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:: 2014/10/6 月曜日::

■[漫画]小学生ラブコメ事件から廃村事件まで!「それでも町は廻っている」13巻

12巻が一巻完結っぽい構成だったのに比べて、今回は謎事件怪事件集っぽくなってます。
タケルのエビちゃんの事件をダシにした小学生のラブコメから、
静ねーちゃん主導の嵐山歩鳥&紺双葉を助手にした廃村の謎事件まで、
多岐に渡る事件が収録されているのです!

今回一番心に来たのは冒頭のタケルとエビちゃん回ですね!
お前らなー! 小学生なのになー! 付き合うとかそうでないとかなー!

soremachi13_01

小学生なのにちょっと当て馬を使って相手の動向を伺うとか、
エビちゃんは流石にちょっと早熟なんじゃぜ…
しかし、現役モデルよりもタケルを取るとか、
見る目があるというか、ある意味子供らしいというか。
この二人、将来は別れたりくっついたりを繰り返しながら結局は結婚しそうな気がする。

他にも真田の友人であるゴリマッチョな浅井が女の子にスキンシップされまくりな謎とか、
妙に親近感が湧くネタがあったりしつつ、
静ねーちゃんの廃村探検とか非日常を感じられるドキワクモノがあったりと、
「事件」カテゴリーとはいえ、バラエティーに富んだ心躍る面白さに溢れています。

紺先輩の過去の話は事件と言うより、紺先輩の謎を解く的な感じでしょうか?
もちろん、あれはあれで面白かったです。
紺先輩の心を覆っているナイフをモノともしないおかん属性の歩鳥か、
するりとすり抜けてくる座成先輩だけが紺先輩の隣りに居ることが出来るんでしょうね。
座成先輩は今後出たりするのかな?
もしかして、既に出たりするのかな?
あとでじっくりと読み返して確認してみたいです。

:: 2014/9/15 月曜日::

■[漫画]たまに福井県「木曜日のフルット」4巻

相変わらずたまに全く意味が分からない回があるし、
イカ娘並みにオチがオチてないように思える回もあるんですが、
たまにスマッシュヒットを打ってくる漫画です。
というか2ページでよくこんなに詰め込めるなぁ。

今回も相変わらずのフルットですが、
題字が北道正幸が描いたり、鶴田謙二が描いたりしてます。
何でしょうね、猫漫画繋がりだったりするんでしょうか。
あ、それともアフタヌーン繋がり?
石黒正数さんはアフタヌーンで読み切り描いたことありますし。
というか、あれがデビュー作でしたっけ?

そう言えば石黒正数作品では多く見掛ける鯨井さんですが、
同じ人ではなく別人ということは既に「地球戦争」2巻で判明していますが、
確かに今回出てきた鯨井父は他作品の鯨井家の父とは別人でしたね。
娘さんだけが似ているということなのかしら。

そんな鯨井家の娘である早菜さんですが、
今回も相変わらず無職っぷりがアレでしたが、
トラの巻の時のコスプレは存外に可愛かったです。
やれば出来るじゃ無いか!(笑

それと今月末はそれ町13巻が出ますね。
それでも町は廻っている (13) (ヤングキングコミックス)
こっちの方も勿論チェックしていきたい所存であります。

:: 2013/12/27 金曜日::

■[漫画]まだまだ廻るよ、それ町は。「それでも町は廻っている」12巻

それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2013-12-26 )
コミック ( 195 ページ )
作者サイト:おかんの家4
作者twitter:石黒正数 (masakazuishi)さんはTwitterを使っています

第17回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞受賞!

いやはや本当にめでたいですね。
どうやら石黒正数さんご本人にも受賞が発表されるまで知らされなかったみたいですが。(笑

もうTVアニメ化もやって12巻という単行本2桁の大台にもとっくに乗ってる作品だけど、
それでもこうやって盛り上がることが出来るイベントがあるってのは喜ばしいことだと思います。
もうちょっと「それ町」が流行っても良いと思うんだよね。
面白いよ!

さて、この12巻ですけど結構面白い構成になってます。
具体的にはこの1冊で1巻完結モノっぽい構成なんですよね。
巻頭カラーは歩鳥が入学して、シーサイドでメイドになるエピソードで、
巻末に収録されているのはなんちゃって最終回っぽいお話なのです。
色々なギミックを埋め込むのが得意な石黒正数さんですから、
これは全部狙ってやっているんでしょうね。

今回収録されてる話は相変わらずどれも面白いんですけど、
個人的に共感を呼んだのは第92話「ナイトストーカー」ですね。
タッツンが弟にストーキングされてるっぽいという話なんですけど、
この話における、タッツンの弟への理不尽さが身に染みるというか…
兄や姉というのは「弟妹のモノは自分のモノ、私のモノに勝手に触れるとぶっ殺す」
という遺伝子でも埋め込まれているのでしょうか…
兄のジャンプを勝手に読んで何度鉄拳制裁を食らって泣かされたことか…(´Д`)

それにしてもさり気なくやってますけど、
キャラクター造形がリアルでありながら個性的って凄いよなぁ。
商店街のおっちゃんとか、年末年始の酔っ払い方とか妙にリアルだし、
妹のユキコの奇抜すぎる発想とルールがよく判ってないけど元気が有り余ってるとことか、
何とも子供らしくてとても好きです。

ちなみにあとがきでも書かれている通り、最終回っぽいラストですが終わってません。
もうちょっとだけ続くんじゃ。
あ、それとあとがきにCDのデータ化云々とありましたが、漫画もデータ化の波が来てますね。
既にKindle版も発売中です。
それでも町は廻っている(12) (ヤングキングコミックス)

うーん、時代がどんどん電子書籍化に流れていってる気がする…

:: 2013/7/10 水曜日::

■[漫画]いま楽しい、いつも楽しい「木曜日のフルット」3巻

木曜日のフルット 3 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:秋田書店( 2013-07-08 )
コミック ( 159 ページ )
作者サイト:おかんの家4

イカ娘もそうなんですけど、チャンピオンのコメディ作品は、
いつも食べているお米の味のような印象に残らないモノなんですけど、
偶にこう好みにドンピシャな展開があるから油断出来ないんですよね。
そう、新米炊いたと思ったら小石が入ってた時みたいな。(ぉ

例えば今回は早菜が高級スーパーでの失敗談とか!
私は実際にそんな失敗はやったことないけど、あの場違い感は半端なかったです。
でも美味しいんですよね、あそこで買うと… 高いけど…

それと早菜のアシスタントしてる白川先生の漫画を予想してる所とか、
伏線とその回収が巧みな石黒正数さんだからこその苦労がちょっと忍ばれてる気がしないでもないです。
また、河童とかトンデモ系なネタが登場してても、
それ町でも割りと突飛な宇宙人ネタとかたまにあるし気にならないというか。
というかそもそもこの漫画の主人公であるフルットのキャラからして突飛だし今更か。(笑

また、欄外の担当さんの小ネタ満載「この作品はフィクションです」シリーズですが、
気のせいかアイドルネタが増えてきているような気がします。
編集さんドルオタになったのか、ネタが尽きてきて自重しないようになったのか…
漫画本編とは別な意味で気になりますね!(ぉ

:: 2013/3/2 土曜日::

■[漫画]マルコ商店街の事件手帖「それでも町は廻っている」11巻

それでも町は廻っている 11 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2013-02-28 )
コミック ( 184 ページ )
作者サイト:おかんの家4

帯に「恐怖それ町」とあるように11巻のそれ町は怖い話ばかり!
怖い話といっても色々ありますが、収録ジャンルは正に色々取り揃えてます。
小野寺浩二さんと組んで恐怖スポットに行く新作をやってる事から分かる通り、
オカルト的な事が好きな石黒正数さんですから、そういった超常的な話がありつつ、
歩鳥の迷探偵っぷりが拝めるミステリー仕立てな作風も収録されています。

石黒正数さんのミステリーと言えば「外天楼」ですが、
流石にああいった雰囲気の作風が集まっている訳ではありませんが、
巧みに配置された伏線が10巻までの内容とリンクしている構成は流石と言えましょう。
あとがきに書かれている通り、それ町は時系列がシャッフルされているので、
そこら辺お繋がりを含めて考えると凄く面白いと思います。
(参考:「それでも町は廻っている」心の家訓、一つ紺先輩は見た目も中身も可愛い!:ヤマカム

今までにもたまにあった超常的な話もそれはそれで良いですけど、
やはり探偵に憧れていながら、そのへっぽこさを発揮する歩鳥の事件手帖が面白いです。
歩鳥の姉貴分である静ねーちゃんはあっさりと事件を解決するんだけど…

シャフト角度

むしろ歩鳥の場合だと自分自身が事件の原因になっている場合が多いという…(笑

迷探偵嵐山歩鳥
似た台詞なのに全然違うこの貫禄たるや!(笑

それと11巻は「恐怖それ町」ということでしたけど、
紺先輩の可愛らしさがよく出ていた11巻でもあったなぁ、と思います。
というか歩鳥のことが本当に好きですよね、紺先輩。
丸子商店街にロケに来ていた俳優さんのサインを嵐山名義で手に入れた時のこの表情!

紺先輩可愛い

「歩鳥がこのサインで喜ぶこと」を心の底から喜んでいますよね!
歩鳥のことが好きな紺先輩は本当に可愛いなぁ。
歩鳥には是非とも紺先輩と卒業後も密に連絡を取ってあげて欲しいです。
まぁ、歩鳥の事だから心配いらないだろうけど。(笑

:: 2012/8/3 金曜日::

■[漫画]それ町でございます「それでも町は廻っている」10巻

それでも町は廻っている 10 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2012-07-30 )
コミック ( 180 ページ )
作者サイト:おかんの家4

10巻という節目に入った「それ町」ですが今回もいつも通りの歩鳥です。
母の代わりに家事をやったり、女子高生探偵っぽく推理したり、
MMOのせいで引き篭もりになったタッツンの弟のためにオンラインゲームやったり、
等々、割りとどこにでもある日常を過ごす歩鳥が妙に面白いのです。

ご存知の通り「それ町」は時系列がシャッフルされている作品ですので、
紺先輩が卒業した後、つまり歩鳥が3年生になった時の話もあるのですが、
その話だと妙に歩鳥が年上っぽい表情をしてるんですよねー

特に第81話「ファーストキス」だとそれが顕著と言えましょう。
扉絵の歩鳥が何か3年生としての「年上のお姉さん」的な雰囲気が出てるんですよね。
いや、実際は歩鳥は私より随分年下なんですけど、雰囲気ですよ雰囲気。

この話だと真田と二人で早朝デートなんてしてますしね!(朝釣りなだけですが)
しかし真田相手に恋の相談をするとかモリアーキに恋してタッツンに相談してた頃からすると、
何か歩鳥も日々変わっていってるんだなぁ、という得も言われぬ感慨が…

恋の相談

まぁ、真田は相変わらず告白もできないチキンなんですけどね!(笑

また、体育祭で紺先輩と歩鳥の二人がお互いをちゃんと思い合っている友情とか、
非常にほっこりさせながらもコメディとして笑える話で面白かったですね。
それにしても紺先輩は綺麗系美人なんだけど可愛い所がギャップ萌えキャラだよなぁ。
第75話「フタバ デッドエンド」のラストで怯えている紺先輩とか特に良いですよ!

ちなみに単行本化に伴い全体的にトーン貼ったりコマが増えたりと修正されているのですが、
怯えている紺先輩も修正されて綺麗なワキが見えなくなっています。
雑誌バージョンの紺先輩の素敵なワキが拝めないのは残念ですので貼っておきますね。

紺先輩のワキッ☆

やはり紺先輩は可愛いなぁ!

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