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:: 2022/6/21 火曜日::

■[ラノベ]友情の杯「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」5巻

聖都で蘇ったスケルトンこと神を自称する聖ミスラ。
巨大化し、圧倒的な暴威を振るうことができる化物を相手に、
ノールはパリィし、イネスは神剣を振るい、魔竜ララは食いちぎるのだった…!

流石に巨大すぎる相手だし、再生能力も半端なくてわりと詰んだ感じでしたが、
ノールという鬼手を最大限に活かせる盤面を読んだリーンが凄いですね。
リーン本人もかなり危ない橋を渡ってたし、
誰か一人が欠けたら間違いなく敗北するような綱渡りの戦いでしたね…

ノールがギリギリでパリィできたのが、
ギルバートとの特訓のお陰、というのが中々熱かったです。
多分、ギルバート本人に言ってあげたらめっちゃ喜ぶと思います。
イネスも殻を破って更に神剣の使い方を深めたし、
リーンも限界突破したり、ノールに引っ張られてかみんな成長してますよね。

そして救出されたアスティラですが…
オーケンとの再会にはじんわりと心に来ましたね。
200年以上経っても変わらない友情、というのは涙腺を刺激しますよ。
二人とも立場があるけれど、変わらず交友を深めて欲しいですね。

そして教皇の身代わり、というか本家なのに影武者を務めるアスティラですが…
好意的に受け止められるのはその人徳から理解できますが、
まさか人が変わったような言動も勝手に納得されるとは驚きました。
まぁ、ノールの勘違いといい、勘違いモノな作品ですしね。
こういうのもアリなのかな…w

今回もノールのお陰で好転したわけですが、
相変わらずノールの勘違いは解消されずそのままなんですよね…w
果たしてノールの勘違いが解ける日が来るのか…
まだまだわかりませんね…!

:: 2022/2/17 木曜日::

■[ラノベ]聖都の奥に巣くいしモノ「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」3,4巻

神聖ミスラ教国編、前後編かと思ったら前中後編の3部作だった!
というわけで3巻で始まり4巻がクライマックス直前のため、
最高に面白くなりそうなのが次の5巻になります。

ノールの何気ない願いで魔族のロロを受け入れたため、
神聖ミスラ教国から敵視されてしまった所に、
そこの王子様の成人式に婚約者として呼ばれたリーンたち。
あっという間に本性を現した教皇ミスティラだったが、
ノールは相変わらずの天然勘違いでドンドンと核心に迫っていって…

物語の設定が中々に凝っているんだけど、
それに気付かず天然で解決へと突き進むノールが最高に面白いですね。
あらゆる罠を踏み抜いてしまうという才能の無さのせいで、
王国でも教国でもダンジョンのラスボス一直線とかパないっす。

そんなノールの天然っぷりを勘違いしてしまうリーンも面白いんですよ。
ノールがさり気なくやった超絶技巧をすぐに習得してしまうとか、
リーンもかなりの天才だとは思うんですけどね。
先に自力で成し遂げちゃうノールの方がやっぱり何枚も上手の天才なんだと思います。

それにしてもアスティラたち賢者の杯に起こった事態は悲劇だよなぁ…
特にロイが悲惨すぎて…
4巻ラストで語られたロイとオーケン、アスティラたちの出会いと、
その別れを知ってより悲しくなってしまいましたよ。

それだけに次の5巻ではそれら全てを画策したラスボスを、
ノールがボコってくれるはずなので楽しみですね。
やはり悪役はノールが天然でボコってこそですよ。
今から楽しみです。

:: 2022/2/15 火曜日::

■[ラノベ]主人公本人だけが知らない英雄譚「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」1,2巻

有用なスキルを得られなかったが故に冒険者として最下級の更に下、ランクFのノール。
しかし、本人も預かり知らなかったが基礎スキルの熟練度が人外レベルで、
ステータスもカンスト気味なんだけど知らぬは本人ばかりなり。
ノールは自分が初心者レベルだと勘違いしているけれど、
周りの人間は規格外の強者だときちんと認識している勘違い英雄物語です。

コミカライズ版→Web版→書籍版という流れで読んだのですが面白かったです。
丁度良い区切りがあるので1,2巻をセットで読むことをお勧めしますね。
一応1巻のラストに山場があるようにWeb版から敵が一人追加はされてますが、
それでも2巻ラストで一気にカタルシスが解消されるのが気持ち良いので、
一気に通して読んで欲しいです。

ノール本人は自分のコトをまだまだ未熟者だと思っているのに、
勘違いに勘違いが重なって偉業を成し遂げていく展開が笑えますし、
周りの人間はノールが勘違いしているのに気付かず、
ノールの偉業をきちんと認識し、称えているが更に面白いです。

また、ノール本人は気を遣ったり助けているつもりなのに、
全ての元凶である皇帝を恐怖させた上に、
最後にはきっちりとカタにハメているのがスッキリしますよね。
やはり悪役はきっちりと報いを受けるべきですよ。

ノールが主人公の英雄譚としても面白いし、
勘違いが重なり合って紡がれる物語も面白いし、
ノールによって救われる魔族の少年ロロに感情移入して心が温かくもなります。

Web版だけでも面白いですが、書籍版でのカワグチさんのイラストがとても良いので、
書籍版もかなりお勧めしますね。
カワグチさんの絵によってノールやリーン、そしてイネスに命が吹き込まれ、
キャラクターの印象に深みがグッと増していますので。

:: 2022/2/14 月曜日::

■[漫画]無自覚俺TUEEE?「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」1,2巻

お伽噺の英雄に憧れ、冒険者を志した少年ノール。
しかし、その願いとは裏腹に訓練所を満期で卒業したにもかかわらず有用なスキルは何も発現せず、
冒険者としての資格を満たすことが出来なかった…
それから13年、日々訓練を熟して基礎スキルの習熟度を上げたノールは、
最下級の冒険者ランクFとして生活していた。
そんなある日、何者かの暗躍で地上に出てきた迷宮の怪物ミノタウロスを暴れ牛だと勘違いし、
ミノタウロスに襲われる少女リーンを護るため、剣士の基礎スキル”パリィ”で撃退し…

年末年始のDMMセールで買って読んだんですが、面白かったです。
ノールはスキルには才能が無かったけれど、
地道な訓練によってステータスにポテンシャルを全振りすることで最強になっているんだけど、
本人はスキルがないから弱いと勘違いしている、という設定が面白いですね。

ノールとギルマス以外はその強さに畏怖を感じているのに、
上手いこと会話の歯車が噛み合ってしまい、
その勘違いを解けずに物語が進行していくのが更に面白いです。

例えばリーンを伴い初めてのゴブリン退治に出かけたら、
そこに居たのは圧倒的上位種のゴブリンエンペラーだったんだけど、
ノールはゴブリンを目の当たりにするのは初めてだから、
ただのゴブリンだと勘違いしてしまうんですよね。

勘違いしたままリーンと協力して倒してしまい、
ゴブリンエンペラーをゴブリンだと勘違いしたままになってるし、
黒死竜も毒ガエルだと勘違いしたまま倒したりと、
長く一人で生活していたため、常識知らずなことが勘違いに拍車を掛けているんですよね。

リーンもノールのことを勘違いしているからこそ、
その常識知らずを博識だと勘違いして、勘違いを指摘できず、
勘違いが勘違いを読んで面白くなっているのです。

それと単純に漫画としても面白いですね。
バトル漫画としてとても目を引いて面白いです。
ノールはパリィやしのびあし、と言った基礎スキルしか使えないのに、
それを大迫力で描かれており、とてもワクワクします。

この1,2巻で原作1巻をほぼ描ききっていることから、
原作2巻は3,4巻で描かれると思います。
万に届く軍隊とか描くのは大変かと思いますが、
デジタル作画を駆使して頑張って欲しいですw

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