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:: 2023/6/5 月曜日::

■[漫画]アイドルを目指す少女たち「IDOL×IDOL STORY!」2巻

IDOL×IDOL STORY!2巻IDOL×IDOL STORY!2巻
出版社:芳文社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (2)
Kindle版まとめ買い:IDOL×IDOL STORY!
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (2)

現役アイドルの依吹に引っ張られて、もう一度夢を追いかけることに決めたミミ助。
二人はスタシプのサバイバルオーディションに参加して、
トップアイドルの夢を目指して何とか三次審査の合宿まで駒を進めたんだけど、
早速16人の候補生たち自身で順位をつけるという難しい課題が立ちはだかって…

16人の少女たちが本気で挑戦しているからこそ面白いんだけど、
その中でもやはりミミ助は主人公だけあって面白いです。
アイドル経験があり、一度挫折も経験しているからこそなのか、
アイドルという仕事がどういったものかしっかり理解できていると思うんですよね。

それが審査員として発揮できてはいるんだけど、
アイドルとしての実力にはまだ反映できていないのがもどかしいところです。

下位8人になったミミ助は腐ることは無く、
あくまで1位を目指す姿は格好いいんですよね。
その姿を見て小雪の胸が高鳴ってしまうのも当然でしょう。
これで小雪の自信の無さを克服できれば良いんだけど…

そしてミミ助チームは他のメンバーもクセが強いんですよね。
鈴ちゃんはドルオタなのでミミ助のことを知ってるからこそ、
アイドルとしてのミミ助に縋ろうとしてしまうんだけど、
ミミ助にとって鈴はただのファンではなくて、同じアイドルを目指す仲間なんですよね。

それに気付いた鈴が立ち上がる姿はとても良いと思うんですよ。
ミミ助は熱意があるんですよね…!
アイドル時代はメンバーにはその熱意が伝わらなくて空回ったけれど、
今回のオーディションのメンバーにはきちんと伝わったお陰で、
みんなの成長を促しているように思えます。

残る一人の紬ちゃんは喘息持ちというハンディキャップがあるけれど、
ある意味お姉さんに呪われてるような気がするのが心配ですね…
大丈夫かな…
依吹の百合NTRともども気になるところです…!

:: 2023/4/30 日曜日::

■[漫画]頑張って成長する女の子たちは最高!「IDOL×IDOL STORY!」1巻

IDOL×IDOL STORY!1巻IDOL×IDOL STORY!1巻
出版社:方蛮社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (1)
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (1)

「NEW GAME!」の得能正太郎さんがCOMIC FUZで新たに連載を始めた漫画は、
かつてアイドルだった女の子が現在進行形でアイドルを頑張っている女の子と出会い、
もう一度トップアイドルを目指して頑張り、成長していく物語…!

得能正太郎さんは頑張って成長する女の子を描くのが上手いですから、
言われてみれば確かにアイドルモノとの親和性は高いと思わざるをえません。
今回の話のギミックも世界的アーティストの音星アリア女史が、
アイドルが好きだから新規アイドルユニットをプロデュースする、
ということで、頑張って成長する女の子たちがたくさん出てくるのです。

これは良いぞ…!

今回は4コマじゃないので自由な見せ方がされてますが、本質は変わっていません。
「NEW GAME!」の時のように絶妙に共感できて、
かつ、諦観や絶望を感じない、未来と希望を見せてくれる物語になっています。

依吹のように一人だけ目標意識が高くて、誰よりも努力できてしまうけれど、
それ故に周りとの温度差でギクシャクしてしまう、というのはよくわかります。
それはアイドルだけじゃなく、部活なり、勉学なり、仕事なりでありますから。
「SLAM DUNK」の赤木が元チームメイトに去られたのと全く一緒です。

でも、だからこそ。
同じ目標をもって一緒に努力ができる相手を見付けて、
夢が叶い始める過程はとても嬉しくて興奮するんですよね。
それに、かつて背中を押してくれたアイドルのミミ助を、
今度はアイドルになった依吹がミミ助の手を取って引っ張り上げるという構造は、
とても良いものだと思うのです…!

それに主人公であるミミ助は、
一度アイドルになったけれど挫折して、
そこからまた這い上がってきたからこそなのか、
依吹たちよりも視点が高いような気がするんですよね。

見えている景色が違うように思えるんですが、
それが彼女を魅力的に見せているように思えます。

まだ1巻ですが、これからどんどん面白くなっていきそうなので続きが楽しみです。

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