■[ラノベ]動き、集い始める若き星々「東京レイヴンズ 12 Junction of STARs」
東京レイヴンズ (12) Junction of STARs (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:KADOKAWA/富士見書房( 2014-11-20 )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平(@k_aza)さん | Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵(@suminiku)さん | Twitter
Kindle版:東京レイヴンズ 1 SHAMAN*CLAN
Kindle版:東京レイヴンズ 2 RAVEN゙s NEST
Kindle版:東京レイヴンズ 11 change:unchange
Kindle版:東京レイヴンズ 12 Junction of STARs
待ちに待った「東京レイヴンズ」の新刊が発売!
前回、天馬のお陰で夏目が東京に戻ってきたことを仲間たちが知ることが出来、
1年半の雌伏から立ち上がる準備を始めた矢先に、
十二神将のイレギュラーから夏目の存在が陰陽庁に嗅ぎつけられ、
土御門の親たちが捕らえられ、夏目もまた追われることになり…
ギリギリの窮地を仲間たちの精一杯の努力で綱渡りのように切り抜けていくこの展開!
この緊迫感と開放感の連続こそがあざの耕平作品の醍醐味だと思います。
誰か一人の協力が無かったら打開できない状況だからこそ輝く仲間の絆。
それぞれが1年半鍛え上げてきた実力と絆の力で大人たちの陰謀を潜り抜ける、
その若さが感じられる展開が熱い!
そしてニ部になって登場した秋乃はまだまだこれからだけど、
重要なキーパーソンにして仲間になってきそうな雰囲気があるのも良いですね。
ウサギの生成りという珍しさの影に「月輪」という隠し球があったとは。
春虎が苦心して捜索していたモノなだけに今後の重要度が高そうです。
それに対して悲しいのが大友先生だなぁ…
春虎たちのために精一杯やっていたのに、だからこそ春虎に認められないとは…
夜光の記憶が定着したことで、陰陽師として風格が出てきたからこそ、
大友のいびつさの怖さが判ってしまうが故の悲劇。
飛車丸の不安定さもそうだけど、取り返しが付かなそうな所が怖くて悲しいですね。
陰陽庁が企む陰謀も徐々に片鱗を見せてきましたし、
十二神将の中にも倉橋長官たちの動きに思惑を感じる人物が出てきた事から、
今後の大人たちの動きにも注目していきたいものですね。
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