本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2012/5/3 木曜日::

■[漫画]祐二を求めてタイタンの湯「世界の果てで愛ましょう」6巻

世界の果てで愛ましょう 6 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-04-27 )
コミック ( 193 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

記憶喪失→実の兄の涼馬(♀へ性転換済み)を押し倒す→家出
というコンボを炸裂した祐二が流れ着いたのはタイタニア王女アリシアが経営するタイタンの湯。
戻れない祐二が住み込みバイトを始め、一番テンパってるのはアリシアな訳です。
今回は恋する乙女なアリシアがやたら可愛いかったです。

しかし涼馬は馬に蹴られるどころか馬を蹴る勢いでアリシアの恋路を邪魔しまくりですね。
祐二を何とか連れ戻そうとあの手この手と妨害しまくりでアリシアにちょっと同情するレベルですよ。
というか涼馬は祐二に押し倒されたことだって全然気にしてない器の大きさですよ。
まぁ、何にしても良いトコで落着したので、今後のアリシアさんの恋路にも期待です。
カバー下おまけ漫画を読む限り祐二の方も離れられないみたいですしね。(金銭的な意味で

それと後半の手前に入っている「餃子の王子様」はコメディとして面白いです。
涼馬に教わった餃子の中身を間違って全国放映してしまった王子の尻ぬぐい的な話なんですが…
王子をアゴで扱き使う涼馬が餃子の味を求めてひたすら頑張り、
涼馬が餃子に思い入れがある理由も良い話なんですが…
まぁ、何とも綺麗にコメディでしたね!(笑

そして後半では少しずつ毒されていってる涼馬が見られるんですが、
このままなし崩しに花嫁エンドに行かなくて、ここにきて大きなストーリーの転換点に。
王子に忍び寄る魔の手と、巻き込まない為に愛してるからこそ涼馬を突き放そうとする王子。
でも敵の方が一歩先を行っていて、果たして連れ去られた涼馬ははたしてどうなるのか?
何となく物語の終盤っぽいので次回あたりで最後だったりするのでしょうか?
何はともあれ7巻も期待です。

:: 2011/8/31 水曜日::

■[漫画]涼馬くんのお人好しは世界を救う「世界の果てで愛ましょう」5巻

世界の果てで愛ましょう 5 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-08-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:たけだ動物園

大国デンバーの王子にしてエミリオ王子の実弟であるアレックスが仕掛けた、
涼馬を利用してのエミリオ王子暗殺計画。
男に戻る薬を餌に涼馬を利用していたつもりのアレックスにも、
毒を飲まされると思っていたエミリオ王子にも予想出来なかった、
自らが毒をあおることで解決しようとした涼馬だったが…!?

という訳で肉親同士で血で血を洗う戦いに明け暮れていた王子たちにとって、
ドがつく程のお人好しな涼馬は完全に想定外。
アレックスはかつて自分を救った母の面影を幻視して涼馬の中に母性を見ることに。
またエミリオも妄執に囚われることなく即位した頃の初志を貫徹して、
アレックスには兄弟としての罰を下すのみとすることに。
うーん、涼馬の母性ってばぱないの。

柔道部のチアリーダーを頼まれるという、
何ともバカらしい展開の話でもそのお人好しっぷりを見せつけて、
非常に心揺さぶられまくりというか、乳も揺れまくりな涼馬は、
本当に罪作りな可愛さだと思うわけですよ!
女の子より女らしい涼馬には気むずかしい貴族のグリンデルさんも遂にはデレてしまうのです。

まぁ、そんな涼馬に初期からデレてる実弟の祐二なんですが、
長期連載に付きものの記憶喪失をすることでとんでもない勘違いをして、
家出&タイタニアの旅館に行くことで次のフラグが立ってる訳なんですが、
はたしてブラコン(シスコン?)は治るのでしょうか?
…無理な気がするなぁ。

しかし何だかんだでエミリオ王子のことを信頼している涼馬が可愛いわけですが、
その涼馬が母親似だったのにはビックリです。
オヤジさん、良い嫁貰ってたんだなぁ…

:: 2011/5/30 月曜日::

■[漫画]エッチなのはいけないと思います!(くんかくんか「ハルとナツ」2巻

ハルとナツ 2 (ジェッツコミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:白泉社( 2011-05-27 )
コミック ( 178 ページ )
作者サイト:たけだ動物園

エッチなことにオープンな姉の夏実と、むっつりスケベな春菜の双子姉妹に好かれている、
羨ましいけど、そのポジションを代わりたいとは思えない木村くんの苦悩を描いた、
ハイテンションエロコメディの「ハルとナツ」の第2巻。
今回は1巻にも増して非常に頭の悪いエロコメになっております。

1巻当初は独占欲は強すぎだけど優等生で真面目で清楚な乙女だった春菜さんですが、
2巻からは抑えられていた欲望が留まることを知らず、夏実もビックリな変態性が開花!
表面上は取り繕っているけど、その中身は木村くんのパンツでくんかくんかするという、
少々どん引きしてしまうくらいの頭の悪さが目立ってきて最高にバカです。

本人の着衣にまで独占欲が及ぶという変態道を突き進む春菜さんは、
もう途中からは自粛しなくなったのか木村くんのパンツの為なら手段を選ばず、
更には木村くんのもっこりが見たくて涙を流すまでに!


注:学校では清楚と評判なヒロインです。

正直1巻刊行当初からはここまでヒロインがぶっ飛ぶとは思いませんでしたが、
これはこれでアリなんじゃないかな、と思わなくもないです。
甲斐性無しの木村くんを「私が養う」と真面目な顔で断言する上に、
それに対して「やったー」と思ってしまう木村くんは良いカップルなんじゃないでしょうか。

それにしても最近、夏実の方がヒロインとして相応しい気が…
比較対象の株価がアレだから相対的なだけだとは思いますが。(笑

:: 2011/3/3 木曜日::

■[漫画]涼馬くんの意地っぱりー!「世界の果てで愛ましょう」4巻

世界の果てで愛ましょう 4 (電撃コミックス)
著者/訳者:武田 すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-02-26 )
コミック ( ページ )
作者サイト:たけだ動物園

TS(性転換)モノのお約束の一つに、
「身体は女の子なのに言動は男の子」というものがありまして、
今回はその中でも顕著な例の一つ「パンツ一枚での行動」をフィーチャーした、
大変に抱腹絶倒なネタが初っ端から入れ込まれ笑いの渦に誘い込まれます。
ちなみに「女も自宅ではパンツ一枚で居るよ」という事実は、
男の夢を破壊するものなので気にしない方向で。

しかし本当に涼馬くんが意地っぱりなんだよなぁ。
ツンデレとはまた違う、意固地で頑固な女の子の系統と言いましょうか。
イジデレ(?)とでも言いましょうか、素直になれない女の子が可愛いのです。

自分は男だと言い張ってパンツ一枚で過ごす事に意地張ったり、
王子のことなんか気にしない、嫁になんてなるもんかと言っておきながら、
王子を狙っていたアリシアがもう王子狙いじゃなくなったと知った途端に、
やけに嬉しそうにしたりと、素直じゃないんだけど、ふとした折に見せる可愛らしさが可愛いのです。

しかしそんな涼馬くんの意地っぱりで素直になれない所が、
終盤になって悪い方向に傾いて大変なことに…
いや、1話の内容を覚えていれば充分考えられる展開だったんだけど…
もう、本当に涼馬くんって意地っぱりで素直になれないけど、超が付くほどお人好しなんだから…
王子には気張って貰って何とかして欲しいトコです。

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