■[漫画]家族「3月のライオン」11巻
3月のライオン 11 (ジェッツコミックス)
著者/訳者:羽海野チカ
出版社:白泉社( 2015-09-25 )
作者サイト:羽海野チカ________umino*chika
作者twitter:羽海野チカ(@CHICAUMINO)さん | Twitter
Kindle版:3月のライオン (1)
Kindle版:3月のライオン (2)
Kindle版:3月のライオン (9)
Kindle版:3月のライオン (10)
TVアニメ化と実写映画化が決定しましたが、
この面白さなら当然と言えましょう。
むしろこの漫画の面白さを基準に考えると、
どちらも大変だと思うのでスタッフのことを心配をしてしまいますね。
この11巻は川本姉妹たちの実の父親との決別が描かれてます。
父として、人としてクズな父親の誠二郎とのやりとりという、
非常にストレスフルな展開はありますが、
それ以上に零ちゃんの格好良さや川本家の優しさに癒やされ、
雷堂棋竜の対戦の面白さには笑わされます。(笑
零ちゃんは同年代の友達というのが少なくて、
子供時代から他人から敬遠されていたのでコミュ障な印象がありましたが、
ぼっちではあってもコミュ障ってほどではないんですね。
むしろ老獪で厄介な大人たちと濃厚すぎるコミュニケーションをしていた経験から、
誠二郎のようなクズを相手にも粘り強くしつこく対応できるあたり、
棋士としてのキャリアの厚みを感じさせてくれて頼りがいがありましたよ。
また、1巻の頃の零ちゃんなら派手にキレていたかも知れませんが、
二階堂の激励とも取れる助言を受け入れて成長した今の零ちゃんなら流せて当然ですよね。
こういったところにも零ちゃんの成長を見ることが出来て嬉しいです。
でも、暴走してあかりさんの結婚相手を探そうとするあたり、
成長していない部分も見られて妙に微笑ましく思ったりもしました。(笑
本当に相変わらず面白い漫画です。
面白すぎるから読むのにも感想を書くのにもかなりエネルギーを必要としますが、
それだけのエネルギーに見合うどころかそれ以上の感動をくれる作品です。
今後の展開も楽しみですが、羽海野チカさんは充分体調に気をつけて欲しいです。
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