本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2011/12/2 金曜日::

■[ラノベ]1年ぶりの新刊!「聖剣の刀鍛冶」11巻

聖剣の刀鍛冶 11 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2011-11-23 )
文庫 ( 261 ページ )
作者サイト:OTV
絵師twitter:屡 (kanari_lu) は Twitter を利用しています

実に1年ぶりの新刊ということで非常に久しぶりなんですが、
何はともあれあのまま中断されなくてホッとしております。
このままだと「聖剣のブラックスター」の方が知名度高くなりそうでしたしね。(ぉ

さてさて、11巻では表紙のセシリーコスプレシリーズも一巡したのかおとなしめのモノに。
まぁ、前回が全裸だっただけにね…
とはいえこの服にも色々と深い意味があるのでそれは読んでのご期待ですよ!

今回は登場キャラの女性たちへそれぞれスポットを当てた連作短編。
とはいえガッツリと本編が進んでたりするんですが。

まずはセシリーの母親、ルーシーさんによる今は亡き旦那さんとの馴れ初め話。
今は身体が弱っているけど、さすがはセシリーの母親といえるだけの女傑で、
自分の身体のことを理由に拒む男相手に、袖にされても殊勝に凹まずに、
押せ押せでアタックするルーシーさんってば最高にいい女。
しかも今でも恋する乙女な面を持ってるとかホント素晴らしい。
旦那さんのチェスターへの最後の口説き文句も彼女らしくて良かったです。

次はセシリーの後輩、ヘイゼルとヒルダの話。
こちらも昨今の都市の状況から色々と大変な二人が、
非番の日にも関わらずそれぞれアレコレと厄介ごとに巻き込まれて、
最後には一筋の光をさす展開にするのは良い感じでしたね。

また、軍国での少女王ゼノビアとその姉のようなシャーロットの話。
ゼノビアはその年齢では考えられないくらいしっかりとした意志の持ち主なんですよね。
そんなゼノビアを助けるという名目の元、シャーロットが二人の侍女に巻き込まれて、
少女王を名乗って世直しをする話なんですが、中々に痛快ですね!
水戸黄門や暴れん坊将軍とか時代劇的な面白さがありましたよ。

最後の女性陣は帝政列集国の魔剣たち。
基本的にSなヴェロニカとイライザ・イヴァの狂った二人と、
何を考えているのか判らないエヴァドニだけでなく、
比較的まともそうだったフランシスカも割りと狂っているというお話。
やはりこの国の連中は狂ってますなぁ。

最後は帝政列集国に一歩先んじられて後手後手な独立交易都市での、
表面上大人になったかのようなセシリーが自分を取り戻して、
直球体当たりでルークにぶつかって行く話なんですが…
いやー、いっちゃいましたなぁ。
惚れ惚れしますなぁ。
というか女性の方からってのは家系なんでしょうか。
えーと、この後の展開は「聖剣のブラックスター」で!
ということで良いのでしょうか。(ぉ

それとあとがきで作者の三浦勇雄さんも言ってましたが前作上等シリーズに近いノリでしたよね。
そう、今回は副題を付けるならこうなるでしょうね。

「プロポーズ上等。」と。

:: 2010/12/5 日曜日::

■[ラノベ]みんなお待たせ! 全裸だよ!「聖剣の刀鍛冶」10巻

聖剣の刀鍛冶10 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦 勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2010-11-20 )
文庫 ( 227 ページ )
作者サイト:ねこまる
絵師twitter:屡 (kanari_lu) on Twitter

発売が延期しまくって結局前回から半年後に発売にずれ込んだのを誤魔化すかのように、
表紙のセシリーコスプレシリーズで全裸を披露するとはあざとい… あざとすぎる…!
当初は8月発売予定だったのを私は忘れないんだからね!

それはともかく、全裸のセシリーはエロいなぁ…(←誤魔化されてる

2ヶ月前のアライブのはがないで、聖剣のブラックスターのエロシーンを、
「聖剣の刀鍛冶」コミカライズ担当の山田孝太郎先生が描かれていましたが、
その時の情熱(主成分:エロ)が甦り、滾ってきましたよ。
うーん、冬コミでエロ同人誌をもう一度探すのはアリだな…

それはともかく本編ですが、火山に閉じこめられたルークとユーイン。
間断なく襲いかかってくるヴァルバニルの末端に消耗戦を強いられるも、
そこは三浦勇雄のヒーロー、最後の最後まで諦めないんですよね。
おぞましい手段を持ってしてでも生き残ろうとする執念は凄まじいです。

そして諦めないヒロインがセシリー
救出が絶望視されようとも生きていると信じる、いや、信じると決めている。
アリア奪還作戦から帰還して休む間もなくルークを救出に向かい、
全力を持って臨む姿は1巻当初の姿からは比べようもなく成長していますよ。

何とか急場は凌げたといった所ですがアリアの件とかまだまだ問題は山積みだし、
ルークがひた隠しにしていた秘密もセシリーに露見することになった訳なんですが…
いやー、屡那さんのラストの挿絵は凄いですね… エロいですね…
流石はセシリー(←上手いことを言ったつもり

:: 2010/6/2 水曜日::

■[ラノベ]誰も彼もが崖っぷち…!「聖剣の刀鍛冶」9巻

聖剣の刀鍛冶<9>(MF文庫J)
著者/訳者:三浦 勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2010-05-22 )
定価:¥ 609
Amazon価格:¥ 609
文庫 ( 227 ページ )
ISBN-10 : 4840132836
ISBN-13 : 9784840132831
作者サイト:ねこまる
絵師サイト:R/L

9巻の表紙を飾るセシリーのコスプレはヒルダの故郷の民族衣装!
正直セシリーにコスプレさせる為に物語を考えてるんじゃなかろうかと邪推してしまうのですが、
屡那さんが描くコスプレセシリーシリーズには毎回トキめいている当方としましては、
それならそれで問題ないというか、むしろウェルカムな次第であります。

ヒルダの故郷、旧群集列国の諜報員が手に持つはアリアと同系統の能力の魔剣「銘無し」。
行きがけの駄賃とばかりに剣に変化できなくなったアリアが攫われ、
当然パートナーのセシリーは奪還部隊に志願し、ヒルダと共に奴隷国家に潜入し、
一方ルークはユーインと共に40年ぶりに起こった地震調査でヴァルニバルの眠る洞穴へと潜入することに…

もう…、今回はアリアが不憫で不憫で…!
剣に変化できない理由を淡々と「銘無し」に告げられるだけでなく、
人間らしさが残っていたと思っていた子供を作ることができるという事実の裏にあった残酷な真実が…
しかもラストにみんなを救う為に…!
ア、アリアーー!(つД`)

今回はセシリーとアリアのコンビだけでなく、元より視力が弱まっていたルークも崖っぷちで、
続きがどうなるのか不安で不安で仕方ないですよ。
上等シリーズは最後は大団円で締めてくれた三浦勇雄さんだけど、
流石にこんだけ崖っぷちだと不安に駆られてしまいます。
うあー、ホントどうなるんだー…

:: 2009/9/27 日曜日::

■[ラノベ]絶望からの挽回「聖剣の刀鍛冶」7巻

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈7〉 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦 勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2009-09 )
定価:¥ 609
Amazon価格:¥ 609
文庫 ( 229 ページ )
ISBN-10 : 4840130280
ISBN-13 : 9784840130288
作者サイト:ねこまる
絵師サイト:R/L

帝国への併呑を拒否し続ける群集列国の一つでの思わぬ戦闘で満身創痍となり、
ルークが殿を勤めることで何とか独立交易都市に戻ってきたセシリーたち。
だがそこで待っていたのは平和な会議とは程遠い、
帝政列集国が生み出した人外と悪魔に蹂躙される街並みだった…!

という訳でこの上ない絶望からのスタートとなった7巻ですが、
どうしようもない絶望から這い上がる熱さが十八番の三浦勇雄さんですから、
本作でも熱血しまくりの展開で、独立交易都市の市民総出の反撃は最高でした。
いやー、やっぱりこの作品のキモは「熱血」だよなぁ。

勿論、満身創痍とはいえセシリーがじっとしてるはずはなく、
頼れる相棒のアリアに叱咤され、相変わらず無理無茶無謀な策で突っ込み、
そしてその熱さに感化されてユーインが、ヒルダが、そしてルークが立ち上がり、
一丸となって敵に立ち向かっていくのは流石と言えました。

それと熱血以外でもう一つの見所である萌えの方ですが、
表紙のコスプレシリーズの通りにアリアの服を着たセシリーが良かったです。
着替えシーンにちゃんと挿絵シーンを入れてたのはグッジョブと言えよう。(笑
そっかー、実はアリアよりおっぱい大きかったのかー…

ちなみに表紙でセシリーが握っているのがアリアじゃないのもポイント高いですね。
まぁ、ある意味ちょっとネタバレですが、これくらいはむしろ推奨じゃないでしょうか。

:: 2009/7/6 月曜日::

■[ラノベ]迫り来る絶望「聖剣の刀鍛冶」6巻

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 6 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2009-06-25 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4840128022
ISBN-13 : 9784840128025
作者サイト:ねこまる
絵師サイト:R/L

アニメ化決定、コミカライズ作品も1巻発売、
とノリに乗っている現状での最新刊の内容はなんと…!
これって所謂レイニー止め…、じゃないのかなぁ…?
上等シリーズでもあったけど、ここで止めるとは何て殺生な!

聖剣へ到る手掛かりを求め、初代ハウスマンの文献を漁り、
それでも足らないからと初代の生家がある群集列国の小国に向かうことになるルークたち。
帝政列集国となるも、帝国への併合を拒む小国だからと安心していたら、
魔剣イライザ・イヴァの強襲、そして敗北。
更に独立都市での会議も暗雲が立ちこめ…

と、非常にドキドキする展開です。
相変わらず無茶な夢を押し通す為に無理をして、
セシリーやルーク、そしてハウスマンだけでなくゼノビアたちが、
お互いがお互いを大切にしあうという良好な関係を築いている中だからこそ、
シーグフリードの行為は暴虐以外ではなく、絶望を思い知らされます。

今回はいつにも増して屡那さんのイラストが多かったような気がしますが、
この作品の魅力の一つが屡那さんのイラストなのである意味正攻法なような気もします。
セシリーやゼノビアのイラストもそうですが、
今回は末尾のセシリーの表情が際だっていたかな、と。
だからこそ、レイニー止めがキツイのですが…

:: 2009/4/5 日曜日::

■[ラノベ]独立都市での束の間の平穏「聖剣の刀鍛冶」5巻

聖剣の刀鍛冶5 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2009-03-25 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4840127239
ISBN-13 : 9784840127233 R/L

軍国から帰国したルークやセシリーたちの平穏な日常。
平穏なれど平凡ではなく、傷だらけになり、そして立ち上がり、
どこまでも前に突き進んでいく熱さが感じられます。

副団長選別試験でハンニバル相手に立ち向かう騎士団一同。
その中で傷だらけになりながらも自分の資質を見極めるセシリーは勇ましいけど、
ルークが三人の女性に囲まれて白状したように「ただの女」でもあるんですよね。
「聖剣の鞘」の運命を知り、普通なら取り乱しそうなものだけど、
誰よりもルークの事を愚直にも信じているからこそ安心できる―…
強く、勇ましく、そして誰よりもヒロインらしいんですよね。

そんなセシリーを相手に付き合う気なんてさらさら無い、
と言い切ってるルークですけど、その心情を推し量れるエピソードを読んでいると、
気持ちは判るけど、多分その内セシリーへの気持ちが抑えきれなくなるだろうなぁ、
という予感がしてニマニマしますね。(笑
何というか男キャラが妙に可愛く思えるから困る。

そんな束の間の平穏な日々もこれまでで、
次回からはまた風雲急を告げる展開になりそうで心配になりますが、
セシリーとルークならきっと大丈夫…!
とそんな思いも持たせてくれる内容でした。

コミカライズも良い出来だったし、アニメにも期待ですね。
この勢いで「上等。」シリーズも有名になると嬉しいんだけどなぁ…(笑

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