本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2021/5/26 水曜日::

■[漫画]戦場の化物、日常の天使「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」3巻

オリビア少尉の活躍でイリス会戦では勝利を収めたファーネスト王国。
追撃の勢いそのままにカスパー砦の先鋒まで任されたけれど別働隊の戦力はわずか2500。
流石に砦を落とすまでは出来ないと思っていたクラウディアだけど、
オリビアが推薦するアシュトンの献策が見事にハマって…

帝国の人たちが可哀想になるほどの快進撃でしたね。
敵味方が知らない隠し通路を探り当てて内部から撹乱するとか、
わりとありふれた手法ではあるんですが、
一騎当千なオリビアが内部から蹂躙することでとてもエグいことになってますね。

敵の新兵器も初見で対処しちゃうわ、
決死の特攻も余裕で裁いて返り討ちにしちゃうわ、
オリビア少尉ってばマジぱないの。

そんな帝国軍にとっては残虐非道なオリビア少尉だけど、
日常だと可愛いところが多いんですよね。
上官相手でも独特のリズムで接するからオットー副官はイライラして、
パウルのおじいちゃんはニコニコするのです。

そしてクラウディアと絵本のことについて話してる時は、
とても可憐な笑顔を見せてくれるんだよなぁ…

こんなに可憐なのに戦場では化け物と恐れられるという、
その二面性がこの作品の面白さなんだと思います。

次の戦場は北になり、オリビア少尉を狙う女将軍も出てきますが、
オリビア無双はまだまだ続くので4巻も楽しみです。

:: 2020/9/7 月曜日::

■[漫画]笑顔の死神「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」2巻

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く2巻死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く2巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:彩峰舞人
原作者サイト:彩峰舞人
作者名:松風水蓮
紙書籍通販:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (2)
DMM電子書籍:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (2)

オリビアという突出した武力の持ち主を得て、有能な副官クラウディアを付けたことで、
別働隊を組織してイリス会戦に臨むことが出来たファーネスト王国。
連戦連勝で傲慢さが出てきた帝国は油断をしているんだけれど、
それでもやはり練度は高く王国軍と拮抗しており…

2巻ではイリス会戦が描かれている戦争パートです。
多種多様なおじさんたちが戦ってばかりなので、
戦記モノが好きな人なら楽しいとは思うのですが、
私はやはりオリビアといった可愛い女の子が出てこそだよなぁ、とは感じました。

そしてオリビアってば本当に容赦ないですよね。
子供が笑顔で蟻を潰して遊ぶように、
オリビアにとって人間というのは別種の生き物なのではないでしょうか。
そんなオリビアと敵対してしまった帝国軍は可哀想ですらありますね…

帝国軍の中でも味方に殺されたミニッツは箸にも棒にもかからないですが、
勇猛果敢すぎたゲオルグさんは生き延びれば敗戦から成長できたでしょうに、
撤退中にオリビアに行き逢ったのは運がなかったですね。
南無阿弥陀仏…

次の3巻でもオリビアは大活躍してくれるでしょう。
その分、たくさんの血が流れるでしょうけどね。
仕方ないよね。

:: 2020/9/6 日曜日::

■[ラノベ]叛逆の王国「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」5巻

同盟国となった神国メキアの盟主ソフィティーアに招待されたオリビア。
国を挙げての歓待を受けて、ゼットの捜索を対価にメキアへの移籍を打診されたオリビアだが、
王国に属して2年間でアシュトンやクラウディアといった仲間が出来たため、
即断できずにいたんだけれど…

オリビアの動向にもヤキモキしましたけれど、
帝国のグラーデン元帥がダルメス宰相に謀殺されたのは正直悲しかったですね…
その直前にグラーデン元帥が家族と仲良くしていたのを見ていただけに、
ダルメス宰相の悪辣さが際立っていましたね…

オリビアは結構揺れたみたいだけれど、
アシュトンの不幸(幸運?)のお陰でしばらくは王国所属のままで良かったです。
まぁ、メキアに移っても諜報部隊がゼットを探し出せるとは思えないんですよね…
オリビアが生まれ育った森の調査すら出来てないしなぁ…

そして王国の暁の連獅子作戦ですが、
意外とサクサク進んでますが、ここからが本番ですね。
オリビアに唯一伍する事ができそうなフェリックスとの対決と、
ゼットとは異なる死神と組んでいるダルメス宰相との対決が待ってますからね。

普通に考えたらそろそろクライマックスになると思うんですけど…
オリビアが幸せになってくれると良いなぁ、と思いますね。
あと、アシュトンの鈍感ラノベ主人公みたいな恋愛模様が、
きちんとクラウディア大勝利になれば良いな、とも思いますw

:: 2020/1/30 木曜日::

■[ラノベ]暴れん坊美少女将軍「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」4巻

死神オリビアの武勲のお陰で中央戦線も盛り返した王国は、
オリビアを総司令官とした第八軍を編成し、逆侵攻を計画する。
その神国メキアは帝国に使嗾されたストニア公国に宣戦布告されるも、
魔法士を抱えるメキアは半分の軍勢で立ち向かう余裕を見せて…

オリビアが昇進して規律が服を着ているようなオットーさんを抜いて、
これで面倒な敬語を使わなくて良いと思いきや、
色々とダメ出しされて逃げて行くところは可愛かったですね。
武力は凄まじいんだけど、こういったところがあるからオリビアは魅力的です。

それにしても、アルフォンス王は無能だと思っていましたがここまでとは…
聖天使と呼ばれるソフィティーアにコロコロと転がされてて、
これが原因で王国が滅びる可能性が充分ありそうというか…
とっとと退位してしまった方が良いのではないでしょうか。
まぁ、王太子とか全然出てきてないのが不安なところですが。
曲がりなりにも将軍になっている第四王女のサーラさんが女王になった方が良い気がする…

サザーランドからの侵攻はかませ犬としての役割が見事にハマりましたけど、
あくまで帝国への侵攻の前座でしかないっぽいですね。
その帝国ではフェリックスが難敵となりそうですが、
彼は彼で200年を生きる魔法士のラサラに相談したりと、
謎な人脈があって、武力以外でも油断ならないですね。

しかし… のじゃロリババアか…
ラサラさん、5巻でも登場してくれないかしら…

:: 2020/1/29 水曜日::

■[漫画]可憐な殺戮天使「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」1巻

死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く1巻死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く1巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:彩峰舞人
原作者サイト:彩峰舞人
作者名:松風水蓮
紙書籍通販:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (1)
DMM電子書籍:死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く (1)

こちらは先日発売された電撃大王で連載しているコミカライズ版です。
作画の松風水蓮さんは「我が家のお稲荷さま。」終了後お見かけしなくて心配していたのですが、
漫画家を続けられてたみたいで安心しました。

原作は可憐な美少女がキルゼムオールする作品ですが、
このコミカライズ版も原作に忠実なのでそこらへんの描写も容赦がありません。
まず、オリビアが可愛いのは原作通りです。

憧れていたケーキをご褒美にもらって満面の笑顔のオリビアがとても可愛いですね。
まぁ、そのご褒美の理由が山賊皆殺しという任務というあたり殺伐としていますが、
その殺伐さと可憐さが同居しているのがオリビアという主人公の魅力でしょう。

帝国軍の兵士を容赦のない剣術と体術でぶっ殺していく凄惨さもオリビアなんだよなぁ…

返り血で彩られながらオリビアが浮かべる笑顔は、
ケーキの時とは違った魅力がありますよね…

松風水蓮さんはわりとベテランさんなだけあって漫画が上手いですし、
何より絵柄が作風と合っているのが良いですよね。
オリビアの可憐さを120%引き出した上で、
笑顔で虫を殺すような無邪気な残虐性も持たせているのが素晴らしいと思います。

1巻はまだ序盤なのでオリビア単騎の武力の凄さのみが出ていますが、
2巻では武力だけではないところが見られると思います。
今から2巻が楽しみです。

:: 2020/1/28 火曜日::

■[ラノベ]戦場に咲く紅い薔薇「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」3巻

北方戦線で紅の騎士団を退けたオリビアは、
約束通り王都の図書館でヴァレッドストーム家の断絶理由を調べることになるんだけど、
中央戦線ではついに帝国の天陽の騎士団が本格的に動き出してしまう。
ついに王国の第一軍も動き出すけれど、その前にオリビアが第一陣として参戦を打診されて…

今回も帝国はオリビア一人に翻弄されてましたね。
オリビアの類まれなる武勇に裏付けされた帝国軍の恐怖と、
それを利用するアシュトンに見事に手のひらの上で転がされてて、
いっそ帝国軍が哀れに思えるほどでした。

そして戦争が終わった後も見どころが多かったですね。
国王との謁見で天然で人間の上位種かのような返答をするのも痛快でしたが、
褒美に大きなケーキを所望して、それを堪能する姿は愛らしかったです。

人間の上位種と言えば神国メキアの魔法士たちはそう自認していたけれど、
オリビアがあっさりと魔法の上位概念である魔術を使いこなし、
天狗の鼻をボッキボキに折っちゃうのも痛快でした。
うーん、神国メキアは今後どういった立ち位置になるのかしら…

しかし、オリビアが深淵人という種族であることだったり、
ヴァレッドストーム家も同じ末裔っぽかったり、
色々と謎が解明しつつ、謎が深まっているのが興味深いですね。

それにしてもどの時代の王様もボンクラだなぁ…
よく下剋上されないもんだわ…

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