本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2014/10/31 金曜日::

■[漫画]日本の夏、スイちゃんの夏「スイようび」2巻

スイようび 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:汐村 友
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー( 2014-10-23 )

Kindle版:スイようび (1)
Kindle版:スイようび (2)

太田さんちのスイちゃんは外国からやってきたお嫁ちゃん。
日本語が拙いせいなのか口数は少ないけれど、
その可愛らしさは損なわれることはなく、
むしろより輝いているくらい。

特別大きな物語があるではなく、普通の日常モノです。
2巻でもお隣さんと一緒に買い物に出かけたり、
旦那さんの友人を招いてのカレーを作ったりとか、
何でもないけれど、特別な日常を描いているんですよね。
顔パックしながらにらめっことか、
本当に何でもない、普通な日常なんだけど妙に面白いのです。

虫歯になって行った歯医者さんがナチュラルに口が悪くて、
気分と機嫌が悪くなっちゃったり、便器にハマっちゃったりもするけれど、
基本的に日本の生活を楽しんでいるスイちゃんが可愛いのです。
特に巻末に収録されているお隣さんとの縁日デートでの、
浴衣姿は可愛いですね!

suiyoubi02_01

褐色肌に浴衣っていうのもアリだと思います!
表紙と裏表紙でも着ているということは、
案外気に入ったのかしら。

それにしても他人に奥さんと呼ばれると嬉しいのに、
旦那さんと二人一緒に寝ることは無理というのが…
もしかして二人は夫婦なのにまだなのだろうか…

:: 2014/1/12 日曜日::

■[漫画]授業参観でも止まらない!「となりの関くん」5巻

となりの関くん 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:森繁 拓真
出版社:KADOKAWA( 2014-01-04 )
コミック ( 172 ページ )
作者サイト:森繁拓真の手遊びナイト
作者twitter:森繁拓真 (morisiget)さんはTwitterを使っています

遂にアニメが始まってしまった「となりの関くん」ですが、
放映圏外だったのでニコニコ動画で見てみました。

凄い! 原作そのまんまだ!

というか、1話10分の形式なんですね。
これならテンポよく見ることが出来るし、飽きが来なさそうですね。
何より低予算でいけそうですし!(ぉ

さて、そんなアニメも割りと良さそうな「となりの関くん」の5冊目ですが、
これがまた意外なほどに飽きが来ないようなラインナップとなっております。
まぁ、よく考えたら学園モノの漫画ですからイベントが多いですからね。
まさかの授業参観ネタから修学旅行編とバリエーションに富んでました。

しかし関くんのお母さんって若いですね!
そしてやはり関一家だけあって無口というか口べたというか。
というか、関くんの一人遊びを横井さんと協同で妨害するとか、
何か嫁と姑の共同戦線っぽかったです。(笑

修学旅行編では横井さんと関くんの関係を誤解している後藤さんも絡んできて、
誤解ネタと暴走気味の横井さんが絡まって面白かったです。
それと、ゆるキャラネタでは珍しく横井さんによって関くんが困らされてて、
そこはかとない面白さが滲みでてましたねー

余談ですが、あとがき漫画で相変わらず微妙に器の小さい森繁拓真さんが描かれてて、
これはこれで面白かったです。(笑
森繁拓真さんのファッションは嫁さんがコーディネートすれば良いんじゃないかな…!

:: 2011/11/24 木曜日::

■[漫画]一人遊びは止まらない!「となりの関くん」2巻

となりの関くん 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:森繁 拓真
出版社:メディアファクトリー( 2011-11-22 )
コミック ( ページ )
作者サイト:森繁拓真の手遊びナイト
作者twitter:森繁拓真 (morisiget) on Twitter

1巻の時と表紙がほとんど変わっていない「となりの関くん」第2巻。
授業中の一人遊びをひたすらフィーチャーしただけの地味な作品ながら、
順調にファンが増えているっぽいのか2巻も無事発売であります。

2巻ということで今回もひたすら一人遊びする関くんとそれを観察する横井さんの、
超絶に地味だけど面白い内容になるかと思いきや、色々とバリエーションを出してきました。
今まで関くんが安心して一人遊びをしてきた理由である目の前にいる大柄な前田くん。
彼が欠席することによって壁が無くなり、関くんがどうしたかというと…

足で生け花

なんと足で一人遊び(生け花)やってました…(笑
他にも場所を移して遠足に行って小学生時代の関くんの一人遊びを発掘したり、
プールでもおもちゃ作ったり、移動教室でもパターゴルフやったりと、
不撓不屈の精神で一人遊びを追求する関くんが無駄に熱いです。

そしてキャラクターも追加されて、移動教室で後藤さんが登場。
横井さんとお友達になりたい引っ込み思案の彼女は、
関くんを見つめる横井さんの熱い眼差しから二人は恋人同士だと勘違い!
まさか勘違い系の面白さも追加してくるとは予想外でしたよ。

正直読み切りを読んだ時は出オチだと思ってたんですが、
思いの外、コロコロと話が転がっていて面白いんですよね。
PVも作られてたりと案外フラッパー内でもプッシュされてるのでしょうか。

これは短命なフラッパー作品でも長続きするフラグか!?

そういえば作者の森繁拓真さんはジャンプ改でも新連載始めてますね。
そのうち姉弟実録エッセイ漫画とかでないかなー(笑

:: 2011/10/24 月曜日::

■[漫画]お金の味方でした「コジカは正義の味方じゃない」2巻

コジカは正義の味方じゃない 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:小原愼司
出版社:メディアファクトリー( 2011-10-22 )
コミック ( ページ )
作者サイト:施療院島

残念ながら「コじゃない」はこの2巻で完結ということになりました…
何か最近フラッパーは連載陣の再編を行っているのか、
ベテラン作家だろうかバッサリ切ってくるからなー
アンケートで応援してたんだけど残念無念…

超人とはいえ指が硬くなるだけの能力とか、
その他微妙な能力が多い中でビジュアル的にも格好いいシャドウガールに注目が集まり、
白鳥くんが有頂天になったり落ち込んだりする中、
コジカは終始常にお金のことばかり計算するという、
そんな主人公でした。

28年後を狙った金融的世界征服を狙うという、遠大な目標の超人が出てきたり、
ここから更に盛り上がりそうだったんだけど、
「俺たちの戦いはこれからだ」エンドで残念でした。
うーん、惜しい…

何だかんだでこういった小原愼司さんの庶民派コメディは好きなので、
今後のご活躍も期待したいと思います。
フラッパーが難しいなら古巣のアフタヌーンとかで!

:: 2011/4/25 月曜日::

■[漫画]変人な超人コメディ「コジカは正義の味方じゃない」1巻

コジカは正義の味方じゃない 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:小原 愼司
出版社:メディアファクトリー( 2011-04-23 )
コミック ( ページ )
作者サイト:施療院島

敬愛する漫画家である小原愼司先生の新作「コジゃない」石黒正数先生命名)1巻が発売されました。
前作「二十面相の娘」と同じくフラッパー連載なんですが、
そのテイストは全く異なり、作者の過去作で言えば「菫画報」が一番近いでしょうか。
超人が出るSFモノなんだけど、庶民派なコメディ要素がメインの作品です。

超人と呼ばれる存在がいつの間にか一般的になった世界。
しかしそんな世の中とは関係なく、子供向け絵物語を仕事に持つ父と幼い弟を持つ赤貧少女のコジカは、
バイトに明け暮れる日常だったけど、ある日目覚めた超人としての能力で金儲けを企むことに。
しかしその中身は「夕刊配達バイトを増やす」などといった凄く庶民的なもので…

そんな庶民派なコジカに目を付けた正義の味方を夢見る一般人の残念なイケメン後輩の白鳥正義と、
白鳥目当てのこれまた超人な鈴木アリスや、超人を統括する政府の機関だったりと、
色んな人物や機関やらチームやらが溢れかえりながらも、誰もが何とも間抜けで、
程良い脱力感が絶妙な面白さを出してくれるのです。

コジカの超人としての姿も表紙にあるように、裸っぽい影分身とも言える姿で、
それがまた一つの面白さになっています。
正義の味方オタクの白鳥もかなり面白いキャラですし、
コジカも感性は一般人に近いのに小銭稼ぎには目の色が変わる所とか笑えるんですよね。

兎にも角にも小原愼司先生のコメディ作品が好きな人には買いの作品です。

:: 2011/4/24 日曜日::

■[漫画]授業中の内職は職人芸?「となりの関くん」1巻

となりの関くん① (MFコミックス フラッパーシリーズ)
著者/訳者:森繁拓真
出版社:メディアファクトリー( 2011-04-23 )
コミック ( ページ )
作者サイト:森繁拓真の手遊びナイト

誰しもが経験したことがあるであろう、授業中の内職。
教科書に載っている肖像画や偉人の近影にヒゲ描いたりするのは序の口で、
日本全国でどれだけの人がフィギュアスケーターのご先祖様に落書きしたか知れません。
他にも練り消しで遊んだり、漫画読んだり、今だと携帯弄ったりもあるでしょうか?
この漫画はそんな授業中の内職のみをフィーチャーした、超絶に地味な作品です。

真面目な女子生徒の横井さんの隣に座っている関くんは内職の達人。
窓際最後列というベストポジションだからこそ出来る数々の内職。
消しゴムでドミノ倒しを作るなんて序の口で、折り紙は勿論、
編み物スキルに自信を持つ横井さんが認める程の編み物を仕上げるだけでなく、
先生にバレそうになったらシレっとノートと教科書を出すスキルも併せ持っているのです。

ただ一人遊びをするだけなら横井さんもそれほど気にならないんだろうけど、
何しろ関くんの編み出す一人遊びな内職はどれもこれも独特且つ本格的!
将棋を指せばストーリー性を感じさせる、ルールに縛られない作品を生み出し、
砂を持ち込んでの棒倒しでは霧吹きを使っての職人芸を築き上げるという、
その独創性の高さに横井さんならずとも驚かされるのです。

フラッパーという地味な雑誌で、更に地味なテーマを面白く描く「となりの関くん」
かつて週刊少年チャンピオンで「アイホシモドキ」を連載していた森繁拓真さんの新作にして、
久しぶりの連載作になるので、読み切りから応援している身としてはこのまま頑張って欲しいです。
しかし、東村アキコさんが実姉だったとは知りませんでした。
いやー、縁っていうのは意外な所で繋がっているもんなんですねぇ…

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