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:: 2017/7/23 日曜日::

■[ラノベ]新シリーズ開始!「ゲート SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 1 抜錨編」

ゲート SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり1巻ゲート SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり1巻
出版社:アルファポリス
作者名:柳内たくみ
作者twitter:柳内たくみ(とどく=たくさん) (@takumi899) on Twitter
絵師名:Daisuke Izuka
絵師twitter:Daisuke Izuka(okome) (@okome_di) on Twitter
前シリーズDMM電子書籍:ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

待望のゲート新シリーズの舞台は… 海…!

という訳で外伝を挟んで始まった「ゲート」の新シリーズは、
舞台を海にして、海上自衛隊の活躍がメインであります。
作者の柳内たくみさんは元々自衛隊出身とはいえ陸自の方だったみたいで、
今回のシリーズのために海自に協力してもらって綿密な取材をされたみたいです。
だから新シリーズが始まるまで時間が掛かったんですねー

しかし… 問題は… 伊丹が主人公じゃないということです…!

まぁ、海自がメインの作品で陸自の伊丹に出番はないのは仕方ないんですが、
ロゥリィ、レレイ、テュカ、そしてヤオやピニャといった女性キャラが好きだった私としては、
とても…、とても残念でならないのです…!

もっともこの後の展開次第では出て来るでしょう。
アトランティアで圧政をする女王とか前シリーズのレディでしょうしね。
でも、取り敢えずこの抜錨編には一切出てこなかったのでとても悲しかったです…

今回の主役となるのは外伝にも出ていた江田島さんの部下で料理人の徳島です。
江田島と二人で特地に勝手に潜入して奴隷化された華僑系米国籍ジャーナリストを救出するため、
ティナエという海運国家のゴタゴタに巻き込まれながら、
江田島の経験&知識と徳島の料理の腕を使って奮闘するというストーリーです。

物語的には面白かったですし、艦船の描写とかは充分面白かったですね。
ライトノベルだと帆船モノは受けないと言われてますが、
私は漫画ですけど「海皇紀」とか好きだったので有りだと思いましたね。
飛行できる亜人が海守りとして船に乗船しているところとか特地らしい設定で面白かったです。

新ヒロインのオデット、プリメーラ、シュラの三人も可愛かったですけど、
今のところはまだ前シリーズのヒロインたちほどの魅力は感じないですね…
まぁ、巻が進むと魅力が出て来るのかもしれないけれど…
続きに期待といったところでしょうか。

取材は恐らく一段落したと思いますので続刊は早めに出ると期待したいところです。
頼みますよ…! 主にロゥリィたちが出る意味で…!

:: 2014/12/24 水曜日::

■[ラノベ]少女の献身「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」外伝四 白銀の晶姫編

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈外伝4〉白銀の晶姫編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2014-12-23 )

祝! TVアニメ化決定!

めでたい! 本当にめでたい!
この作品の面白さから考えるとメディアミックスがコミカライズだけで終わるはずがないと思ってましたが、
まさかドラマCDとか諸々を一足飛びにしてTVアニメ化まで行くとは思いもしませんでした。
確かに近年はミリタニーモノが流行っているし、ヒロインたちは萌えるしと要素は揃っているんですけど、
政治問題を扱ってるし国際問題あるしグロもあるからなぁ…
何より版元が実績のないアルファポリスというだけに半ば諦めていたんですが…
いやはや、これは嬉しい決定ですよ。
キャラデザが竿尾悟版と黒獅子版のどっちになるのか、声優が誰になるのかとか、
今から悶々としまくりですが、純粋に楽しみであります。

さて、この外伝4巻はレレイ編にして外伝最終章です。
如何にして門が再建され、日本と繋がることが出来たのかという、
結末はわかっているけれど、そこに至るまでの苦難の道のりが綴られています。

まずはその前に前回、他国の内戦に介入して内政干渉に近いことをした伊丹が、
なぁなぁで済まされないのが自衛隊という組織。
結局それは海自の江田島のとりなしと伊丹のガラス発見によって保留となったけど、
それが巡り巡ってレレイにしわ寄せがいっちゃうとはなぁ…

それにしても今回はフラストレーションが溜まりまくる展開でした。
悪役であるレディの動機が逆恨み&野心という下劣な所もそうですが、
彼女が巡らす策謀が政治機能がない自衛隊には致命的なものなのもそうだし、
無辜の民を苦しめ、何よりレレイの努力を踏みにじるという所がもうね…!
そしてレレイを守るべき組合が、組合を守るためにレレイを放逐とか、
ジョブズを追い出したアップルみたいで口惜しいったらありゃしない。

組合に必要ないと言われたと感じたレレイが泣いちゃう所とかもうね、何というかね!
守ってあげたくなって仕方がないですよ!
泣くレレイの傍に伊丹が居てくれて本当に良かった。
普段は鈍感で朴念仁でダメなヤツだけど、
こういった肝心な時に支えてあげるから伊丹はモテるんだろうなぁ。

感情の起伏が表情に出にくいレレイだけど、
炎龍編の時のアレや今回の泣いてしまうことからも判るように、
感情がないというわけじゃなく、その心の底がどうなっているのかわかるけど、
それによって俄然可愛さが増したと思うんですけど、どうでしょうか。
庇護欲を刺激されたと言いましょうか。
彼女の生い立ちを知ったことでより一層守ってあげなくては、と思わされます。

彼女の生い立ちと言えばレディの事情から考えると、
レレイの血筋も中々に複雑なことが伺えますし、
何より皇帝モルトもまだまだ野心を捨てきれないみたいなので、
門が再開通してもまだまだ物語が残されているように思えます。

正直言うと、ミュイの姉二人やレディにはもっと悲惨な目にあって欲しいというか、
汚物は消毒だー! とばかりに自衛隊無双な爽快感が欲しかったですが、
レレイが可愛かったのはそこら辺の爽快感は続編に期待したい所です。

いや、ありますよね続編?
期待していますよ!

:: 2014/4/19 土曜日::

■[ラノベ]天然ジゴロと努力型ジゴロ「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 外伝 参 黄昏の竜騎士伝説編」

ゲート 外伝 3(黄昏の竜騎士伝説編)―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2014-04 )
単行本 ( 508 ページ )

テュカの父親が生きている!?

亜神グランハムからもたらされた情報の真偽を確かめる為にテュカはジゼルから借り受けた飛竜に乗り、
伊丹とともに蛮地と呼ばれるバーレントに居る放牧民パルミア系ルルドを訪れることに。
ただ、バーレントの地では3つの種族が寄り集まった建国間もないヤルン・ヴィエット王国が、
パルミアときな臭い雰囲気になっており、更にそこにケンタウロス種のアカバ族も絡んできて…

外伝1巻がピニャ編、2巻がロゥリィ編で、今回の3巻がテュカ編ですね!
このペースだと次がレレイ編なのですが、実際そうなるっぽいです。
というかまさかメタネタで示唆されるとは思いませんでした。(笑

元々パロネタはそこそこありましたけど、今回はガンダムネタが多かったなぁ。
しかもファースト世代向けのパロが多めだったあたりに作者の年代が判りますね。(笑
それにレレイがナチュラルにデスラー総統のネタをやったのには噴きましたが、
割りと似合ってる気がしないでもないです。
レレイって結構潔癖というか、下ネタNGな子なんですね。
うむ、可愛い。

で、肝心のテュカですが…
今までの苦労が偲ばれます…!
というかテュカのお父さんであるホドリューさん! あんたちょっと予想外すぎるキャラなんですが!?
自らの身を囮にしてでもテュカを助けた姿から誤解してたよ!
まさか女性を口説くことこそ生き甲斐と言わんばかりのジゴロとは思わなかった!
というかそれを力説するとかアホすぎる! あんた本当に不老長命の妖精種エルフかよ!?
もうね、読んでてツッコミを入れまくりでしたね!(笑

ヤルン・ヴィエットの王女シルヴィアも伊丹に惚れたと思ったらあっさりホドリューに懐柔されてて、
結構尻軽やなー、とか思ってたんですけどシルヴィアが惚れたのって魔法で精神が落ち着いた伊丹だし、
ある意味仕方が無いのかも、と思わなくも…
というか今回は伊丹が結構憐れすぎる気がしないでもない。
高所恐怖症の実験させられるわ、幼少期のトラウマを暴かれるわ、
飛竜に乗るためにテュカに精神を操る魔法を掛けられて躁鬱みたいな状態になるわ、
ロゥリィの眷属ということで神々の試練とばかりに色んなトラブルに巻き込まれるわ、
これはもう悲惨以外の何者でもないでぇ…!

それにしてもアカバのスマグラーですが、馬並みのアレで性豪で奴隷に対する扱いとか、
もう色々と”蛮族”って感じが全力でした。
ヤルン・ヴィエットの女王もまだまだ洗練されたとは言えない性格で、
ピニャたち帝国貴族がまだ文明的だと思わせられるバーレントでの出来事でしたね。

取りあえず伊丹は最後の最後で彼らしい所を見せてくれたし、
テュカもそんな伊丹こそ伊丹だと受け入れてるし、ホドリューのことも父離れ出来たみたいだし、
結果だけ見ると良いものだったんではないでしょうか。
テュカも何だかんだで騒動に巻き込まれる前の道中は色々と楽しかったみたいですしね!

そして次はレレイの話かー
次はどの神の思惑で伊丹が苦しむのかな…?(笑

:: 2012/8/24 金曜日::

■[ラノベ]帝都動乱「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 動乱編」3巻

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈3〉動乱編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2010-12 )
単行本 ( 524 ページ )

自分が天才だと勘違いした馬鹿皇子ゾルザルがクーデターを企てて、
帝都が恐怖政治の舞台となり、動乱が起こる3巻。
何とか帝国を存続させようと苦心しているピニャはもう心がポッキリと折れて、
政治の世界にすっかりと失望して…

今回はゾルザルのせいで事態が色々こんがらがるお話。
それとは別に伊丹たちはレレイの導師試験の為に学問の都であるロンデルに赴き、
ハーレムな感じな道中記は大変ニヤニヤさせてくれるものがあります。
しかしホントモテモテっすなぁ…

でも今回一番恋に生きたのは外交官菅原に恋する12歳の少女シェリーですよね。
動乱の戦禍で、否応なく大人にならざるをえなかったとはいえ、
12歳とは思えぬその器の大きさには正直ただただ感心させられるばかりですよ。
いやー、菅原さんも大変な子に惚れられちゃったもんだなぁ…

しかし首相の森田の使えなさっぷりや、マスコミの古村崎のゴミっぷりとか、
容赦ない描写のされ方だなぁ…(笑
まぁ、実際あり得そうなのが日本の救えなさを感じてしまう訳ですが、
だからこそ、伊丹みたいのが格好良く見えるのかも。

■[ラノベ]『門』を閉じるや否や?「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 総撃編」4巻

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈4〉総撃編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2011-06 )
単行本 ( 513 ページ )

手段を選ばないゲリラ戦術を行ってくるゾルザルの皇太子府と、
イタリカに逃れた皇帝とピニャたちによる正統政府の内乱状態に陥った帝国。
混乱した状態の中、日本の立ち位置も微妙になってくるんだけど、
そこに更に『門』が開いたままだと世界が危ないということが分かって…

冥府の神ハーディから示唆された『門』の危険性と、
そのハーディから『門』を開く能力を与えられたレレイを巡って、
日本を含めた世界が動き始めた訳なんだけど…

いやー、レレイの愛の重さったらパないの。
合法ロリババァのロゥリィも流石にちょっとドン引きするレベル。
でもそこまで愛されてる伊丹が正直羨ましいんだけど、
本人は全然自覚してないのが何ともラノベテンプレだなぁ。(笑

それと、そんな伊丹がかつて演習で発案した人質救出のアイディアには、
正直いってかなり笑わされましたね!
でも効果的だし、何より伊丹らしい規格外な発想で妙に納得させられました。(笑

そして傾国の美女的なポジションだったテューレがまさかのデレ!
料理人として何故か潜入させられちゃってる古田の嘘の付かない言葉に、
あっさりとデレちゃうテューレさんマジ可愛い。
ウサ耳ペロペロ。

それにしてもシェリー嬢…
日本の政治家たちも骨抜きにする可愛さとか…
恐ろしい子…!

■[ラノベ]そしてハーレムEND「ゲート 自衛隊彼の地にて斯く戦えり 冥門編」5巻

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈5〉冥門編
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2011-12 )
単行本 ( 530 ページ )

ゾルザル率いる皇太子府の軍への自衛隊と正統政府軍の総攻撃が始まるも、
地球の方では中国を中心とした各国政府が暗躍して、
銀座で事件を起こして『門』の前を占拠してしまうことで、
あと一歩の所で自衛隊は緊急マニュアルに従い撤退命令を出さざるをえなくて…

いやー、日本の首相やマスゴミのダメっぷりがまざまざと描かれててキツイなぁ。
まぁ、最後はサクっと締めるあたりはフィクションだけど、
現在の竹島問題とか見てるとフィクションでくらい痛快に決めて貰わないと、
憂鬱になっちゃうよなぁ、と思わなくもない…

それにしてもどんどんと出番が少なくなってきた伊丹だけど、
最終巻なのに相変わらず出番が少なかったですね!
まぁ、良いトコは持って行きましたけど! 主人公ですし!
しかしオチを含めてブレない男だ、ホント…
そりゃー、モテモテハーレムになるわ…

最終巻ということで色々な人が死んだ訳ですが…
もうね、テューレが切なくて涙がチョチョ切れるってなもんですよ。
正直言って古田にデレるまではさっさと死ねば良いのにとか思ってましたけど、
ごめんなさい、今は「なんで死んでしまうん…?」と思わざるを得ない…!
もっと幸せになっても良かったのに…

まぁ、そこも含めて良い作品でしたよ、ホント。
個人的には後日談的なエピソードも欲しいなぁ、と思いますし、
商売繁盛編も完結して欲しいと切に思うわけなんですけどね!
うーん、そこはコミック版で期待するしかないのかなぁ…
正直もっと伊丹たちの話が読みたいであります!
無念…!

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