■[漫画]退廃エロSF堂々完結!「終末のハーレム」18巻
終末のハーレム18巻
出版社:集英社
原作者名:LINK
作者名:宵野コタロー
作者サイト:弐ジ元
作者twitter:宵野コタローさん(@kotaro_shono) / Twitter
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ジャンプ+のエロ担当「終末のハーレム」もついに完結…!
99.9%の男性が死滅した世界で生き残ったごく僅かな男性たちを真面目に描いたSF作品でもありますが、
ラストまで目が離せない展開の目白押しでしたね…!
三賢者こと男嫌いの過激思想の持ち主がMKウイルスをバラまきUWを設立して世界を統治。
それに気付き、細胞硬化症を治療した男性が免疫を持つことを知った日本支部がナンバーズを管理し、
UW本部の支配から脱却しようとしたけれど、クロエによって阻止され、更にはNo.1は死亡。
水原くんがワクチンを作成するもUWはスパイを送り込みワクチンに性欲消滅物質を混入させ世界が混乱。
数十年スパンで男性が絶滅しそうだったけど、カレンがクロエの洗脳を解いて三賢者を抹殺し、
肥大する野望のまま禁忌の領域にまで手を伸ばして…
一部のキチガイで世界が混乱するのは現在進行形で実感していますが、
振り回される人たちの悲劇は見ていてツラいものがありますよね。
まぁ、キチガイの中でも三賢者はともかくカレンちゃんの主張は一理あるとは思います。
水原くんは研究者でしかないから、為政者視点は持てませんからね。
こういった社会問題には気付けないのも仕方がありません。
とはいえ、カレンちゃんのやり方はド外道するぎるとは思うのですよ。
それが正に因果応報になっているのは、カレンちゃんらしいな、とは思うのですが。
そんなカレンちゃんのやり方に問題があったとしても、
それに救われてきた土井くんがカレンちゃんを簡単に切り捨てることはせず、
最後まで決して見捨てないでいたのは良かったと思います。
土井くんの優しいところが変わって無くて嬉しかったです。
とはいえ、水原くんと美来さんに艱難辛苦が課されまくりなのは悲惨ですよね…
水原くんはまたもや創薬が必要になったんだけど、
それには計算リソースが必須なんだけど許可が下りない。
そこでどうするかというと…
まさかここで第二部で出てきたショタ担当の陸くんが活躍するとはなぁ。
世界中から計算リソースを集めて元気玉みたいにするというのは、
とてもジャンプらしいやり方だと思います。
正直、連載が始まった時はイロモノなエロ作品だと思ってただけに、
意外と骨太な作品になったことに驚きました。
物語としても綺麗に着地して最後まで面白かったです。
次回作にも期待したいですね。
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