■[ラノベ]泡沫の恋「東京皇帝☆北条恋歌」6巻
東京皇帝☆北条恋歌 6 (角川スニーカー文庫)
著者/訳者:竹井 10日
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-08-31 )
文庫 ( 292 ページ )
作者サイト:東京帝国立・八坂原学院/初等部
作者twitter:竹井10日 (tendays_takei) on Twitter
絵師サイト:el2
前巻で記憶喪失になった一斗ですが、
この作品のヒロインたちはそれでただ凹むだけのはずもなく、
特に夕鶴なんかはこれ幸いと恋人関係を結ぼうと画策したり、
フミさんなんか奥さんの座をゲットしようとしたりと、
やりたい放題なヒロインばかりです。(笑
四菜が復権したり、りせの魔法が暴発して全員記憶喪失になったり、
もう前半はこれでもかというくらいのコメディっぷりを発揮してかなり笑わされました。
また、幕間では厨二病全開の月面での会談とかラノベっぽい展開が続いただけに、
後半からのしんみりした良い話は不意打ちでしたね。
でもそれもまた面白かったです。
特に記憶喪失に関連したいい話ってのは「秋桜の空に」で一度使ってるんですよね。
そういった意味では竹井10日さんの十八番とも言える話だったと言えましょう。
個人的にカナ坊のエピローグはちょっとグッと来ちゃいましたしね。
しかしその際のヒロインに東雲十狼佐ちゃんが出てくるのはかなり意外でした。
大抜擢で大躍進で、それでいて凄く切なかったよ東雲ちゃん…
そんないい話で終わって一斗のハーレムっぷりが見せつけられたラストの挿絵から一転、
来珠の爆弾発言も霞む急転直下の事態が起こってしまう訳なんですが、
果たして今後の展開がどうなるのか、毎度の事ながらドキドキさせられます。
取りあえず7巻の表紙は四菜か夕鶴かが気になる所ですね。
意外とりせが来るかも知れないので油断はなりませんが…(笑
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