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:: 2022/3/27 日曜日::

■[漫画]涙の別れは似合わない「葬送のフリーレン」7巻

葬送のフリーレン7巻葬送のフリーレン7巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん(@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
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孫弟子であるフリーレンを不合格にしたゼーリエだけど、
そのフリーレンの弟子であるフェルンには才能を感じ合格を出すことに。
他にも有望な相手には合格を出し、
これにて一級魔法使い試験は終了し、晴れて北部高原への旅が再開することになったのだった…

わりと長く感じていた一級試験も終わってみれば少し寂しくなりますね。
デンケンを初めとした濃い面子と出会えたりと結構楽しかったからかな?
とはいえフリーレンの心に根付いているヒンメルの言葉の通り、
涙の別れなんて似合わないですよね。

ヒンメルは本当に良い言葉、良い思い出を残すよなぁ…
それだけにヒンメルへの慕情が募るわけですが…
本当に死者に会えるのだろうか…

それと旅の途中で色々とラブでコメる予兆が見えてきてちょっとトキメキますね。

今でこそラブコメ漫画指数はマガジンの方が高いですが、
昔はサンデーといったらラブコメ漫画でしたからね。
そちらに期待が高まってしまうのは仕方がないでしょう。

とはいえこの作品はフリーレンですからね…
温泉の気配が出たのにサービスシーンはかなり薄目でしたし…
今回は少しでもフェルンの心を動かせただけで良しとしましょう。
次巻以降でのラブコメ展開に少しだけ期待したいところです。

:: 2021/11/22 月曜日::

■[漫画]未踏破ダンジョンを攻略せよ!「葬送のフリーレン」6巻

葬送のフリーレン6巻葬送のフリーレン6巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん(@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
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DMM電子書籍:葬送のフリーレン (6)

魔族が闊歩する大陸北部に立ち入るため一級魔法使い試験を受けるフェルンとフリーレン。
第二次試験は受験者協力型のダンジョン攻略!
しかし魔法使いは曲者揃いなため、すんなり協力できるはずもなく、
それぞれが攻略に挑むことになるんだけど…

フリーレンはヒンメルとの思い出を楽しそうに話しますよね。
本当にフリーレンにとってはこの1000年で一番の思い出なんでしょう。

ヒンメルによって生き方やダンジョン攻略の仕方まで影響を受けてて、
そういったところがとてもエモかったです。

ダンジョン攻略ですが、何だかんだで協力して攻略し、
魔法使いにとっての魔法の相性差の話も面白かったし、
何よりもフェルンの可能性が垣間見えて興味深かったです。
1000年前にゼーリエが予言していた通り、短いサイクルで生きる人間は、
だからこそ悠久の時を生きるエルフを超える可能性を秘めているんでしょうね。

とはいえ、フリーレンの1000年の研鑽もバカに出来なくて、
80年振りに出した奥の手の奥深さには驚きですね。
あれはどんな魔法だったんだろう…

次巻で一級魔法使い試験編は終わりになりますが、
これもまたフリーレンの良い思い出になるんじゃないかな…

それと全くもってどうでもいいおまけ。

一級魔法使いレルネンのゴーレムがどう見ても武梨えりさんだった件について。

武梨えりさん本人からもお墨付きが…!w

:: 2021/7/24 土曜日::

■[漫画]一級魔法使い試験の始まり「葬送のフリーレン」5巻

葬送のフリーレン5巻葬送のフリーレン5巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん(@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
紙書籍通販:葬送のフリーレン (5)
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DMM電子書籍:葬送のフリーレン (5)

立ち入りが制限されている北部高原に向かうため一級魔法使い試験を受けることにしたフリーレンとフェルン。
その第一次試験はチーム戦なんだけど、組相手のクセが強い上に、
難易度が高い課題が出て苦労しそうで…

フリーレンが組むことになったラヴィーネとカンネは、
フェルンと同じくらいの世代の魔法使い。

いがみ合う幼馴染みの扱いに苦労しつつ、
厄介な課題をこなさないといけないとかハンデ戦ですが、
フリーレンにはそれくらいのハンデがないと差がついちゃうよなぁ…

それにしてもフリーレンのことに誰も気付かないのかな…?
と疑問に思ってたんですけど、
ちゃんと気付く人は居ましたね。

宮廷魔法使いのデンケンは60歳は越えてるとは思うけど、
勇者ヒンメルの魔王討伐の頃はまだ生まれてなかったはずだから、
知らないのかなぁ、と思ってたけどちゃんと知ってたんですね。
カンネは名前すら知らなかったけど、
確かに現代でも第二次世界大戦の軍人とか知らない10代とか普通にいるもんなぁ…
試験官である一級魔法使いゲナウが言われるまで気付かなかったのはどうかと思うけど…

それにしても今回は色々な事実がわかりましたね。
大陸魔法協会のトップであるゼーリエがフリーレンの師フランメの師匠だったとか、
魔法の攻撃と防御が進化して質量攻撃魔法がトレンドになってるとか。

フリーレンはヒンメルに影響されて、
自然と誰かの手助けをしてほんの少し人生を変えてあげてるのはエモいですよね。
ヒンメルはもう死んでいるけど、フリーレンの心にはしっかりと残っている…
それがゼーリエの知らない、今のフリーレンなんだと思いますね。

それと今回一番笑ったのはデンケンですね。
目的のためならしつこく、執念深く諦めずに、
魔力が切れても形振り構わないところとか、最高でしたよ。

うーん、嫌いになれない…
というか、むしろ好き…!w

:: 2021/3/18 木曜日::

■[漫画]言葉を交わしてわかり合える相手「葬送のフリーレン」4巻

葬送のフリーレン4巻葬送のフリーレン4巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん(@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
紙書籍通販:葬送のフリーレン (4)
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マンガ大賞受賞おめでとうございます。
この作品が1位になるのはマンガ大賞の選考傾向からすると納得ですね。
とても面白い作品だけど、サンデー連載ということで知名度低いからなぁ…
かつてはサンデー連載というだけで知名度はあったんだけど、寂しい限りです…

立ち寄った村で毒で死にかけたところを助けてくれた僧侶ザイン。
かつて勇者ヒンメルに誘われた時の自分を見ているようで、
今度は背中を押す側になってみようと行動したフリーレンは、
ザインを仲間へと勧誘するんだけど…?

しかしフリーレンの奥の手がこんなにエッチだったとは…!

「お前はピラフ大王か!」

とツッコミを入れてしまうドラゴンボール世代のワタクシ。
もうこれだけでこの漫画がどれほど健全かが伝わってくるかのようですね。

実際ラブコメ描写もかなり控え目なんですよね…
いや、ラブコメ描写の頻度自体はちゃんとそれなりにあるんですよ。
もっぱらフェルンとシュタルクしかいないんだけど。
ただ、そのシーンの演出というかな?
そういうのがとても控え目な見せ方なんですよね。

長年ジャンプのエロコメ漫画を読みすぎた結果、
パンチラがないラブコメ演出には驚かされるというか。
僕ヤバといい、あからさまではないさり気ない見せ方がトレンドなんでしょうか?
言わぬが花、という言葉が思い浮かぶ描写なんですよね…

3巻では文化どころか生態や思考回路そのものが違う、わかりあえない魔族が描かれてましたが、
この4巻では人間同士は言葉を交わして話し合うことでわかりあえることが描かれてましたね。
フェルンとシュタルクしかり、オルデン卿しかり。
でも、亡くなってしまった相手とは言葉を交わすことができないことを、
ヒンメルは教えてくれたんだよなぁ…
フリーレンに送った指輪といい、ヒンメルは言わぬが花がすぎますよね…

終盤からは一級魔法使い試験編に入りましたが、
今度はなろう小説にありそうな話になってきましたね。
魔王を討伐した最強魔法使いが今更の試験に参加とか、とてもなろうっぽい。
でも、フリーレンが事前に釘を刺した通り、魔力が強いだけで戦いは決まるわけではないので、
どんな試験結果になるのか楽しみですね。

:: 2020/12/21 月曜日::

■[漫画]生涯を賭けた戦略「葬送のフリーレン」3巻

葬送のフリーレン3巻葬送のフリーレン3巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者Twitter:アベツカサさん (@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
紙書籍通販:葬送のフリーレン (3)
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DMM電子書籍:葬送のフリーレン (3)

魔王を倒した勇者パーティーのエルフの魔法使いフリーレン。
僧侶ハイターに託された人間の弟子フェルンと、
戦士アイゼンに任された臆病だけど実力はあるシュタルクと供に大陸北部を目指す旅路で立ち寄った街で、
断頭台のアウラが率いる魔族たちとの戦いに巻き込まれて…

この漫画は叙情的なところが面白いと思ってましたが、
アウラとの魔法使い同士の戦いにもワクワクしながら読んでしまいましたね。
こういうところ、少年漫画だなぁ、と思います。

フリーレンが伝説の魔法使いフランメの弟子だったことは2巻で語られましたが、
魔法を教えるだけでなく、魔族との戦い方を教えていたのには驚かされました。

何故フランメがこのような戦い方をすることにしたのか。
魔族という生物の社会構造を観察し、理解した上で立てられた方策で、
それが予想以上にハマったことには納得感がありましたね。

人間と魔族の違いは2巻で描かれてましたが、
そこから更に一歩踏み込んでおり、考察の深さは感心するばかりです。

そして、それらが結実してアウラを倒すシーンは圧巻でしたね。
これほど手に汗握るというか、グッと来るバトルを読めるとは思いませんでした。
この漫画は面白さはまだまだ奥が深い…!

後半からは北部への旅路を再開してますが、
僧侶エルフと出会ったのは何かの伏線なのでしょうね?
肉体派エルフとかかなりギャップが凄いんですが、
今後どう関わってくるんだろう…

そして勇者ヒンメルのエピソードも挟まれてましたが、
やっぱりヒンメルは凄いと思わされましたね。
心折れず、真っ直ぐに生きた人だったんだなぁ、と思わされます。
フリーレンの心に強く残り続けるのもわかりますよ。

最後に新しい仲間になりそうなキャラが出てきますけど、
ハイターとは違った生臭坊主みたいで…
うーん、今後どうなるんでしょうね。
先が読めないだけに楽しみです。

:: 2020/10/24 土曜日::

■[漫画]北への旅路「葬送のフリーレン」2巻

葬送のフリーレン2巻葬送のフリーレン2巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん (@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
紙書籍通販:葬送のフリーレン (2)
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DMM電子書籍:葬送のフリーレン (2)

何百年も生きる不老のエルフの魔法使いフリーレン。
魔王を供に倒した仲間、勇者ヒンメルの死から人間を知ろうとし、
仲間の僧侶ハイターに託された魔法使いの少女フェルンと旅をし、
ドワーフの仲間アイゼンからヒンメルの魂が眠る場所に行くように諭されたが、
その場所は魔王城がある最北の地で…

インパクトがある1巻でしたが2巻も面白さは抜群です。
かつては勇者、僧侶、戦士、魔法使いというバランスの良いパーティーで10年掛かったのに、
今回は魔法使い2人というパーティーで不安があったけれど、
アイゼンの弟子であるシュタルクが合流してくれることになったんですが…

一皮剥けば自信がない若者だったわけで…
とはいえアイゼンがそんな腑抜けをフリーレンに紹介するはずもなく、
シュタルクはシュタルクなりに頑張っているし実力もあるんだけれど、
自信だけがなかったというのが微笑ましいというか面白いというか。

フェルンからの印象は散々なモノだけど、
シュタルクはちゃんと実力があるし、
ソコソコ常識を弁えているし師匠思いだし、
良識をちゃんと弁えている好青年だと思うんですよね。
あとは自信だけだけど、これはまぁ、魔王城までの旅で培って貰うしかないかな…w

とはいえ旅はそんなのんびりしたものではなく、
後半からは北部で暗躍する魔族たちが出てきます。
その魔族ですが、人間やエルフとはまた違った生態が描かれているんですよね。

同じ言葉を話すけれど、生物として違いすぎるため、
相互理解が不可能という種族というのがよく伝わってきます。
フリーレンはそういうのを骨身に染みているんだけど、
平和ボケしている人間たちにはそれがわからないから危機感も湧かないというね…

ラストではタイトルを回収していて最高にシビれます。
1巻の時の面白さを深めつつ、2巻では別ベクトルの面白さも追求していて面白かったです。
サンデー本誌では戦いの結末が描かれているので断言できますが、
3巻もめっちゃ面白いので、是非ご期待ください。

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