本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2012/6/25 月曜日::

■[ラノベ]佐藤、ロリはやめとけ「ベン・トー 9 おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円」

毎度毎度思うんですが、割りとマジキチが入りながらも最高に面白い作品を書けるのかが不思議でたまりません。
というか文字密度がメチャクチャ高いので読むのに時間がかかりまくるんですが、
それでも面白さの密度もまた高いのでどんどん読み込んでしまう魅力があるんですよね。

一番好きなヒロインである所の著莪が電話先でしか出てこないのが残念ですが、
今回のメインヒロインは表紙にあるように真希乃と茉莉花の年下小中学生コンビ。
真希乃も最後の方で萌えシーンがあったりしましたけど、
やはり今回のメインヒロインはまたもや茉莉花と言って過言ではないでしょう。
というか雪山で遭難するというテンプレ展開をこなすだけでは飽き足らず、
更に間接と言い張りながらのどう見ても直接的なアレですよ!
ヤバイな…、夏コミの薄い本が厚くなるな…!
都条例の危険が危ない!

ヒロイン的には今回は白粉も少しだけ可愛いトコを見せたりしてましたが、
やはりというか煩悩は年末のイベントで昇華したはずなのに、
こんこんと泉のように湧き出るマジキチの前にはあっという間にいつもの通りのポジションに。(笑
まぁ、スーパーでは面白い技見せたりと狼としての将来性は感じさせたりはしましたが…
ちなみに今回のヒロイン中で一番エロかったのは白梅だと思います!
というかあの白梅が赤面とか萌え度も半端無く高かったなぁ…
ギャップ萌えは卑怯やで…

肝心の弁当争奪戦とグルメ描写も熱かったです。
大厄の闘牛士こと、金城よりも更に上の世代のHP部OBの秋鹿が、
その優しさが故に自分を鍛え、槍水先輩を倒そうと奮闘する姿は、
内面にドラマが感じられて感動させられましたね。
また、それに応え、茉莉花との約束を守るために奮闘する佐藤は最高に主人公していて、
物語として読み応えがありました。

しかし今回一番目立ってたのはもしかするとまさかの再登場だった企業戦士サラリーマン・レッドだったかも。
今までも充分キャラが立ちまくってましたが、更にグレードアップした感が…
それでいてサラリーマンだからこその「責任」という重い言葉を佐藤に投げかけたりと、
単なるキワモノキャラで終わらなかったのには正直驚かされました。
というかレッドが作った豚汁+おにぎりが下手すりゃ弁当より美味しそうに感じられましたよ…(笑

色々ありましたが今回も非常に面白かったです。
ただ著莪萌えな私には少々物足りなかったのもまた事実。
しかしそんな著莪萌えな人への救済がWEB書き下ろしに!
フゥオオオー、初日の出でキス始めとか! このリア充め!
この勢いで姫始めな同人誌は夏コミで出ませんかね?
アニメは放映終わったけど、同人誌はまだまだ楽しみであります。

:: 2012/1/4 水曜日::

■[ラノベ]見所てんこ盛り「ベン・トー 8 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版1250円」

ベン・トー 8 超大盛りスタミナ弁当クリスマス特別版1250円 (ベン・トーシリーズ)
著者/訳者:アサウラ
出版社:集英社( 2011-12-22 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:アサウラの生存観察室
作者twitter:アサウラ (asaura_seizon) on Twitter
絵師サイト:Kr3
絵師twitter:柴乃櫂人 (kr3kaito) on Twitter

予想外にもTVアニメが好評のうちに終わったベン・トーですが、
やはり一番面白さが凝縮されているのは原作だよな、と思わせるくらい魅力が詰まった8巻でした。
マニアックすぎるセガへの愛と佐藤の旧友・石岡くんとのアホな思い出
そして何より佐藤の真っ正直な変態っぷりがベン・トーがベン・トー足る所以だよなぁ。(笑

今回は表紙の槍水先輩がサンタ帽を被っていることから判るようにクリスマスな内容なんですが、
前半は割りとそこら辺は関係ないというか、思い込みによる誤解と勘違いとすれ違いの布石ですね。
それは兎も角、茶髪に二つ名が付いて出番も増量、その巨乳っぷりもより顕著に現れています!
相変わらずメカクレな感じになってますが、巨乳な出で立ちは流石と言いましょうか、
恐らくベン・トー世界では並ぶモノがないおっぱいっぷりには思わず拍手を送ってしまいそうです。

実際序盤は佐藤が落ち込んでいる白粉が貧乳の悩みを抱えていると勘違いして、
茶髪や著莪に豊乳の秘訣を聞くという「どこの魔乳秘剣帖だよ」という展開なんですが、
佐藤の青少年の性欲による変態っぷりが遺憾なく発揮されていて最高に笑えます。
また、著莪とあのセガのおもしろハードのトイレッツをプレイする話も収録されてたりと、
著莪ファンとしても非常に笑えるし魅力的で素晴らしかったです。
余談ですがトイレッツに関しては以前twitterで佐藤と著莪の妄想書き殴ってたんですが、原作が割りと近いトコ行ってて笑いました。(笑
原作でかなり良い感じに燃料を用意してくれたので是非ともこの流れでエロ同人誌をですね!(ぉ

中盤からは東北から帰省してきた、かつて佐藤が敗れた強敵サラマンダーが登場し、
オルトロスと二階堂ともども何度も挑んでは敗退するという少年漫画っぽい展開目白押しなんですが、
同時に思い込みでのすれ違いで槍水先輩とのクリスマス会のスケジュールが合わず、
HP同好会の間にギスギスした雰囲気が流れるんですが、
そこは主人公らしさを発揮した佐藤が男を見せて最後には大団円に持って行くのは流石でしたね。
何だかんだで綺麗にまとめるからベン・トーは魅力的なんだよなぁ。

それにしても佐藤ってば何だかんだでそこそこフラグ立ててますよね。
沢桔姉妹はもちろん、槍水姉妹も今回で両方しっかり立ったような気がしますし。
他にも広部蘭やギリー・ドゥーも怪しいけど、一番はやっぱり著莪だよね!
最後は槍水先輩に美味しい所を譲ったけど、それも自身の過去との共感があってこそだし、
そこら辺は正妻の余裕ともとれますしね!
佐藤争奪の雌狼たちの競演を見られるなら見てみたいものであります。

それと余談になりますがベン・トー8特設サイトでWEB限定書き下ろし短編があります。
本編でも出てきたジョン・グッド氏のコーナーもあったりとかなり悪ノリしてるので、
是非ともチェックすると良いと思います!

:: 2011/7/23 土曜日::

■[ラノベ]著莪の内太もも枕…、だと…!?「ベン・トー 7.5」箸休め ~Wolves, be ambitious!~

ベン・トー 7.5 箸休め 〜Wolves, be ambitious!〜 (ベン・トーシリーズ)
著者/訳者:アサウラ
出版社:集英社( 2011-07-22 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:アサウラの生存観察室
作者twitter:アサウラ (asaura_seizon) on Twitter
絵師サイト:Kr3
絵師twitter:柴乃櫂人 (kr3kaito) on Twitter

セガとジョジョとロリをこよなく愛するアサウラさんのベン・トー最新作だよ!
「狼よ! 大志を抱け!」とは道産子らしいサブタイトルですが、
中身を読む限りその大志がセガのハード事業部復活とかならまだマシなんですが、
ロリと一緒に温泉に入って股間のモノをロリのお尻に当てるとかだったら、
目も当てられないというか、児ポ法に抵触しそうです隊長殿!
佐藤はそろそろ逮捕されるか白梅のマジ折檻を受けるのではなかろうか…

巻数表記が端数になっているように今回は短編集なんですが、
佐藤たちが茉莉花のお願いで小旅行に行く中編以外は本当に短い短編ばかりなんですが、
槍水先輩がまだ一年生の頃、烏頭みことや金城たちと仲が良かった頃のだったり、
本編では出番が少ないけど特徴的なあせびが出てくる話だったりと、
相変わらず濃くて面白かったです。

特に小旅行でまさかの企業戦士サラリーマン・レッドと再会したのは熱いですね!
正直、弁当を買いに走るミッションが成功するのかより、
レッドが今回悲惨な結末を迎えてしまうかどうかの方が気になりましたよ!
まぁ、レッドの末路がアレだった上にその願いが佐藤たちに届いてなかったりと、
相変わらず悲惨だったのには涙を誘われますが…(つД`)

本作で一番人気は恐らく著莪だと思いますし、私も大好きなんですが、
本当に何か著莪がメインヒロインな立ち位置になってきていて俄然沸き立ちますね!
まぁ、小旅行では学校の関係で付いていけませんでしたが、
短編での佐藤との濃密なスキンシップや、クラスの男子に告られてからの、
言わされた理想の相手像を思うだけでグッときて拳を握りましたよ!
いやー、そうこなくっちゃねー!

しかしそれとは別にロリヒロインの茉莉花とのフラグがビンビンというか、
佐藤の股間がビンビンでそこに茉莉花のお尻が水着越しとはいえランデブーとは…
昨今のラノベ業界の潮流に呑まれてロリヒロイン化するのか、ベン・トー!

まぁ、それはそれでアリかもなぁ…(ぉ

余談ですが、作中で出てきた大衆律動体操というのを知らなかったのですが、
ググって出てきた動画を見たら納得しました。

これは確かに元ネタ知ってたら笑うだろうなぁ…(笑

:: 2011/3/6 日曜日::

■[ラノベ]空気化著しい主人公の意地「ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円」

ベン・トー 7 真・和風ロールキャベツ弁当280円 (ベン・トーシリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者/訳者:アサウラ
出版社:集英社( 2011-02-25 )
文庫 ( 344 ページ )
作者サイト:アサウラの生存観察室
絵師サイト:Kr3
絵師twitter:柴乃櫂人 (kr3kaito) on Twitter

何でもTVアニメ化するみたいですが、どうなるのか今から気になって仕方ないですね!
いやー、スーパーダッシュ文庫のアニメ化って基本的に残念なのが多いから…
とはいえ、ファンとしては期待したいってのも有るわけでして。
少なくともこれで茶髪(巨乳)のビジュアルが拝めるかと思うとワクワクします。(笑

作者のアサウラさんは昨年の夏コミでベン・トー本を全部ゲットしてましたが、
今年の夏コミでは物理的な意味で難しいのではないかと今から無駄に心配してしまう次第です。
あ、私はエロ同人誌なら著莪が良いです! コメディなら白粉と沢桔姉妹とか!
うーむ、広部さんとのシリアスなラブコメも捨てがたい…

そんな煩悩まみれな私ですが、主人公である佐藤もマキシマム腐女子な白粉も煩悩まみれでして、
特に佐藤がヒモな元狼の山乃守に教えられたテクで白粉を利用しているつもりが、
白粉の資料として疑似フェラさせられていた所は最高にバカだと思いました。
というか、変態という二つ名は白粉にこそ相応しいのではないかと…(笑

そしてメインヒロインであるはずの槍水先輩は殆ど出ずに、
今回はHP部が解散することになった原因の一つが判るOG、烏頭みことがメインです。
いやー、黒髪ロングでメガネだけに飽きたらず黒ストってのが良いですね。
結構ヤンデレの素質が高いのもこれはこれでアリなんじゃないかな、と。

それにしても熱いバトル作品としても充分一級品な本作ですが、
やはりコメディ作品としての質が超絶に高いと感じさせられる7巻でした。
特に恒例の佐藤の過去回想での石岡くんたちとの修学旅行のエピソードは腹が痛くなるほどに爆笑。(笑
カラー口絵ではどんどん存在感が薄くなってるけど、
やはり佐藤が主人公でこそ面白いんだよなぁ、と思わされます。

しっかしアニメ化かー…
同じ集英社だからかジャンプネタが多いのは兎も角、
今回もゲームギア(私も持ってました)が出てきたりとセガネタが多いのはどうなるんだろう。
出来ればセガがスポンサーとなってまんまそのネタを盛り込んで欲しいのですが…!
セガがあってこそのベン・トーだとも思っているのでそこら辺は頑張って欲しい所ですね。(笑

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