本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2011/6/15 水曜日::

■[漫画]英国人と未亡人と「乙嫁語り」3巻

乙嫁語り(3) (ビームコミックス)
著者/訳者:森 薫
出版社:エンターブレイン( 2011-06-15 )
コミック ( ページ )
作者サイト:ヘリオトロープ

二人目の乙嫁は5人の夫に先立たれた幸薄い未亡人のタラスさん。
そして相手はカルルクたちの客人であった英国の民俗学者のスミスさん。
スミスさんが案内人と待ち合わせに寄った市場で出会った二人が、
絡まり合う運命の果ての結末は…?

いつにも増して中央アジアの文化の違いにカルチャーショックを受けました。
夫に先立たれたらその兄弟に嫁ぐという風習に、
女は嫁に行ってなんぼであるという考え方。
そしてどんな人間性であれ、血が繋がってなくとも絶対的な父親。
そういった大なり小なりの文化の違いというものをまざまざと見せつけられましたね。

未亡人のタラスさんも可愛かったけど、捕まったスミスさんを迎えに来たカルルクに付いてきた、
アミルさんはもとより、更にその付き添いであったパリヤさんが可愛かったですね!
スミスさんとタラスさんのラブロマンスを目の前にして真っ赤になって倒れたり、
なし崩しに宴会になった市場の一角で不意に起こった縁談に恥じらったりと、
ホント可愛いよ、パリヤさん。

市場でのアミルさんたちの食事の内容だったり、
本当に細かい所まで読み込む面白さが詰まっていて最高に面白いです。
スミスさんとタラスさんの結末も含めて読み応えたっぷりなので、
じっくりと何度も読み返したいですね。

:: 2011/3/14 月曜日::

■[漫画]この想い、諦めない…!「ウワガキ」2巻

ウワガキ 2巻 (ビームコミックス)
著者/訳者:八十八 良
出版社:エンターブレイン( 2011-03-14 )
コミック ( ページ )
作者サイト:小紅堂本舗

千秋の彼氏(和也)への想いが勝つか、小秋のアジオへの淡い想いが勝つか。
和也の記憶がない以外は全く同じである小秋が、
アジオと同居しだして徐々に引かれるようになる反面、
千秋の方は彼氏に振られるという致命的な局面を迎えることに…

少しずつアジオのことを意識しだして、二人でいるのが当たり前だと考えてる自分と、
アジオの無意識での何気ない口説き文句に赤面する小秋がラブコメしてて可愛いんですよね。
そしてアジオ本人は自分が恋に落ちた時の千秋は既に彼氏が居て、
彼氏が居たからこその千秋に恋したことに気付いて、そこからどう動くかといった所なんですが、
これがまた、中々に小粋というか小生意気というか良い味出してるんですよね。
なんつーか、アジオと小秋は良いラブコメ要員ですよ、ホント。

しかし、ただのラブコメではなくしているのがコピー元である千秋の存在。
和也に振られることでこの勝負が見えたかに思えたけれど、
それでも自分が和也が好きだった気持ちは嘘ではない、想いがウワガキされるなんて負けられないと、
孤軍奮闘頑張ろうとする姿は、流石はアジオが惚れただけあるなぁ、と思いましたね。

アジオと和也がお互いの境遇を知らずにバイトを通じて友情を深めたり、
アジオ母の為に職種は違えどアジオと小秋がバイトすることで絆を深めたりと、
今後の展開をより面白くする要素がてんこ盛りでますます続きが気になってきます。
元凶である教師の山田に想いを寄せるじみ子の奮闘も合わせて本当に面白いです。
やっぱり八十八良さんは非18禁の方が輝くのかもしれませんねー

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