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:: 2023/6/17 土曜日::

■[漫画]退廃エロSF堂々完結!「終末のハーレム」18巻

終末のハーレム18巻終末のハーレム18巻
出版社:集英社
原作者名:LINK
作者名:宵野コタロー
作者サイト:弐ジ元
作者twitter:宵野コタローさん(@kotaro_shono) / Twitter
紙書籍通販:終末のハーレム (18)
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ジャンプ+のエロ担当「終末のハーレム」もついに完結…!
99.9%の男性が死滅した世界で生き残ったごく僅かな男性たちを真面目に描いたSF作品でもありますが、
ラストまで目が離せない展開の目白押しでしたね…!

三賢者こと男嫌いの過激思想の持ち主がMKウイルスをバラまきUWを設立して世界を統治。
それに気付き、細胞硬化症を治療した男性が免疫を持つことを知った日本支部がナンバーズを管理し、
UW本部の支配から脱却しようとしたけれど、クロエによって阻止され、更にはNo.1は死亡。
水原くんがワクチンを作成するもUWはスパイを送り込みワクチンに性欲消滅物質を混入させ世界が混乱。
数十年スパンで男性が絶滅しそうだったけど、カレンがクロエの洗脳を解いて三賢者を抹殺し、
肥大する野望のまま禁忌の領域にまで手を伸ばして…

一部のキチガイで世界が混乱するのは現在進行形で実感していますが、
振り回される人たちの悲劇は見ていてツラいものがありますよね。
まぁ、キチガイの中でも三賢者はともかくカレンちゃんの主張は一理あるとは思います。

水原くんは研究者でしかないから、為政者視点は持てませんからね。
こういった社会問題には気付けないのも仕方がありません。
とはいえ、カレンちゃんのやり方はド外道するぎるとは思うのですよ。
それが正に因果応報になっているのは、カレンちゃんらしいな、とは思うのですが。

そんなカレンちゃんのやり方に問題があったとしても、
それに救われてきた土井くんがカレンちゃんを簡単に切り捨てることはせず、
最後まで決して見捨てないでいたのは良かったと思います。
土井くんの優しいところが変わって無くて嬉しかったです。

とはいえ、水原くんと美来さんに艱難辛苦が課されまくりなのは悲惨ですよね…
水原くんはまたもや創薬が必要になったんだけど、
それには計算リソースが必須なんだけど許可が下りない。
そこでどうするかというと…

まさかここで第二部で出てきたショタ担当の陸くんが活躍するとはなぁ。
世界中から計算リソースを集めて元気玉みたいにするというのは、
とてもジャンプらしいやり方だと思います。

正直、連載が始まった時はイロモノなエロ作品だと思ってただけに、
意外と骨太な作品になったことに驚きました。
物語としても綺麗に着地して最後まで面白かったです。
次回作にも期待したいですね。

:: 2023/6/16 金曜日::

■[漫画]屈服のご褒美「魔都精兵のスレイブ」13巻

魔都精兵のスレイブ13巻魔都精兵のスレイブ13巻
出版社:集英社
原作者名:タカヒロ
原作者サイト:黒を愛する
作者名:竹村洋平
作者twitter:竹村洋平さん(@takemura4hey) / Twitter
連載サイト:魔都精兵のスレイブ – タカヒロ/竹村洋平 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:魔都精兵のスレイブ (13)
Kindle版まとめ買い:魔都精兵のスレイブ
DMM電子書籍:魔都精兵のスレイブ (13)

八雷神から力を与えられた人間たち神奉者の襲撃を撃退した魔防隊。
夢路だけが生き残り、情報を得られたことでアジトの一つに総組長自らが乗り込むんだけど、
そこには優希を装備品として伴っていて…

八雷神を相手にしても対等に戦えるあたり恋はやはり強いんだけど、
まだまだ八雷神は手の内を見せてない気がするだけに油断はできないと思います。
何しろ「これで万全」とばかりにご褒美対策を練ったというのに、
簡単に陥落しちゃってますから…!

やはり恥じらいがあるご褒美は良いですね…
こう、「くっころ」系のエロさがあるというか…
プライドが高い女が為す術も無くエロい目に遭うというのは、
とても良いものだと改めて思いました。

そして今回はもう一人注目すべきなのは、
気弱で自信が無い組長のベルですね。
七番組の鍛錬に合流したんだけど根性がないので逃げだそうとして、
恋に見抜かれてしまう、心はわりと普通の女の子。
能力だけは直死の魔眼なみにぶっ飛んでるけど心が普通な彼女に、
優希は良い仕事をしてくれるわけです。

身体だけじゃなくて、心もほぐすことで、
これからベルが成長していくんだ…!

と感じたところにアレだもんなぁ…
いやはや容赦がなさ過ぎでしょう。
ベル… 死なないで…

それはそうと描き下ろしでは恋の高速モフりが描かれてましたが、
対面座位はエロいと思いました。
恋は全然懲りてないからまた屈服ご褒美が見られそうですね。
とても楽しみですw

:: 2023/5/10 水曜日::

■[漫画]悲劇と狂気の二重螺旋「終末のハーレム」17巻

終末のハーレム17巻終末のハーレム17巻
出版社:集英社
原作者名:LINK
作者名:宵野コタロー
作者サイト:弐ジ元
作者twitter:宵野コタローさん(@kotaro_shono) / Twitter
紙書籍通販:終末のハーレム (17)
Kindle版まとめ買い:終末のハーレム
DMM電子書籍:終末のハーレム (17)

男嫌いの極地のような自称三賢者のUW幹部たち。
MKウイルスを人工的に合成し散布して数十億人を殺した上に、
今度は女性だけで生殖できる装置まで開発…!

生物として理をねじ曲げた三賢者は、
自ら育て、非道な洗脳の果てに操り人形としたクロエ・マンスフィールドが、
カレンちゃんによって洗脳が解かれたことで反旗を翻されて…

この世界の謎が殆ど解けたことからわかるように完結間近なんですが、
それだけにかなりえげつない展開の目白押しでしたね。
マンスフィールドさんはかなりのサイコパスだなぁ、と思ってましたけど、
それも三賢者によって洗脳された結果だというのだから悲惨です。
今までの凶行もそのせいだったというのだから、同情しかないです。

そしてカレンちゃんもかなりの凶行をしちゃうから困りますね…
やっと水原くんが対NOSEX試薬を作ってくれたというのに、
自らに従わないというだけで、えげつないことを仕掛けちゃうんですから…
いや、ホント、マジで。
次巻で詳らかになるんでしょうけど、本当に水原くんは不幸体質すぎると思います。

それにしても陸くんはエロ担当ですね。
第二部の主人公だと思ってたんですけど、
水原くんに不足しがちなエロを供給するエロ担当だったとは驚きです。
まぁ、最後に見せ場があるので、そこはご安心ください。
次巻で完結なのでお楽しみに…!

:: 2023/4/16 日曜日::

■[漫画]こどもがなかないせかいをつくるために「SPY×FAMILY」11巻

SPY×FAMILY11巻SPY×FAMILY11巻
出版社:集英社
作者名:遠藤達哉
作者twitter:遠藤達哉さん(@_tatsuyaendo_) / Twitter
連載サイト:SPY×FAMILY – 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:SPY×FAMILY (11)
Kindle版まとめ買い:SPY×FAMILY
DMM電子書籍:SPY×FAMILY (11)

ヨルさんが偶然ダミアンくんのママと友人になり、
ロイドの方は職場で困った上司をやり込めて仲良くなったりしたけれど、
アーニャはダミアンくんとの仲は相変わらず。
しかし、そんな幼い二人が巻き込まれる大事件が起こるのであった…!

という訳で今回のメインはアーニャとダミアンくんが巻き込まれるバスジャック事件です。

10巻でロイドが幼い頃に始まった戦争という暗くてシリアスな話があっただけに、
また連続でシリアスな展開なのか…
と半ば諦めていたんですが、巻き込まれたのはアーニャですからね。
しっかりとコメディ要素が組み込まれていてとても安心しましたw

アーニャは心が読めるから機転が利くしテロリストの嘘を見破って安心できるんだけど、
何もしらないダミアンくんは本気で怖がっているのが…
申し訳ないんだけどメチャクチャ面白いんですよね…w
ダミアンくんは恐怖を感じながらもちゃんと行動できる勇気があるし、
小便を漏らすこともしなかったし、とても格好いいと思うよ!

テロリストが抱える過去は重たいし、
アーニャたちが住んでいる国の闇深さが垣間見えたけれど、
政府批判ができない国というのは現代でもそこら中にありますからね。
隣国なんか正にそうですし。
そういったところはリアルだなぁ、と感じます。

とはいえ、そんなテロリストを相手にどうやって解決するのかと思ってたら、
まさかのアーニャが大活躍だったのには最高に笑ってしまいましたw
この漫画は本当にシリアスとコメディのバランスが絶妙だよなぁ、と改めて思った次第です。

最後もダミアニャであり、ヨルさんとロイドの親子愛を感じたり、
良い話で終わったと思ったら、メリンダさんの二面性に恐ろしさを感じたのでした。
うーん、この漫画は最高に面白いコメディとスリリングなシリアスが両立するなぁ。
続きがとても楽しみです…!

:: 2023/1/13 金曜日::

■[漫画]かつての師弟と今の姉妹弟子「魔都精兵のスレイブ」12巻

魔都精兵のスレイブ12巻魔都精兵のスレイブ12巻
出版社:集英社
原作者名:タカヒロ
原作者サイト:黒を愛する
作者名:竹村洋平
作者twitter:竹村洋平さん(@takemura4hey) / Twitter
連載サイト:魔都精兵のスレイブ – タカヒロ/竹村洋平 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:魔都精兵のスレイブ (12)
Kindle版まとめ買い:魔都精兵のスレイブ
DMM電子書籍:魔都精兵のスレイブ (12)

八雷神の次の一手は神奉者…
神を崇拝し、神から力を与えられた人間たちによる同時多発的襲撃だった!
狙われた一番組組長のJK多々良ちゃんは人質を取られながらも、
持ち前のガッツで反撃するんだけど…!?

多々良を襲撃してきたのは、京香さんの前任の七番組組長だった夢路。
ドブのような幼少期を過ごし、成り上がることに邁進して組長にまでなったんだけど、
立身出世に囚われすぎてしまい、隊員を酷使しすぎたことで京香さんと対立し、
決闘で敗れ、魔防隊を去ることになった彼女は神の手下となっていたわけですが…

京香さんとの性格の相性は悪くなかったんだけど、
立身出世にコダワリすぎて、頑なになりすぎて歯車が噛み合わなくなってしまったのが残念ですね。
体育会系の京香さんと、ガムシャラ系の夢路は良い組み合わせだったんだけどねぇ…
優希のような潤滑油になりそうな人材が当時居たら、と思わずにはいられません。

今回のご褒美担当は主に多々良ちゃんでしたが、
JKらしいデートを妄想したりと初々しいものがありましたね。
とはいえ、積極性は凄かったですけど。

自ら駅弁スタイルに持ち込む獣性は末恐ろしいですね。
優希争奪戦にまた一人加わることになりましたよ。
若いから可能性も未知数ですしね。
天花さんは余裕だろうけど、朱々ちゃんは焦りそうだなぁ…w

:: 2022/10/6 木曜日::

■[漫画]今、そこで起きている悲劇「SPY×FAMILY」10巻

SPY×FAMILY10巻SPY×FAMILY10巻
出版社:集英社
作者名:遠藤達哉
作者twitter:遠藤達哉さん(@_tatsuyaendo_) / Twitter
連載サイト:SPY×FAMILY – 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:SPY×FAMILY (10)
Kindle版まとめ買い:SPY×FAMILY
DMM電子書籍:SPY×FAMILY (10)

アーニャが雷を取ってきて倒れてしまった父ロイド。
ロイドが夢の中で思い出すのは楽しかった子供時代に、
戦争へと突入してしまった凄惨な記憶だった…

今、この時代に。
ウクライナで起こっていることが身近に感じられる今だからこそ、
この物語を読むと臨場感がとてつもなくあります。
とても嫌だけど…

平和に暮らしている市民たちを嘲笑うかの如く起きる戦争。
一度始まってしまえば復讐の連鎖が起こり、
止まることを知らず突き進んでしまう悲劇。
そんな悲劇の中でロイドが得た結論が無知の恐怖。
ロイドがスパイとして最前線で活躍する原動力を見ましたね…

そして後半ではヨルさんのママ友が出来る話なんですが、
出会い方がわりとファンタスティックでしてねw

まるでヒーローみたいですが、とてもヨルさんらしいというか。
お陰様でママさんバレーをするヨルさんを見られて面白かったけど、
出会った相手がまさかあの人の奥さんだったとは…!
いやはや、これもまた運命なんでしょうかね?

しかし巻末でメタな描き下ろしをやってましたが、
確かにこのペースだと80巻まで掛かる可能性もゼロではないですねw
できれば私が生きている間に完結して欲しいものですw

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