■[ラノベ]トライアングラー「銀河連合日本」2巻
銀河連合日本 2 (星海社FICTIONS)
著者/訳者:松本 保羽 bob
出版社:講談社( 2016-06-16 )
Web連載版:小説家になろう
作者サイト:柗本保羽
作者twitter:柗本保羽(@YasuhaMatsumoto)さん | Twitter
絵師サイト:びよんびよん堂
絵師twitter:bob(@biyonbiyon)さん | Twitter
突如外宇宙から地球に飛来した異星人のものと思われる巨大構造物”ギガヘキサ”
交信してくるわけでもなく相模湾の空中にて静止する物体を前に、
日本政府に雇われたファーストコンタクターの交渉人・柏木真人(37)は、
交信不良の原因を解消するために歓迎セレモニーを開催し、見事成功する。
そして人類初となる異星人と交渉することになった日本政府だが…
この2巻ではティエルクマスカ銀河連合の探査船ヤルバーンでの交渉がメインです。
そのため多分に政治的な問題が俎上に上がってくるので、
そういったことに忌避感がない人向けですね。
特に中国相手には辛辣ことが多々書かれているのでそこら辺はご注意を。(笑
でもやっぱり星の海を隔てて出会った異文化&異文明とのコミュニケーションは面白いです。
フェルさん相手に求婚にも等しい行為を知らずにやっちゃってハートを射止める柏木とか、
国会議事堂の食堂でカレーを食べてあまりの美味しさに驚くフェルさんとかね。
SF的なことでいったらティエルクマスカ銀河が5000万光年離れたNGC4565銀河のことだったり、
高度に発達した文明のお陰で完全共和制ともいうべき政体をなしていたりと、
大きなことから小さなことまでとても面白いんですよね。
また、柏木をめぐってフェルさんとシエさんの異星人三角関係っぽいのが出来て、
ラブコメ好きとしては嬉しかったですね。(笑
まぁ、あっという間に寄せてきたフェルさんの圧勝でしたけど、
そこらへんは流石は調査局局長だな、と。(笑
ちなみにWeb版から書き下ろしがちょっとありましたね。
bobさんのイラストも良いけど、原作側からのおまけ要素が増えるのは嬉しかったです。
Web版を読んで先の展開を知っているとニヤリとできる内容だっただけに嬉しさもひとしおでしたよ。
これは3巻も楽しみです。
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