■[漫画]何はあれども麗しく!「うるわし怪盗アリス」1巻
うるわし怪盗アリス 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:鈴見 敦
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-12-17 )
コミック ( ページ )
作者サイト:Acid Salt ENTER !!
ストーリー監修が田中ロミオっていうのに驚いたんですが、
今の所心を抉るような生々しい展開もないし、メルへんで不可思議な展開もなく、
盗まれた美術品の美しさを取り戻すアリスがハチャメチャに奔走するという、
シンプルで判りやすい展開となっております。
人に感動をもたらす数々の美術品の妖精(ビジュー)
その妖精が見えることで成功していた美術商の父を持つアリスが、
彼女の父が晩年、名誉を失墜させた原因が美術品に宿っていた妖精の盗難であると気付き、
父の顧客だった蒐集家の家にメイドとして侵入するなどして、
手鏡の妖精、牡丹を助手の如く扱き使って怪盗として麗しく活躍するストーリーです。
アリスの考え無しにしか思えない破天荒な行動と、それに振り回される牡丹という、
ある意味安定したコンビを見てるだけでも面白いのですが、
怪盗と言いながら盗むを働くのも父が盗まれたのを取り返すだけだし、
むしろ後半では取り戻しても結果としてこれからの美術商としての投資をして、
妖精と顧客と自分の3つのWin-Win-Winな結果を出すという麗しい内容で、
単なる怪盗モノではない面白さがあります。
妖精を盗んだ謎の女”クイーン”のこともあるし、
何しろ1巻の後半の時点で単なる怪盗モノじゃなくなってる上に、
何より田中ロミオが関わっているので先が読めないだけに続きが楽しみです。
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