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:: 2020/4/27 月曜日::

■[漫画]みんなちがって みんないい!!!「異世界ソープランド輝夜」2巻

異世界ソープランド輝夜2巻異世界ソープランド輝夜 (2)
出版社:日本文芸社
作者名:猪熊しのぶ
作者サイト:ぜい肉キロ10万円
作者twitter:猪熊しのぶ (@shinobu_inokuma) | Twitter
紙書籍通販:異世界ソープランド輝夜 (2)
Kindle版:異世界ソープランド輝夜 (2)

何故かお店の表通りが異世界に繋がってしまった”ソープランド輝夜”
そこは人々の生活を脅かす竜を退治する「竜を狩る者」たちが、
日々の癒しを得る場所であった。
しかし、その「竜を狩る者」たちはみんな仲が良いというわけではなくて…?

今回は弓使いのジェイコブと斧使いのドミニクを軸に物語が動きます。
自分のお気に入りの嬢が世界一ィイ! という話題で喧嘩というのは、
どこの世界でもある話ですので新鮮味がないかと思いきや、
流石はこの漫画は異世界という名を冠するだけはあります。

支配人の計らいでスワッピングみたいなことになることで、
体験したことがない性技に翻弄される二人が面白いですね。

情報化社会となった現代では性技も知が集約され、
パイズリ一つとっても色々な派生があるのです!
いやー、勉強になりますね!

それに現代日本で培われた独特の文化である”スク水”
それがロリ体型の泡姫が使うことによって、
とても背徳的なプレイが出来るというのがまたエロいですね。

エロにしか使い道がない、透ける白スク水なあたり、
スク水という文化に馴染みがない異世界向けのチョイスだと思います。
日本人なら紺色でも興奮するだろうけど、異世界の人だと透ける白スク水がベストマッチでしょうね!

また、二人のシモの特徴も弓使いと斧使いらしいもので、
それを使ってお互いがお気に入りの泡姫を満足させるプレイをするとか、
とてもエロくて面白かったです。

あと、特別編の「娼婦殺しと泡姫」ですが、
これが意外と良い話なので驚きました。
エロかったんだけど、それ以上に人情話というか…
いやはやエリさん、良い女だわ…
そりゃ人気出るはずだわ…
リコリスが入れ込むのもわかるわー…

そして2巻ラストで中々不穏な雰囲気でしたが、
はたして続きはどうなってしまうのか。
楽しみなので早く続きを読みたいです!

:: 2019/5/29 水曜日::

■[漫画]理想のエロ生活「異世界ソープランド輝夜」1巻

竜谷峡の王国トルムで多くの悪竜を倒し「勇者」の称号を得たリコリス。
若くして地位、名誉、財宝のどれもを満たしたリコリスだが、
トルムの刑法にある未婚のセックス禁止のため若いリビドーを持て余して悶々としていた。
そんなある日、仲間の賢者アレクに隣国の飛び地にあるという娼館へと誘われたところ…

そこは”ソープランド輝夜”
見たこともない器具を揃え、”泡姫”という絶世の美女に奉仕されるワンダーランド…!
性生活を満足させてくれる魅惑の場所が、そこにあった…!

「都立水商!」の猪熊しのぶさんによる新作です!
ざっくり言うと「異世界居酒屋のぶ」のソープランド版です。
つまり、小説家になろうの作品によくある作風の類型作品ですが、
それを風俗エロ描写のベテラン作家がやるから、最高にエロ面白くなっているのです!

異世界モノでは現代日本の文明の利器や技術でSUGEEEするモノがあります。
それは小銃だったり、パソコンだったり、
はたまた暗算といった技術だったりすることもありますが、
まさかそれをソープランドの数々のエログッズとエロ技術でなすとは…!

そうだよね、異世界にはプラスチックみたいな造形が容易な素材がないもんね。
不純物がないローションにエアマットといったグッズがないもんね。
そしてそれらを使いこなす風俗嬢のエロ技術も体系化されてないもんね!
これには異世界の勇者たちも骨抜きになるのも仕方ない!

そして猪熊しのぶさんのエロ描写が凄い。
私は「サラダデイズ」への思い入れが強いので忘れがちですが、
「都立水商!」で培ったエロ描写は熟練の域です。

槍の使い手にして真面目な僧侶も快楽でビクンビクンってなる理由も伝わってくる、
エロの聖母様の熟練の技(すまた)…!
これは昨今クオリティが増加の一途なエロ漫画界でも充分通用するエロさですよ!
まぁ、この漫画は一応エロ漫画じゃないんですけどね!
大丈夫、「すんどめ!! ミルキーウェイ」みたいに青年誌だとギリギリOKなラインのはず…!

笑いながら勃起する…
そんな一種突き抜けている、メチャシコでメチャ面白い作品です。
連載がWeb媒体なこともあってか1話あたりのページ数制限もかなり緩いみたいなので、
普通のエロ漫画雑誌に載っている作品よりもページが割かれているので、
ボリューム的にも満足できる一品だと思います!
エロ面白いよ…!

ペペローション 435ml

:: 2017/11/30 木曜日::

■[漫画]そして、これから…「SALAD DAYS single cut~由喜と二葉~」2巻

「SALAD DAYS」のリメイク版である本作ですが、この2巻で取りあえずの完結です…
私の青春を彩った作品なだけに、ここで終わるのは寂しいですね…
一応リメイクされる前にはきちんと完結しているので、
寂しいという感情が大部分を占めるだけで何とかなってますが…
それでも哀しさはあるなぁ、やっぱり。

特にね、この2巻では二葉の恋のライバルである松本さんが登場しましてね。
彼女が良いキャラしてて、これから面白くなっていくだけに残念さが募ります。
過去にこっぴどいフラれて性格が歪んでしまった松本さん。

男を恋愛の対象ではなく、惚れさせてフルことに楽しみを見出して、
もう恋愛という心を失っているかのようだった彼女が、
由喜の優しさに触れて本気の恋に落ちるところが良いんだ!

チョロい… だがそれが良い…!

周人先生のことが好きなんだけど、由喜のことも無意識で気になる二葉。
松本さんが出てきたことで少しずつその感情と向き合ったり、
周人先生のことで更に心が揺れ動いたり、
ここからの多角関係が面白いんだけども…!
あと、松本さんのフラれ属性っぷりが良いんだけども…!

何故恋愛漫画におけるフラれる女の子はかようなまでに可愛いのだろうか…
もちろん、相思相愛になってラブラブしている女の子は可愛いけれど、
一方通行の恋心が叶わなかった時のフラれる女の子ってのもワビサビというか。
特にサンデー系ヒロインではその傾向が強かったような気がします。
「いでじゅう!」のナカサクとか!(例えが古い

もしかしたら第2部が出るかもしれないみたいなので、
是非ともこの2巻が売れて欲しいものであります。
それまでは… 旧作を読むしかないかな…

:: 2016/12/6 火曜日::

■[漫画]ピンク色デイズ「初めてのあの日、ぼくらは」2巻

10代の少女たちの初体験を綴った本作ですが、
残念ながらこの2巻で完結となります。
オムニバス形式での短編連作って雰囲気は、
「サラダデイズ」とよく似ていて好きだったんですけどね…

完結ということで途中で巫女さんの短編はありますが、
メインは1巻で出てきた鹿音ちゃんの物語です。

hajimetenoanohi02_01

1巻の初体験は幽体だとか夢だとかそういったモノだったので、
未だに肉体的に処女だったこともあり、
ここでちゃんと破瓜イベントをクライマックスに、
そしてドラマチックに描いてくれたのは嬉しかったですね!

1巻で出てきた月ちゃんが良いサポートしてくれてるのも嬉しかったし、
妹の鹿音と兄の明彦、それぞれの視点からのエピソードがあるのも良かったですね。
二人の両想いのラブラブっぷりが二重に知ることが出来ましたし。

これで完結というのは寂しいものがありますが、
物語としては綺麗に終わってくれたのには安心しました。
ただ、一言述べることがあるとすれば…
後書きの作者自画像はもう少し格好良く描いてもバチは当たらないかな…(笑

:: 2016/12/4 日曜日::

■[漫画]青春リバイバル「SALAD DAY single cut ~由喜と二葉~」1巻

約20年前、多くの中高生を虜にしたラブコメ漫画「BOYS BE」と「サラダデイズ」
今でいうリア充向けだったマガジンの「BOYS BE」に対して、
古き良きサンデーの血脈を受け継ぎし「サラダデイズ」は、
非モテ系オタクにどストライクな漫画でした。

その「サラダデイズ」も今ではマンガ図書館Zで全巻公開されているのですが、
それとは別に、ゴラクエッグでリブート作が始まりました!
オムニバス形式だった「サラダデイズ」の中でも特に人気が高く、
私も大好きだった由喜と二葉の二人を軸としたラブコメ漫画として…!

両親の北海道の引っ越しとは別に、
親類が大家のアパートに一人暮らしをして地元に残り高校に進学した由喜。
引っ越さなかった理由は付き合っている彼女と別れたくないから、
という青春そのものだったが、一人暮らしをし始めた矢先にフラれてしまう…
そんな失意の由喜が高校で出会ったのは美人と評判の二葉なんだけど、
初っ端からラッキースケベ三連続を炸裂させてしてしまい…

salad_days01_01

話の大筋は旧作と変わってないんですが、今でも全然面白いですね!
思い出補正があるとは思うんですが、
それでも読んでて嬉し恥ずかし状態のニヤニヤが溢れ出て、
コタツの中でゴロゴロと萌え転がってしまいましたね!

やはりね、アパートの隣に住んでいるというのが青春ですよ。
子供の頃に「めぞん一刻」というラブコメ漫画の金字塔に出会ったがために、
一人暮らしのアパートというものには一種の憧れがあったからなぁ…
私も大学進学の時には夢で胸を膨らませていたっけ…
まぁ、出会いは全くなかったんだけどね!

しかし流石に20年経ってると違う印象も受けてしまう箇所がありますね。
特に周人先生に関してはそう感じるかなぁ。
当時は特に何も感じなかったんだけど、
大人になった今なら、周人先生の周囲への説明不足っぷりに気付いちゃいますね。
バンド仲間からすると「夢見させるようなことやるなよ!」
とキレちゃうのも納得というか。
まぁ、周人先生も二十歳そこそこだから仕方のないことかもしれないけどね。

由喜と二葉のラブコメ漫画としての秀逸さは変わらないし、
由喜の胸を焦がすような青臭いほどの恋への共感は移ろわないので、
今の中高生にも充分受けると思いますし、
20年前「サラダデイズ」を楽しんでいた同士諸君も充分楽しめますので、
是非読んで欲しいですね。

それと描き下ろしで新旧比較とかもやってくれてます。

salad_days01_02

こうして見ると絵柄の変遷が一目瞭然ですねー
読んだ印象は当時と余り変わらなかったんですけどね。
今も昔も、時代の中でも洗練された絵柄なのが原因なのかも。

それにしても単行本描き下ろし4コマには笑ってしまった。
まさか「君の名は。」のネタで来るとは…(笑
猪熊しのぶさん、流行のチェックに余念がないですね!

:: 2015/12/10 木曜日::

■[漫画]あの頃『SALADA DAYS』を読んでいた私たちへ「初めてのあの日、ぼくらは」1巻

初めてのあの日、ぼくらは (ニチブンコミックス)
著者/訳者:猪熊 しのぶ
出版社:日本文芸社( 2015-12-09 )
作者サイト:ぜい肉キロ10万円
作者twitter:猪熊しのぶ(@shinobu_inokuma)さん | Twitter

今から20年前、マガジンがまだ不良漫画全盛でサンデーがまだ元気だった頃、
マガジンの「BOYS BE…」と双璧をなす恋愛漫画に「SALADA DAYS」という作品がありました。
どちらもオムニバス形式だったんですが、「SALADA DAYS」の方が私の好みでして、
毎週ドキドキ&ニヤニヤしながら読んでいたんですよね。
連載が終わった時は満足感と喪失感を同時に味わったものでした。

「SALADA DAYS」作者の猪熊しのぶさんはその後に「旋風の橘」といった迷(?)作や、
「都立水商!」という名作の他にも色々と手掛けてらしたんですが、
この度新天地であるコミックヘヴンで原点に立ち返られました!
それがこの‘初体験限定’オムニバスラブストーリー「初めてのあの日、ぼくらは」です!

この単行本には短編が4つ収録されているのですが、
そのどれもが10代の少女たちの初体験とそこに至るまでの恋模様が輝いているんですよね!

児童養護施設で出会い、恋におちた二人の別れと再会の約束が眩しい「月は朝日と共に」
陸上界のホープである千早ちゃんに愛されてるけど自分に自信がない少年の「無名コンプレックス」
ゴスロリ金髪ツインテールでツンデレなロリ巨乳義妹という属性特盛りの「夏の夜の夢」
一卵性双生児同士の両親を持つ双子のようないとこ同士の「とりかえばや!」
相変わらずバラエティ豊かで素晴らしかったですね!

個人的には「月は朝日と共に」と「夏の夜の夢」が特に気に入りましたねー
「月は朝日と共に」は朝日くんが月ちゃんに恋することによって成長し、
最後には前を向いて歩んでいく感じがして爽やかなところが良かったです。
何より月ちゃんが可愛いのが良いですね!
描き下ろしでその後の月ちゃんが見られたのは嬉しかったなぁ。

そして「夏の夜の夢」ですが、
義妹の鹿音ちゃんのこれでもかといった属性盛り合わせっぷりも凄かったですけど、
ちゃんとハッピーエンドで終わったのが良かったですねー
優しいおばあちゃんが二人の縁をしっかり結んでくれたんだなぁ。
やっぱりこの手の話だとハッピーエンドじゃなきゃ!

他の2つも面白かったし、そちらの方が好みという人も多いでしょう。
そういったそれぞれに好みに合う作品に出会えるのがオムニバスの良いところですよね。

ちなみに「SALADA DAYS」ですが現在はマンガ図書館Zで全巻読めます。
この「初めてのあの日、ぼくらは」と違ってエロいシーンは(多分)ないですけど、
恋のドキドキ感は変わらないので未読の人は是非読んで欲しいですね。

それとメロンブックスでコミックヘヴンと一緒に買うと小冊子が付いたらしいです…

「はじぼく」特典小冊子サンプル「初めてのあの日、ぼくらは」 by 猪熊しのぶ on pixiv

知らなかったー!
頑張ってメロンブックスまで行って買うべきだった…
事前に情報を集めなかったのが敗因か…
無念である。

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