■[ラノベ]愛する家族との別れ「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」第二部 神殿の巫女見習いIV
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いIV」
著者/訳者:香月美夜
出版社:TOブックス( 2016-06-10 )
Web版本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~:
作者サイト:香月 美夜
絵師サイト:天球堂画報
Kindle版:第二部「神殿の巫女見習いIV」
Kindle版まとめ買い:本好きの下剋上
金属活字を完成させて活版印刷への道筋をほぼ立て終わったマイン。
しかし貴族の既得権益とぶつかることから一時立ち止まることになるんだけど、
生まれたばかりの弟、カミルのために絵本作りに邁進しまくり。
インク工房のハイディと一緒に色インク作りに精を出したりしている中、
神殿長は他領の貴族とマイン排除のために悪巧みをして…
もうね、何度読んでもボロ泣きしちゃいますよ。
Web版を読んだ時も泣いたけど、書籍版だと椎名優さんのイラストのお陰で更に泣きましたよ!
いい歳して何を泣いてるんだと思いますが、泣いちゃうもんは仕方ないんです。
だってあんなに愛し合っている家族同士が離ればなれにならざるをえないんですよ!?
これが泣かずにいられますか!
本当にトゥーリが可愛くて可愛くて、だからこそ泣けてきて…
昔はちょっと邪魔に思っていたマインが今は大事で大切で大好きな妹になっているのに、
そんなマインと別れざるを得ないとかもう本当に悲しくてですね。
家族との別れの中だとトゥーリとの別れが一番泣いたなぁ。
そんな家族と別れる元凶となった神殿長とビンデバルト伯爵には憎しみしかないですね!
独善的で自己愛の塊のような横暴さを見てると反吐が出そうですよ!
そんな神殿長たちを成敗するフェルディナント様と断罪するジルヴェスターは格好良かったですね!
まぁ、もうちょっと早く来てくれればと思うのも確かなんですが、
駆けつけることが出来なかった原因にアルノーの妄執があるのも辛いなぁ。
まぁ、そんなアルノーも次の悪事の前に取り除かれたのがせめてもの救いか…
これで第二部が完結ですが、そのためか字数の問題か書き下ろしが多かったですね。
Web版で先の展開を知っているとニヤリとできるプロローグだったり、
色々と読み応えのある内容でしたのでWeb版読者の人も是非お楽しみ下さい。
そういえばコミカライズ版の紙書籍版が先日発売されましたね!
Kindle版は半年以上前に出てレビューしてますが、
せっかく紙書籍版が出たということで買って読んでみたんですが、
紙らしいギミックがあってニヤリとしましたね。
未読の人は是非カバーをめくってみると良いですよ!
裏表紙のコミカルなマインの可愛さともども必見です!
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