師名:黒銀
絵師サイト:D.S.B.
絵師twitter:黒銀 (@kkkkurogin) | Twitter
Web版:Knight’s & Magic
Kindle版:ナイツ&マジック 9
DMM電子書籍:ナイツ&マジック 9

ボキューズ大森海での巨人族や魔王との戦いを終え、
フレメヴィーラに戻ってきたエル率いる銀鳳騎士団。
そこには小魔導師たち巨人族もいて、国王や貴族たちは度肝を抜かれることに。
更にクシェペルカに赴任中のキッドや若旦那たちは浮遊大陸へ冒険に行っていて…

今回は間章であり、次の動乱への序章でもありますね。
エルが連れ帰ってきた巨人族たちに驚かされる国王たちを見ていると、
エルに振り回されて不憫でもあるのですが、
人類史の大きな転換点に立ち会えるのは栄誉でもあると思うので、
精神的な意味で頑張ってほしいものです。

そして表紙にもあるように、今回はエルの人生にも転換点というか。
そう、ずっと昔からアプローチされていたアディとの結婚です。
ロボット馬鹿のエルに結婚なんて普通なことができるのにも驚きましたけど、
子作りできるのかは未知数なので心配ではあります。
いや… 流石にできると思いたい…

それにしても指輪代わりに幻晶騎士を送るとか流石はエルくんやでぇ…
そんなエルくんに振り回される国機研からの出向組は可哀想だけど、
まぁ、それも含めての銀鳳騎士団ですからね!
国王たちともども、精神的な意味で頑張ってほしいものです。

で、キッドたちの浮遊大陸への冒険ですが、
大きなお宝が存在することがわかったことで、
国同士の大きな動乱になりそうな上に、例のヤツが出てきたお蔭で、
これまた大戦争になりそうですよ。
当然そんなイベントにエルくんが参加しないはずがないわけで…
はてさて、今度はどんなブンドドが始まるのか…
楽しみですね!

:: 2018/8/4 土曜日::

■[ラノベ]天気晴朗なれど波高し「理想のヒモ生活」11巻

理想のヒモ生活11巻理想のヒモ生活11巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 11
Kindle版まとめ買い:理想のヒモ生活
DMM電子書籍:理想のヒモ生活 11

女王アウラは第二子懐妊を機に「宰相」と「元帥」の役職を置き、
同時に権力弱体化を防止するために善治郎を公爵に任命した。
それと同時に国益を得るために双王国から帰ったばかりの善治郎に、
フレア姫の帰国に伴い100日間も掛かる大陸間航行に同行することを命じて…

善治郎、もはやヒモでもなんでもないですね。
愛する奥さんのためにこれだけ頑張るのを見てると不憫というか…
愛する我が子とのんびり後宮で過ごすことが最善だろうに、
子供の成長を見守れない長期出張に出かけるとか、
現代日本でもあるあるだけど、悲しすぎる運命…

唯一の救いはアウラがきとんと自分がしでかしていることに自覚があることですね。
大陸間航行の危険性を正しく把握する善治郎の心意気を汲み、
嫌な側室を娶らせることで好感度が下がっているのをきちんと理解しているだけマシというか。
でも、ここから好感度を挽回するのは難しいだろうなぁ…
一度好感度MAXに上げてるから今は何とかなっているけれど、
これが破綻することを考えると薄ら寒くなってきますよ。
できれば夫婦円満になって欲しい…

次の12巻はまた一年後なんでしょうけど、
できればサクっと大陸間航行をやって欲しいけれど色々とフラグが立ってるので、
ちょっと難しいかもしれませんね…
できればアウラの元へ早く戻ってあげて欲しいものです。
まぁ、私はフレア姫も好きなので、彼女との交流も楽しみではあるのですが…

:: 2018/1/7 日曜日::

■[ラノベ]王族たちの思惑「理想のヒモ生活」10巻

理想のヒモ生活10巻理想のヒモ生活10巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) on Twitter

双王国の交渉でシャロワ王家の奸計が逆鱗に触れた善治郎。
それによって感情優先で方針を定め、画期的な魔道具を作成することに。
それを知ったアウラは妻として女王として善治郎をフォローし、
それとは別にフレア姫は帰国の大航海に向けて魔道具購入を希望して…

今回はフレア姫の出番が多めで嬉しかったです。
善治郎のパートナーであるとアウラから後見を得て、
更に善治郎からも今後の冒険を保証されて喜ぶ様子は、
フレア姫らしさが出ていて魅力的だと思うんですよね。
また、ナチュラルに下ネタが出てきてしまうところも良い味出してると思います。(笑

それにしてもシャロワ王家は中々先見の明を持っていますね。
代々「教会」の脅威を伝えてきたというのもあるのでしょうが、
それだけでなく、現在とこの先をしっかりと見据えていますね。
地球でいうと大航海時代の到来とインドでの収奪直前ってとこでしょうか。
確かに今ならまだ間に合いそうではありますね。
もっとも、それには善治郎の協力が是が非でも必要な訳ですが…

以前アウラも言ってましたけど、善治郎の機嫌を損ねたら和解するの難しいですよねぇ。
シャロワ王家はアウラに直接交渉するのが一番なんでしょうが、
これは先にアウラが手を打っているわけで…
うーむ、ボナ王女の心労が増えそうな予感がしてきたぞ…!

しかし「凪の海」という魔道具は凄いですね。
これは現代科学でも再現は絶対無理ですよ。
科学ではできないことをするのが魔法の利点ですが、
こういった面白いことが出来るなら「教会」を抑えることができるのかもしれません。

それはそうとイザベッラ王女の見た目がコミカライズと違うんですが…
これは… どっちが正しいんでしょうか…
うーん…?

:: 2017/10/10 火曜日::

■[ラノベ]完結!「最新のゲームは凄すぎだろ」6巻

最新のゲームは凄すぎだろ6巻最新のゲームは凄すぎだろ6巻
出版社:主婦の友社
作者名:浮世草子
作者サイト:うきせくさこ
絵師名:植田亮
絵師サイト:FancyFantasia
絵師twitter:植田亮 (@ueda_ryo) on Twitter
Web版:最新のゲームは凄すぎだろ

勘違いモノのコメディとして始まった本作ですが、
最後は冒険&ラブロマンスとして綺麗に終わりましたね。

ケイオスへの魔物たちの奸計を辛くもくぐり抜け、
今度は逆に魔物たちの本拠地に攻め込むことにした人間たちの連合軍。
命懸けで持ち帰った斥候の情報を元にケイオスたちを含めた精鋭軍が、
本拠地に攻め込むんだけど…

勘違いコメディとしての面白さはなくなったと思ってたけど、
ケイオスの天然さは相変わらずで、それ由来の面白さは残ってましたね。
魔物の軍勢を倒すためだからとはいえ、極大魔法を連発して呆然とさせるだなんて、
ケイオスってばもう少し周りからどう見られるかを意識すべきだと思うの。
まぁ、それができないからこそリアルでぼっちだったんだろうけど…

物語としてはケイオスがアナザーワールドに来られた理由は最後まで不明でしたが、
何故ゲームそっくりの世界が存在したのかとか、
何故ゲームの能力が使えたのかとか色々と最後に明かされて面白かったです。
Web版には居なかったテミスがこんなに重要な立ち位置になるとは…
これは予想できなかったなぁ。

そしてケイオスとアレクシア様との恋物語は…
中盤ではケイオスなりに考えた末の結論とはいえ、
胸をかきむしりたくなるような結果でヤキモキしたし、
Web版では初期に悲恋に終わると語られていたので覚悟してましたが、
予想よりもいい形で終わったのは嬉しかったですね。
これはこれで有りだと思いますよ。

全6巻と比較的短く終わりましたが、
綺麗に終わったし気軽に楽しめる内容だし、良い作品だと思います。
面白かったです。

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