本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2010/11/12 金曜日::

■[ラノベ]やっぱりいたちさんは可愛い「ほうかご百物語」9巻

ほうかご百物語 9 (電撃文庫 み 12-9)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:アスキー・メディアワークス( 2010-10 )
文庫 ( 327 ページ )
作者twitter:峰守ひろかず (Minemori_H) on Twitter
絵師サイト:INFINITY DRIVE
絵師twitter:京極しん (shin_kyogoku) on Twitter

という訳でこれにてひとまず終わりの9巻でございます。
コンスタントに4ヶ月に1冊出して非常に優等生だった作品なだけに、
終わるのはちょっと寂しいですが、どうやら短編集+後日談のもう1冊出るらしいので、
そちらも待ちたいトコロです。

イベント的には大祓が終わった後だからのんびりかなー、と思いきや、
大祓の時に使用すればする分だけ代償を支払う必要がある化皮衣の副作用で、
自宅が崩壊しちゃった真一がイタチさんとこにご厄介になって魅惑の同棲生活が開始ですよ!
二人が仲良く喧嘩しながらも暮らしているのが微笑ましくて羨ましいです。
料理の味付けで口論しちゃったりとか殆ど新婚さんだよね、この二人…

しかしそんな二人だけど学生は「つきあってください」のイベントがない限り恋人じゃない訳で、
心を読む妖怪、覚の出現をキッカケに遂に二人が想いを言葉にして伝え合うことになるんだけど、
ここにきて発現する大祓の後遺症!
かなり緊迫した事態だけど、この作品がハッピーエンド以外あり得ないだろうと、
どこか安心した気持ちで読んでいたのも確かだったりします。(笑

何はともあれみんながみんな幸せになって何よりでしたよ。
最後の最後でアルバイトに精を出しまくる穂村の伏線が回収されたのには驚かされましたが、
それもまたほうかご百物語っぽくて面白かったです。
真一の性格からしてイタチさんはこれからヤキモチ焼くことが多くて大変でしょうけど、
末永く幸せに暮らして欲しいトコロです。

HTML convert time: 0.113 sec. Powered by WordPress