■[ラノベ]めくるめく面白さ「ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌」
ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌 (電撃文庫)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:KADOKAWA( 2017-03-10 )
原作者twitter:三上延(@mikamien)さん | Twitter
作者twitter:峰守ひろかず(@Minemori_H)さん | Twitter
絵師サイト:フェザー・クラウン
絵師twitter:おかだアンミツ(@t_okada0430)さん | Twitter
栞子さんと五浦、二人の物語は完結した「ビブリア古書堂の事件手帖」ですが、
番外編やスピンオフは続くみたいで、この作品はその一つです。
作者は「ほうかご百物語」などを執筆されている峰守ひろかずさん。
電撃文庫らしく高校生男女が主人公です。
舞台は古都鎌倉のとある高校の旧図書室。
豊富な蔵書はあれども古く、利用者が少ないため廃止されそうな所に、
隠れオタの前河響平が図書部員の卯城野こぐちさんと出会う。
そして二人は一緒に生徒会主催の書評バトル「ビブリアファイト」をすることに…!
個性的な高校生男女のボーイミーツガールとか、
とっても電撃文庫っぽくて面白かったです。
題材も「シャーロック・ホームズ」に「若草物語」と、
今の中高生が読んでも面白いと思えるし、
何よりメジャーだから手を出しやすいものが多いのも良いですよね。
あと、何と言ってもちゃんと栞子さんが出てくるところが良かったです。
本のことでこぐちさんと盛り上がる栞子さんが可愛かったし、
読書好きのこぐちさんを軽く圧倒する本に対する蘊蓄と、
事情を見通す観察力は本当に原作そのままでした。
しかし響平… おっぱいに魅入られすぎだろう…(笑
その響平の個性ですが、中々好感が持てましたね。
峰守ひろかずさんらしい主人公なように感じました。
まぁ、ちょっとエロに素直だけど思春期だから仕方ないよね。
こぐちさんの悲鳴がエロすぎるから仕方ないよね。
「ビブリア古書堂の事件手帖」のスピンオフとしても面白かったですけど、
ラブコメとして、青春物語としても充分面白かったです。
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