本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2018/8/4 土曜日::

■[ラノベ]天気晴朗なれど波高し「理想のヒモ生活」11巻

理想のヒモ生活11巻理想のヒモ生活11巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 11
Kindle版まとめ買い:理想のヒモ生活
DMM電子書籍:理想のヒモ生活 11

女王アウラは第二子懐妊を機に「宰相」と「元帥」の役職を置き、
同時に権力弱体化を防止するために善治郎を公爵に任命した。
それと同時に国益を得るために双王国から帰ったばかりの善治郎に、
フレア姫の帰国に伴い100日間も掛かる大陸間航行に同行することを命じて…

善治郎、もはやヒモでもなんでもないですね。
愛する奥さんのためにこれだけ頑張るのを見てると不憫というか…
愛する我が子とのんびり後宮で過ごすことが最善だろうに、
子供の成長を見守れない長期出張に出かけるとか、
現代日本でもあるあるだけど、悲しすぎる運命…

唯一の救いはアウラがきとんと自分がしでかしていることに自覚があることですね。
大陸間航行の危険性を正しく把握する善治郎の心意気を汲み、
嫌な側室を娶らせることで好感度が下がっているのをきちんと理解しているだけマシというか。
でも、ここから好感度を挽回するのは難しいだろうなぁ…
一度好感度MAXに上げてるから今は何とかなっているけれど、
これが破綻することを考えると薄ら寒くなってきますよ。
できれば夫婦円満になって欲しい…

次の12巻はまた一年後なんでしょうけど、
できればサクっと大陸間航行をやって欲しいけれど色々とフラグが立ってるので、
ちょっと難しいかもしれませんね…
できればアウラの元へ早く戻ってあげて欲しいものです。
まぁ、私はフレア姫も好きなので、彼女との交流も楽しみではあるのですが…

:: 2018/6/5 火曜日::

■[漫画]新たな家族「理想のヒモ生活」3巻

理想のヒモ生活3巻理想のヒモ生活3巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (3)
Kindle版まとめ買い:理想のヒモ生活
DMM電子書籍:理想のヒモ生活 (3)

異世界の女王に婿入りした善治郎のヒモ生活だけど、
ヒモのような自堕落は生活はせずに、
愛する嫁のアウラを支える日々。
しかしシャロワ・ジルベール双王国から想定外の書状が届き…

3巻にして早くも妊娠&出産です!
この3巻では善治郎の血筋の問題が発覚したりイベントも多いですが、
やはり一番の見所は第一子誕生でしょう。

元々、王族が少ないから子作り目的が第一だったとはいえ、
こんなに早く王子が誕生するとは…
また、それに絡めて原作では書かれていなかった善治郎の家庭環境や、
それに由来する生き方が描写されてましたね。
おかげで善治郎という人物に深みが増したように思えます。

深みが増したといえば書き下ろし短編で取り上げられたイネスですよ。
漫画版ではまだ本格的に登場してませんけど、
原作ではそれなりの頻度で出てくる準レギュラーですからね。
そのイネスにそんな過去があったとは…
意外に感じたけれど、原作の行間を読むと確かにそんな雰囲気が感じられます。
うーん、なるほどなぁ。

しかしこんな書き下ろしを読むと早く原作の続きを読みたくなるわけですが…
果たしていつになるのか…!
早く… 早く出てくれー…!

:: 2018/1/7 日曜日::

■[ラノベ]王族たちの思惑「理想のヒモ生活」10巻

理想のヒモ生活10巻理想のヒモ生活10巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) on Twitter

双王国の交渉でシャロワ王家の奸計が逆鱗に触れた善治郎。
それによって感情優先で方針を定め、画期的な魔道具を作成することに。
それを知ったアウラは妻として女王として善治郎をフォローし、
それとは別にフレア姫は帰国の大航海に向けて魔道具購入を希望して…

今回はフレア姫の出番が多めで嬉しかったです。
善治郎のパートナーであるとアウラから後見を得て、
更に善治郎からも今後の冒険を保証されて喜ぶ様子は、
フレア姫らしさが出ていて魅力的だと思うんですよね。
また、ナチュラルに下ネタが出てきてしまうところも良い味出してると思います。(笑

それにしてもシャロワ王家は中々先見の明を持っていますね。
代々「教会」の脅威を伝えてきたというのもあるのでしょうが、
それだけでなく、現在とこの先をしっかりと見据えていますね。
地球でいうと大航海時代の到来とインドでの収奪直前ってとこでしょうか。
確かに今ならまだ間に合いそうではありますね。
もっとも、それには善治郎の協力が是が非でも必要な訳ですが…

以前アウラも言ってましたけど、善治郎の機嫌を損ねたら和解するの難しいですよねぇ。
シャロワ王家はアウラに直接交渉するのが一番なんでしょうが、
これは先にアウラが手を打っているわけで…
うーむ、ボナ王女の心労が増えそうな予感がしてきたぞ…!

しかし「凪の海」という魔道具は凄いですね。
これは現代科学でも再現は絶対無理ですよ。
科学ではできないことをするのが魔法の利点ですが、
こういった面白いことが出来るなら「教会」を抑えることができるのかもしれません。

それはそうとイザベッラ王女の見た目がコミカライズと違うんですが…
これは… どっちが正しいんでしょうか…
うーん…?

:: 2017/12/4 月曜日::

■[漫画]国内外の問題と勤勉なヒモ「理想のヒモ生活」2巻

理想のヒモ生活2巻理想のヒモ生活2巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) on Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (2)
DMM電子書籍:理想のヒモ生活 (2)

外戚がなく、血統魔法の適正を色濃く受け継ぎ、
異世界に駆け落ちした王家直系の子孫の中でも適齢期の男性という条件から、
異世界の女王アウラに”子作り以外何もしない”婿として召喚された善治郎。
褐色爆乳美女のアウラに一目惚れしたこともあり、
現代日本からの婿入り道具一式とともにやってきた善治郎は、
結婚式と初夜を経て悠々自適なヒモ生活が始まるはずだけど…?

私が大好きな「理想のヒモ生活」のコミカライズ2巻です。
結婚式が終わったからこれで一安心かというとそうでもなく、
王族としてのマナーや魔法のお勉強に国内貴族への顔見せの晩餐会だけでも大変なのに、、
今度は唐突な国外の王族との対面と、ヒモという言葉とは裏腹にイベントが目白押しです。

今回コミカライズに際して上手く演出したなぁ、
と感じたのはこの場面ですね!

男尊女卑の世界で男勝りなアウラを好む善治郎の嗜好が分からないとこぼす伯爵ですが、
うん、その、善治郎の嗜好ってば分かりやすいよね!
もちろんおっぱいだけじゃないんだけど、おっぱいも重要なファクターなんですよね!
そういった善治郎の好みを如実に表現するこの演出には笑いました。(笑

他にも良いなぁ、と思ったのは病気の善治郎を看護するアウラの姿ですね。

このアウラの表情は良いですよねぇ…
こう、母性というか慈愛が滲み出ているというか。
始まりは100%打算だったのに、善治郎から愛されていることを日々実感することで、
アウラもここまでの表情を出すようになったんだなぁ…
と、そう感じられますね。

もちろん原作でもそういった表現がされていたわけですが、
こうやって絵にされると説得力が違いますね。

結構好きな場面も削られていることはあるけれど、
それ以上に面白いものを見せてくれるこのコミカライズは好きです。
3巻も楽しみですね。

:: 2017/7/26 水曜日::

■[漫画]褐色爆乳美女との新婚生活「理想のヒモ生活」1巻

理想のヒモ生活1巻理想のヒモ生活1巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:渡辺恒彦
原作者サイト:渡辺 恒彦
作者名:日月ネコ
作者twitter:日月ネコ ひのつきねこ (@Hinotsuki_Neko) on Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 (1)
DMM電子書籍:理想のヒモ生活 (1)

残業代は出るけど仕事量が多いブラック企業に勤める山井善治郎。
久しぶりの休日にのんびりしていたら唐突に異世界に召喚!
そこで待っていたのは褐色巨乳美女の女王から婿に来てくれというお誘いで…

ヒーロー文庫で大人気の「理想のヒモ生活」のコミカライズが開始!
ここ一、二年では一気にヒーロー文庫作品のメディアミックスが始まってますが、
名作ぞろいのヒーロー文庫の中でも一番のお気に入りである「理想のヒモ生活」がついに…!
しかも作画担当はエロ漫画家の日月ネコさんなので、
ちょっぴりアダルトな要素もある本作にはとても合っていると思います。

コミカライズの妙味の一つに、原作から感じ取る解釈の違いがあると思います。
あるセリフを言っている時のキャラクターの表情とか、
地の文で描写されないことが多いですからね。
そこは読者が想像で補完するものなんですが、コミカライズされるとそれが確定するのです。
シュレディンガーの猫じゃないけど、観測することで確定してしまうのですよね。

で、何が言いたいかというと善治郎と交渉している際の女王アウラの表情です。

私は原作を読んでいた時に感じたのはもっと事務的で冷徹な表情だったんですが、
このコミカライズではあっけらかんと笑ってるんですよね。
はじめは違和感があったんですが、よく考えるとこれはこれで有りだな、と感じました。
だって、アウラは善治郎をできれば婿に迎えたい立場ですもんね。
そりゃある程度は意図的に愛想よく振る舞うよなぁ、と。
でも、善治郎に勢い良くプロポーズされた時のアウラの表情は素だったと思う。(笑

小説がメディアミックスされるとこういった楽しみがあるのが良いですよね。
まぁ、コミカライズされた中にはファンとして許容できない表情にしてしまうモノとかありますが、
そんなのは極一部の例外ですから。

また、このコミカライズは異世界内政チート要素は控えめに、
物語としての面白さを前面に出していこうとしているみたいですね。
ビー玉とか数字とか、そういった異世界モノとしての面白さも私は好きなので、
そういった意味ではちょっと残念ですけど、
色々やってると散漫になるでしょうし、この取捨選択は有りかなぁ、とも思います。

何にしても好きな作品のコミカライズが好スタートを切ってくれたのは嬉しい限りですので、
2巻以降も頑張って欲しいです。

:: 2017/6/3 土曜日::

■[ラノベ]善治郎の逆鱗「理想のヒモ生活」9巻

理想のヒモ生活9巻理想のヒモ生活9巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) on Twitter

アウラの出産に向けて、治癒術士派遣依頼のために双王国へ瞬間移動でやってきた善治郎。
そこで待っていたのはブルーノ王の唐突な退位宣言であった。
寝耳に水な事態に否応なしに巻き込まれた善治郎は自分の目的を果たすために奮闘するのだが、
ラルゴ王子から真相を知り、かつてないほどの怒りを覚え…

表紙に登場する金髪サイドポニーのルクレツィアですが、
彼女はヒロインではあるんですが、割りと可哀想というか…
本人は頑張ってアプローチしているんだけど善治郎からはアウトオブ眼中なんですよね…
いやー、うん、子狸してて可愛いとは思うんですがね…
善治郎はアウラと善吉しか頭の中にないから…

そしてそんな善治郎の家族第一なところが悪い意味で出たのがこの9巻ですね。
いや、悪いといっても政治を司る王族として悪いのであって人間としては正しいのですが。
愛する我が子を政治的な出汁にされる危険性を感じ取っただけであそこまで感情を表情に出すとか、
善治郎はやっぱり平和な日本人だなぁ、と思う訳ですよ。
そこが魅力ではあるんですが、王族としては瑕疵となるでしょうね。
まぁ、そこはアウラが決意表明していた通りフォローしてくれると思いますが。
それにしてもアウラさん、マジ男らしいわ…

それと善治郎が発想した魔道具ですが、これはファクシミリが元でしょうね。
日本の便利なモノを体感してきた善治郎にとって魔道具開発の助言は最適なんだろうけど、
政治的にそのカードは切りにくいのがちょっともどかしくもあるかなぁ。
善吉が付与魔法を覚えたら凄いコトになりそうではあるんだけど。

それと、今回はフレア姫の出番がなくてちょっと悲しかったです。
次回こそは…!

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