本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2018/8/13 月曜日::

■[ラノベ]久々の新井輝「忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる」1巻

新井輝さんの新作、久しぶりに読んだなぁ…

新井輝さんの作品は好きなのでROOM NO.1301以降のやつは大体読んでるんですけど、
まさかのその新作が富士見ファンタジア文庫であり、
しかもカクヨム連載作というのが自分でも驚きというか。
まぁ、富士見ファンタジア文庫の方針でKindle版が一ヶ月遅れだったので、
更に待たされたという感じはありますが。

新作の内容は困った人を助ける、忘却社を舞台にした少し不思議な物語です。
主人公は恐らく探偵の岬翼ことカナタであり、
ヒロインはお嬢様JKの三倉咲夜なんだろうけど、
どこか群像劇的な書かれ方をしているので必ずしもそれが正解ではないのかもしれません。

で、ですね。
それなりに長い間、新井輝作品を読んでいるソコソコの新井輝ファンとしては、
超常能力系の作品というのは普通にアリですし、
存在しない13階にある探偵社という設定もROOM NO.1301を連想してニヤリとするんですが…
ぶっちゃけ「エロいことがないなんて日和ったか!?」とか思ってたんですが、
きちんと杞憂に終わってある意味安心した次第であります。
うんうん、これでこそ新井輝作品だよね!(←めんどくさい新井輝ファンの意見

それにしてもヤスダスズヒトさんのデザインは素晴らしいと思いますが…
その… 咲夜さんはちょっとエロすぎじゃないですかね。
JKにしては肉感的にもエロすぎるというか。
うーん、これはこの先の展開が楽しみです。

:: 2018/5/31 木曜日::

■[ラノベ]水色時代「始まりの魔法使い 3 文字の時代」

人口が増え、仕事も増えてきた竜歴637年。
水車が動かないことから世界の成り立ちに気付いたり、
紙作りに励んで先史時代から有史時代に進んだりする中、
エルフの水色の妊娠や、人魚のリンの急激な老化問題が浮上して…

今度はそうきたかー
ヒロインの記憶が無くなったりするとか、
20年前のエロゲで流行ったもんですが、そうくるかー
もちろん、当時の要素そのままではないんですが、
それでもあの時の切なさが蘇ってくるものがありましたね。
これはアラフォー世代オタクのハートにストライクですよ。

そして水色も、その展開は予想できなかった…
いや、ユタカとのラブロマンスは気付いていたというか。
あれに気付かないのは先生くらいじゃないでしょうか?
しかし、出産してからの展開は本当に予想外でしたね。
中々に残酷なようで優しい展開を用意してくれちゃいますよね、ホント。
流石は笑うヤカンさんやで…

しかしアイはちゃんと同じ星の人間に生まれ変わってたみたいですが、
大陸が違うと詰むとか、インフラが発達してないとそりゃそうなりますよね。
これは先生と再会するのは中々厳しそうだけど、今後どうするんでしょうね。
大学のスカウト範囲を大陸間まで広げるとか…?
それこそ大事業になると思うんだけど…
うーん、続きが楽しみですね!

:: 2018/5/30 水曜日::

■[ラノベ]勇気を心に「始まりの魔法使い 2 言葉の時代」

アイが亡くなってから500年。
少しずつ村の人口が増えたり技術が上がってきたけれど、
狩猟採集では限界が見えてきた先生は農業と畜産を始めることに。
そして同時に色々な種族の留学生も招くことになるんだけど、
密かに招かれざる生徒もいて…

留学生を招くというのは良いですよね。
土壌となる文化が異なる人達が一箇所に集まることによって、
着想が連鎖反応してイノベーションが起こる訳ですよ。
まぁ、そこに至るまでには初期のコミュニケーションの難しさがあるわけですが。
先生は大変だなぁ…

今回のヒロインのユウキですが、
今度は剣士キャラで来ましたか。
最後の別れは悲しさがありましたが、
1巻冒頭で名前が出ていることからして、
何とか復活しているっぽいので、
そういった意味では安心できますね。

それと今回、この先ずっと宿敵となりそうなやつが出てきましたが…
意思疎通は出来るけれど、根源的に理解が出来ないキャラとはまた厄介な…
しかもその生態がメンドクサイですね。
これはしぶといなぁ…
どうやって根絶すれば良いんだろう…
魔法で不妊虫放飼みたいなことって出来るのかな?

あと、地味にシグが格好良かったですね。
底辺からの成り上がりという展開もそうだけど、
仲間のために不仲を演じて奔走するとか、
お前はどこのポップかと。
ちょっとシビレルくらいに格好良いと思っちゃいました。

:: 2018/5/29 火曜日::

■[ラノベ]愛、故に「始まりの魔法使い 1 名前の時代」

オカルトに憧れながら、現実の堅牢さの前に破れたある一人の男。
彼が一縷の望みを賭けて行った最期の神秘、輪廻転生。
それがまさかの成功をするも生まれ変わった先は人間ではなく竜。
しかもどうやらそこは地球ではなく魔法が支配する世界で…

作者の石之宮カントさんは「魔法の始め方」の笑うヤカンさんの別PNです。
元々カクヨム連載開始時は笑うヤカン名義だったんですが、
書籍化する際に富士見ファンタジア文庫編集部の要望で別PNになったんですね。
笑うヤカン名義で既にエロ小説出してるからPN変更とか編集部は度量がちっちゃいですよね。
むしろ笑うヤカン名義の知名度を利用するくらいの器を見せてほしかったです。

この作品の面白さの一つは世界の成り立ち(=魔法の原理)を一つ一つ丁寧に、
少しずつ解きほぐしていくかのように理解を深めていくところだと思います。
魔法のない世界を生きていた経験があるからこそ気付く不思議な現象を、
何故そうなるのか? どうすれば他の人にも再現できるのか?
応用するには何をしたら良いのか?
そういったアレコレを試行錯誤するのを観察するのが楽しいです。

当然キャラクターも良いんですよね。
竜だけど中身は優しい普通の人である先生と、
それに惹かれていくヒロインの人間のアイや、エルフのニーナとか可愛らしいです。
アイの愛はちょっと重い気もしますが、これはこれで有りかな、と思います。
重いからこそラストの余韻が心に響いてきますし。

ラストはちょっと悲しいですが、
プロローグでハッピーエンドになっているのが分かっているので、
そこは安心できるところではありますね。
1巻はまだまだ序章でしかないですが、面白いので読んで欲しいところであります。

:: 2017/9/22 金曜日::

■[ラノベ]陰陽師たちの夜明け「東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN」

東京レイヴンズ15 ShamaniC DawN東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN
出版社:KADOKAWA
作者名:あざの耕平
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (@k_aza) on Twitter
絵師名:すみ兵
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (@suminiku) on Twitter
Kindle版:東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ
DMM電子書籍:東京レイヴンズ 15 ShamaniC DawN

我々は二年待った…!

待望の「東京レイヴンズ」本編の続きがやっと出ましたよ…!
短編は出てましたけど、やはり本編の続きが読みたかったので、
本当に待ってましたよ!
まぁ、今回は過去編なんですけどね。

とはいえ、この作品が開始された当初から気になっていた夜光編ですからね。
今まで短編とかで断片的にしか分からなかった夜光と当時の人たちの物語を、
こうやって緻密に知ることができて嬉しい限りです。

案外というか、意外というか、夜光は積極的に軍に加担していたわけじゃなかったんですね。
割りとエグい兵器まで作っていたからそういうのにノリノリだったのかと思いきや、
消極的というか、むしろ断ってばかりいたとは。
まぁ、夜光という人間を知った今では納得できますけど。

それにしても夜光って本当に天才だったんだなぁ…
春虎がその才能の片鱗を見せた時には驚かされたけど、
あんなのは本当に片鱗だったということを思い知らされましたよ。
当時は夜光という天才に敵も味方も感服して、そこに集っていたんだなぁ…
そりゃ、後世で伝説的に語り継がれるわけだよ…

そしてやっぱり何と言っても飛車丸の可愛さが素晴らしかった!
男装したり軍服着たりと美人さに磨きがかかるイベントが多かったなぁ。
この魂が夏目と同じというのが何というか…
男装に縁がある魂ですね!(笑
まぁ、飛車丸の方は美人さを隠し切れてませんでしたが。

次も過去編みたいですが、できれば半年…
いや、せめて一年以内にはお願いします…!

:: 2016/10/28 金曜日::

■[ラノベ]たわわ・パンツァー「機甲狩竜のファンタジア」

機甲狩竜のファンタジア (ファンタジア文庫)
著者/訳者:内田 弘樹
出版社:KADOKAWA( 2016-09-16 )

作者twitter:内田弘樹(@uchidahiroki)さん | Twitter
絵師サイト:日々、平穏
絵師twitter:比村奇石(@Strangestone)さん | Twitter
Kindle版:機甲狩竜のファンタジア

艦これのノベライズ「鶴翼の絆」で名を馳せた内田弘樹さんが本文を。、
現在「月曜日のたわわ」で話題沸騰中の比村奇石さんが挿し絵を描くということで、
ミリタリーネタとか割りとサッパリな私だけど、
単純にたわわな表紙に釣られて買いました。
だって、たわわのことが好きなんだもの…!

竜族を始めとした人類の生存圏を脅かすモンスターと戦う狩竜師。
現在では一般にも普及した錬骸術の材料にもなるモンスター素材を集めるため、
狩竜師の需要が高まる中、隻眼の少年トウヤは尊敬する祖父から受け継いだ戦車を使った、
機甲狩竜師となるためアカデミーの門戸を叩こうとしていた…

まぁ、アレです。
メチャクチャざっくばらんに言うとモンハンの世界で戦車が活躍するような作品です。
錬骸術という力で自らの身体能力をブーストして剣や槍で戦っている中、
性格や特技や事情が凸凹な落ちこぼれ5人組が試行錯誤を繰り返し、
奇異な目で見られていた戦車を使って活躍していくという、
割りと王道的なストーリーですね。

真っ直ぐな戦車バカのトウヤは主人公として好感度が高いですが、
それ以上にヒロインたちのたわわっぷりが素晴らしかったです!(ぉ
もちろん強大な敵を相手に無辜の民を守るために持てる全力で立ち向かうという、
王道的なストーリーの面白さはありますよ!
でもね、私はおっぱいが好きなのです!
彼女たちの入浴シーンがあるだけで面白さが5割増しなのです…!

難点があるとすれば、富士見ファンタジア文庫はKindle版出すのが1ヶ月遅れなことですね。
もっと早く読みたいものです。

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