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:: 2011/3/13 日曜日::

■[漫画]ヤイさんが居る日常「木造迷宮」5巻

木造迷宮 5(リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2011-03-12 )
コミック ( ページ )

読んでいて凄く微笑ましく、暖かな気持ちになる「木造迷宮」の5冊目。
特別な事なんて何もない、毎日が特別なヤイさんの日常を描き、
その日々の過ごし方を微笑ましく見詰めているだけで心が和やかになる、
そんな魅力に満ちた女中のヤイさんのお話です。

今回は旦那さんこと、作家の柴谷広一の著書を読んでみようと頑張るお話。
ヤイさんはずっと女中として奉公して、奉公先の大旦那さんの計らいで初期教養はあるけれど、
難しい漢字が読めないので、本を読むだけで大変なんだけど、
周りの人に助けられ、読み進めていき、本に感動する姿はぐっとくるものがあります。

旦那さんの本を読むために頑張るヤイさんの姿はいじらしいものがありますし、
勉強する時にセッコちゃんから貰ったダテ眼鏡をする姿も可愛らしいです。
眼鏡=知的という偏見も、ヤイさんだと途端に可愛らしく思えるから不思議なんですよねー
また、サエコさんに連れられた先での巫女服姿だとか、
ホント、ヤイさんの様々な魅力に満ちた1冊でした。

ちなみにそのサエコさんがヤイさんを引き取った時の回想もありましたけど、
今のヤイさんも充分可愛いけど、あどけなさが残るヤイさんも庇護欲を刺激する可愛さがあるよなぁ。
そりゃ、クールビューティーを気取るサエコさんも籠絡されちゃうよなぁ。
そんなヤイさんに世話をやいて貰う旦那さんが本当に羨ましいことです。

:: 2010/10/13 水曜日::

■[漫画]ヤイさん、夢の女学生編「木造迷宮」4巻

木造迷宮 4 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2010-10-13 )
コミック ( ページ )

ヤイさんが可愛い。

もう、本当にその一言に尽きる作品なんだと思います。
メイドさんじゃなくて女中、しかも昭和中期頃を舞台にしていると思われ、
色々とレトロな雰囲気が感じられるのも温かみがあって乙なんですよね。

そんな世界観の中でヤイさんの無防備な所にドキドキしちゃうダンナさんですが、
今回は出番が少なめになって、その代わりにヤイさんの可愛さがかなり増量されています。
特にセッコちゃんが通う学校でひょんなコトから一日過ごすことになったヤイさんが愛くるしいです。

初めて着る、憧れだったセーラー服に舞い上がったり、
子供の頃から羨望の眼差しで見ていた学生達に仮初めとはなることができて喜んだりと、
学生達にとって新鮮なヤイさんと、退屈な授業も新鮮なヤイさんが調和して、
何ともほっこりさせられる空間で癒されるんですよね。

それとサエコさんのツンデレ具合が大変よろしいかと。
コーイチ兄さんことダンナさんの新作小説を探して本屋を廻って、
その小説の出来に感動しちゃうんだけど、本人の前ではおくびにも出さない。
そんなサエコさんもヤイさんに負けず劣らず可愛いと思います。

■[漫画]こっちの女中さんはツンデレです「木造迷宮 別館」

木造迷宮別館 (リュウコミックス)
著者/訳者:アサミ・マート
出版社:徳間書店( 2010-10-13 )
コミック ( ページ )

こちらの女中さんはツンデレというか無愛想です。
酒瓶持ってるように、ダンナさんの前だろうと酒を飲むし、
ダンナさんをボコボコにしちゃったりもするんだけど、
結構可愛い所もある、そんな百目さんが主人公なのがこの木造迷宮 別館です。

元々はコミティア等で頒布されていた同人誌の作品で、
同人誌の内容+αがこの1冊に収録されています。
私も何冊かは持っているんですがコンプリート出来てなかったですし、
ヤイさんと百目さんがクロスオーバーする作品もあったし、
何より面白いので買って大満足です。

普段は無愛想な百目さんが時折見せる意外な表情が魅力的なのです。
いつものボーっとしているダンナさんが酒に酔って積極的なダンディになって、
アレよアレよと貞操の危機に陥って焦ったり、
子供に胸を鷲掴みにされて恥じらったり、
初めて作ったカレーの辛さに驚いたりとホント可愛いんだ。

デビュー初期は本が売れなくて大変だったみたいですが、
こうやって今では同人誌も商業コミックスとなって発売されるに至り、
何とも喜ばしいことです。
このままもっと売れるようになったらベストなんですけどねー
どうなんでしょうか。

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