よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2022/6/16 木曜日::

■[漫画]船上のヴァルキリー「まどろみバーメイド」11巻

まどろみバーメイド11巻まどろみバーメイド11巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (11)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (11)

日代子の姉からの紹介で乗船することになったシークレットクルージング船ネビュラ。
ファッション誌のカリスマ社長から任されたミッションは乗船客へのカクテル提供。
雪と日代子の二人だけではもちろん足りないので、
出張バーテンダーのセラフィム三兄弟と組むことになったんだけど、
そのセラフィムから雪は妹と呼ばれて…?

雪が生き別れの妹、というのは妄想が過ぎるのでは?
とは思ったけれどそれなりに理由もあって唸らされるというか…
年齢、名前、水への恐怖、そして遺伝する瞳の色…

確かにこれだけ符号が揃ったら、そう考えるのも当然かもなぁ…
とはいえ雪も両親との思い出があるし、そう簡単に受け入れられるはずもなく…

雪の心を波立たせる朱春さんはちょっと迂闊なところがあるのかな?
とも思いましたがバーテンダーとしての資質と実力、そして矜持はしっかりあるんですね。
依頼者である芹沢社長の思惑とは違う、酒の良い面をしっかりと演出しており、
良いバーテンダーだな、と感じ入りました。

芹沢社長も強引なところはあるし、それが横暴なように見えるけれど、
朱春さんの意見を否定せずに汲み取ったり、ワンマン社長って感じではないですね。
カリスマという言葉がしっくりくる人だと思いました。

新しいカバーモデルを選ぶための催しで、
5人のバーテンダーと5人の候補を組み合わせてバーを作るとか、
やることが大胆でいてクリエイティブで面白いけれど、
雪は妹と呼ばれて心が穏やかでないだろうし、心配ですね…
慣れない船上ということもあり、そちらの意味でも心配です。
倒れなければ良いんだけど…

:: 2022/4/24 日曜日::

■[漫画]オタクの生態「こいくちルームシェア」2巻

こいくちルームシェア2巻こいくちルームシェア2巻
出版社:芳文社
作者名:ハルミチヒロ
紙書籍通販:こいくちルームシェア (2)
DMM電子書籍:こいくちルームシェア (2)

両親の海外転勤で不在中の自宅でルームシェアの大家をするゆめちゃんと、
ドルオタののりこさん、アニオタのみつこさんの3人の同居モノ第2巻です。
不定期連載なので2年振りの新刊となりましたが面白さは変わらないどころか、
むしろ更新している感すらあります。

季節な夏から冬、そして次の夏への1年間が描かれてるんですが、
一年目の夏ではイベントラッシュ(フェスとコミケ)のために、
体力作りをするのりことみつこさんは、とても優秀なオタクですね。
まぁ、私もコミケのために数ヶ月ジョギングしたことあるのでわかります。
コミケは本当に体力勝負なところあるから…

そして、今回一番面白かったのはみつこさんが推しているマタギアンの劇場版回ですね!
女性ファンは十数回行くことがよくあるとは聞きますが、
それを知らないノンケのゆめちゃんが驚くのは当たり前といえば当たり前ですよね。
そっかー 普通の人は劇場で観ながらメモを取らないもんね…
それにガチオタがどこに注目してるかなんて知らないよね…

ゆめちゃんとのりこさんの心の声にめっちゃ笑っちゃったんだわ…
のりこさんは同じオタクだから共感ポイントが多々あったのに、
ここは流石にディープすぎてわからなかった模様…
さもありなん。

わりとノンケなゆめちゃんですが、
推しのイケオジ声優さんを生で見たときのリアクションを見る限り、
ゆめちゃんも立派なオタクになる素質はあるんじゃないかな、と思います!

ルームシェアの期限は残り1年もないから終わりが近付いているのかもですね…
残り1年でゆめちゃんはオタクになるのか否か…
正解は2年後かな…!?

:: 2021/12/17 金曜日::

■[漫画]ニュースタンダード「まどろみバーメイド」10巻

まどろみバーメイド10巻まどろみバーメイド10巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (10)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (10)

性格に難はあれど実力と努力は確かな砕明寺は伝説のカクテル「ブレイズ」を改良して再現し、
騎帆さんは窮地に立たされることになったんだけど、そこに現れたのは入院しているはずの余呉チーフ。
代わりに出るのかと思いきや、余呉チーフは騎帆さんの枷を解き、背中を押すことで、
騎帆さん本来の実力を発揮させて…

「バーマンプラチナム」の決戦は面白かったですね。
砕明寺のやり方は昭和の時代なら唯一解だったと思うんですが、
SNSを駆使しながら、その向こう側にいるお客を信頼できてなかったというか…
料理ってのは美味しい物を食べるのも素敵だけど、
自分で作る楽しみってのもあるからね。
砕明寺にはそういった視点がなかったからというか…
どこまでも自分を高めることにの固執してしまったのが敗因なのかもしれない。

それはそうと騎帆さんのこの発言はメタネタでしたね。

この作品世界では新型コロナはないみたいですが、
現実ではアルコールが供される飲食店からは脚が遠のく昨今ですから。
そんな時代だからこそ、こういったバーの在り方が示されるのも有りなのかもしれない。

それと次のエピソードまでの骨休みだった温泉回ですが、
とても華やかで素晴らしかったですね!

折角美女がたくさん出てるんだから、
たまにはサービス回があっても良いよね!

次のエピソードは雪ちゃんが主体となるみたいですが、
なんか曰くありげな三人が出てきたので、どうなることやら…
雪ちゃんの成功と心の平穏を祈っております。

:: 2021/6/19 土曜日::

■[漫画]白金のバーテンダー「まどろみバーメイド」9巻

まどろみバーメイド9巻まどろみバーメイド9巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (9)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (9)

新進気鋭だけど敵を作りやすい銀座のバーテンダー、砕明寺。
売名のためにエリシオンの余呉チーフを罠に嵌めたがために、
強い恨みを買ってしまい、今度は罠に掛けられて、
バー番組「バーマンプラチナム」への出場を仕組まれて…

バーテンダーの腕を競う三番勝負とか少年漫画みたいですが、
基本アルコールが入るから青年漫画向けではありますね。
SNSを駆使する砕明寺を相手に、
既存のマスコミとSNSの合わせ技で追い込む真下さんは上手でしたね。

ただ、砕明寺のバーテンダーとしての腕も確かなものなんですよね。
余呉チーフを陥れたり、雪のレシピをパクったり、
色々と問題があるのは確かなんだけど、
圧倒的な試行錯誤の量と世界を旅した経験値を持ち、
膨大な引き出しの数から導き出される答えには感心しちゃうんですよね。
それだけに、正道を歩まないことへの残念さも感じるわけで…

三番勝負の前座の二試合は正統派というか、
とても良い勝負だっただけに、砕明寺の言動のダーティさが際立つんだよなぁ…
特に若尾さんと黒鉄さんの勝負は後味もすっきりで素晴らしかった。

それだけに砕明寺の人当たりの悪さが際立つというか…
自分に自信を持つのは良いんだけど、
角が立つ物言いしか出来ないのが残念というか…
うーん、これはもう、性格かな…

ただ、その圧倒的な実力を前に騎帆さんがどう立ち向かうのかが心配ですね。
審査員から棄権を勧められるほどなんだけど…
何とか一矢報いて貰いたいものです。

:: 2020/12/26 土曜日::

■[漫画]王か道化か?「まどろみバーメイド」8巻

まどろみバーメイド8巻まどろみバーメイド8巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者Twitter:パオさん (@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (8)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (8)

7巻終盤で出てきた銀座でバーを構えた新鋭のバーテンダー砕明寺。
彼がSNSを効果的に使って銀座で本格始動した頃、
騎帆さんは客と蒸発したクズバーテンダーの実父と再会し、
自分をバーテンダーとして一人前に育ててくれた余呉チーフの引退にしんみりし…

うーん、騎帆さんのお父さん、クズですなぁ…

酒を飲む人の大半はこう言うんだけど、
正直、月にビール一杯飲むかどうかの私にはわからない感覚ですね。
ただ、これを言う奴は大抵がクズだというのはわかります…w

生活態度はクズだしバーテンダーとしての腕もイマイチっぽいけれど、
それと比べると余呉チーフはとても人格者ですね…

実父が蒸発してやさぐれていた騎帆さんをスカウトし、
実父に仕込まれていたとはいえバーテンダーとして基礎からしっかりと鍛え上げ、
誰よりも真面目に働き、後進の範となっていた余呉チーフ…
騎帆さんは正反対というか両極端な二人のバーテンダーに育てられたんだなぁ…

そしてそんな人格者であり人徳者である余呉チーフを、
老舗の店だからという理由だけで標的にし、
自分が成り上がるための踏み台にした砕明寺は、
腕はあるだろうけど、やり方が間違ってますよね。
喧嘩を売るならクズ相手にした方がまだマシだったと思うんですが…

次巻では砕明寺と騎帆さんたちの戦いになるみたいですが、
騎帆さんの実父がそこにどう関わってくるのか読めないな…
このタイミングで出てきたってことは何かしら関わりそうなもんだけど…
どうなんだろう…?

:: 2020/6/21 日曜日::

■[漫画]無邪気な天才の残酷さ「まどろみバーメイド」7巻

まどろみバーメイド7巻まどろみバーメイド7巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:パオさん (@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (7)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (7)

日代子ちゃんが活躍した区民祭りで知り合ったパティシエの生方さん。
日本でトップを取ったこともある店「ライブラ」でも曰くがあるという彼女に、
「復讐の旅に付き合ってくれ」と頼まれた雪は、
屋台と一緒に伊勢志摩まで行くことになるんだけど…

今回はカクテル単体ではなくてスイーツとのペアリング。

突如引退した相方を連れ戻すために、
成長した自分だけでは足らないと考えを変えて、
区民祭りで見出した雪のカクテルの美味しさと組み合わせることで、
更に一段階上に行こうとする生方さんこと麟さん。

ただ、この時点でとても嫌な予感はしてたんですよね…

自分に厳しく、それをナチュラルに他人にも求めてしまい、
自分の天才性にまったく無自覚なせいで、
他人の人生を次々と台無しにしてしまう圧倒的な才能…

麟さんの隣りで仕事をしていたなら当然気付いていないはずがない、
と思っていましたが、やはりそうだったんですね…
としか言えないような結末でしたね。
天才というのは同じレベルの才能を持つ相手と出会わない限り、
どこまでも孤独になってしまうものなんだなぁ。

まぁ、ジャンルは違うとはいえ雪ちゃんみたいに同等レベルにまで来てくれる子と出会えたし、
日本にもあと一人くらいは同じレベルのパティシエもいるからもしれないし、
キッチンカーで全国を巡るのも良いのかもしれない…

そして終盤からはまた新たなる展開が始まるみたいですね。
今度はちょっと癖が強そうなバーテンダーですが、
そこに誰がどう絡んでくるのか…
ちょっと不穏な雰囲気だけど、
みんなの活躍が楽しみでもあります。

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