■[漫画]新入生がやってきた!「とめはねっ!鈴里高校書道部」8巻
とめはねっ! 鈴里高校書道部 8 (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2011-05-30 )
コミック ( 216 ページ )
オープンキャンパスでの突発的「かな勝負」の開始から決着に、
縁ちゃんが望月さんのデートに図らずも乱入しちゃったり
新緑の季節に入り、新入生が書道部にもやってきたりする「とめはね」8巻。
本誌連載が昨年末から今年の3月末まで休載してたので心配しましたが、
何とか無事出たようで嬉しい限りです。
「かな勝負」では鵠沼の、というかブラック日野ちゃんが負けん気の固まりになっているのに、
一見何も考えてないようで真剣に書道に取り組んでいる縁ちゃんの方が上に来ちゃう展開は、
こういってはアレですが、やはりスカっと爽快感があるんですよね。
それでいてちょっと抜けてて、そこに先輩からサクっとツッコミが入るのが縁ちゃんらしいというか、
憎めないトコなのですよ。
望月さんと一条くんのデートを図らずも邪魔しちゃった時も、
何とも草食系らしい消極的な縁ちゃんも彼らしいと言いましょうか。
どちらかというと今までの河合克敏作品の主人公フォーマットは一条くんなだけに、
新鮮さが感じられて良いんですよね。
まぁ、ヒロインの望月さんも全くヒロインしていない脳筋で、
一条くんとのデートも全くデートと認識してない上に、
そもそも異性としてより書道のライバルとして見てる辺りが何ともおかしいというか微笑ましいです。(笑
さてさて肝心の新入生ですが、望月さんに憧れて柔道部と掛け持ち入部した羽生さんはまだ扱いやすいけど、
前衛書という斬新な書道に邁進する島さんが加入して、更に混沌としてきそうで面白いです。
縁ちゃんに対して初対面のイメージが悪い島さんですが、
これは後に縁ちゃんルートに入る前フリな気配をヒシヒシと感じますですよ。
しっかし、縁ちゃんは顧問を除いて唯一の男子だというのに全くハーレム主人公じゃないでしょね。
羨ましさよりも先に同情心が先に来てしまう、そんな主人公です。
頑張れ、縁ちゃん。
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