本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2023/9/21 木曜日::

■[ラノベ]いざ! 学園ラブコメ編!?「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」19巻

派閥大戦でフレイヤ・ファミリアを破った事後処理で慌ただしいオラリオに、
世界外遊から帰ってきた”学区”
巨大学園艦とも呼ぶべき海上浮遊都市とも言える学区に、
ヘルメスの手引きで学生として潜入することになったベルくんだけど、
そこにはニイナ・チュールという名のハーフエルフの少女が居て…?

ベルくんはまだ14歳なので学生も似合うと思うんだけど、
半年かそこらで潜り抜けた修羅場の数と密度が半端ないので、
既に無双系主人公並の実力を付けているんですよね。
とはいえ、学園アオハルは未体験だし、
何より、仲間の信頼度が低いという縛りプレイをすることで、
視野が広がるというのは、とても良い経験だと思うのです。

ピーキーな個性が集まる落ちこぼれ小隊こと、第三小隊で、
エイナさんの妹であるニイナのアオハルな悩みを聞きつつ、
ダンジョン実習で学友たちとの絆を深めていくのは、とても学園モノだと思うのです。
まぁ、ダンジョン実習という時点で、とてもダンまちだなぁ、とは思うんですけどねw

学友を成長させるキッカケを作るだけでなく、
学友のピンチをさり気なく、しかし確実に回避し、
さらには図らずも学友の覚醒の助けになった上で、
主人公らしく格好いいところを見せるんだからベルくんは反則ですよ。
そりゃニイナも惚れるってなもんですよ。

今回のヒロインであるニイナは、エイナさんと似ているところが多々あれど、
それでもやはり別人なので、悩みも適性も違うんですよね。
そんなニイナがベルくんと出会うことで、自分の夢を見付け、
さらには恋という別のモノも見付けたようで、とてもニヤニヤしちゃいます。
だけどニイナ… その恋は中々に難物ですよ…?
姉のエイナさんも難儀しているからね…!

そんなチュール姉妹にモテモテのベルくんですが、
シルさんの忠実なる下僕たちに監視されるわ、
さらにはヤンデレメイドにも迫られるわ…
更に、人気一位のポンコツエルフのリューさんにもラブでコメられる上に、
ヘスティア・ファミリアに加入されるわでしっちゃかめっちゃかですね!
うん! 最高です!

それにしてもリューさん人気はどうも凄まじいようで、
アニメ4期のBD/DVD特典ではリューさん√のifが書かれたし、
この19巻の特装版では7年前にベルくんが迷い込んだら?
というifがドラマCD化されましたからね!

電子版でも音源付きで出てるので、電子派の人にもオススメですよ!
公式が出している二次創作みたいなもんですが、
さすがに作者が書いているだけあってクオリティが鬼ですから!
アストレア・レコードを読んだ人には是非聴いて欲しいドラマCDです。

ちなみにこれで12ヶ月連続刊行のラストになるんですが、
なんと、リューさん人気が高すぎたせいか来月にも新刊が出ます。
その13ヶ月目になる新刊はもちろん…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー 2

リューさんが主人公のファミリアクロニクルだー!
これは、アストレア様との再会を書いたものになるに違いないですよ。
ベルくんとのラブコメをアストレア様にいじられたりしてるのかしら…
楽しみ…!

:: 2023/9/4 月曜日::

■[ラノベ]英雄たちの礎「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アルゴノゥト後章 英雄運命」

ダンまち世界で語り継がれる古代の英雄アルゴノゥト。
道化と呼ばれた彼が綴った伝説の真実を詳らかにした英雄譚シリーズの後編です。
前編では愚王に罠に嵌められて追われたアルゴノゥトを、
鍛冶師のクロッゾが助けたところで終わりましたが、
この後編ではアルゴノゥトが悲劇を喜劇に一気に塗り替えます…!

精霊の血が混ざった初代クロッゾというチートな友情に助けられたお陰で、
精霊の祠に赴いて助力を得るというご都合主義が炸裂していますが、
清らなかな乙女な精霊までは出てきませんでしたね…
まぁ、ある意味喜劇を演じるアルゴノゥトらしいと思いますけどもw

そして力を得たアルゴノゥトがその力で王の企みを粉砕するのではなく、
あくまでアルゴノゥトらしく、ハッタリと嘘と口八丁で王の企みを塗り替え、
アルゴノゥトを罪人から英雄へとガラリと印象を変えるのは見事でしたね。
ベルくんとは全く違った、道化と自称するだけはある魅力がありますよ。

そして、地下迷宮に囚われた王女を助けに行くシーンは熱いですね…!
仲間たちに助けられ、精霊の力を使い、身の丈に合わないほどの強敵と戦うのは熱いですよ。
ただ、主人公がアルゴノゥトなので、どうしても喜劇になってしまうんだけど、
それがまた面白いんですよね…w
シリアスなシーンなのにアリアドネ王女の言葉を捏造したり、
お尻を揉んでしまうところとか笑わずにはいられませんよw

ちなみにこれはノベライズなので文字情報だけですが、
オリジナルであるダンメモはフルボイスなので大西沙織ボイスで聞くことができます。
あれは中々に良いですよ…(自慢

もちろんこのアルゴノゥト2冊だけでも面白いですけど、
できれば本編であるダンまちも読んで欲しいですね。
それと、豪華特装版のおまけからすると、
ダンメモのあのイベントストーリーもノベライズされそうな気がするけど…
あっちの主人公はベルくんだからなぁ…
英雄譚シリーズではなく、本編でやるのかもしれない。

:: 2023/7/25 火曜日::

■[ラノベ]親友との真剣勝負「りゅうおうのおしごと!」18巻

りゅうおうのおしごと!18巻りゅうおうのおしごと!18巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎さん(@nankagun) / Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらびさん(@shirabii) / Twitter
紙書籍通販:りゅうおうのおしごと! 18
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 18

スパコンで走らせたディープラーニング系将棋ソフトで100年先の将棋を見た八一。
僅かに垣間見せた手だけで周りを騒然とさせる中、
帝位戦で向かい合うのは幼馴染みにして親友にして聖騎士の神鍋歩夢。
そして、弟子のあいと天衣もタイトルを賭けて戦うことになり…

完結が近そうだとは思っていましたが、残り2冊ですか。
とはいえ、前作「のうりん」も残り1冊で延々と終わっていないので、
これから10年引き延ばされる可能性もなきにしもあらず…
いや、マジで「のうりん」ともども完結させて欲しいんですが…w

八一は作中でも指摘されてたけど、周りにめっちゃ影響を受けますよね。
幼少期の頃から銀子ちゃんの影響を受けたせいで歪なスタイルになったし、
あいちゃんが弟子になったらあいちゃんの影響をモロに受けたし、
今はあいちゃんにも銀子ちゃんにも距離を取られたせいで、
ケアしてくれた天衣ちゃんの影響を受けまくりだし。
まぁ、それが八一らしいとは思うんですけどね。

そう考えると、迷走する八一の前に親友である歩夢が立ちはだかってくれたのは良かったですね。
名人たちに鍛え上げられた歩夢が八一に食らいついていくのは面白いです。
そしてここで入玉宣言法を使ってくるとはなぁ。
確かに、入玉宣言法は将棋界では唯一の勝利宣言ですよね。
なるほどなぁ。

そして天衣ちゃんが見せた100年後の将棋の世界を、
あいちゃんが覆すところも凄かったです。
ただ、そのあいちゃんに問題が起こっているのは気付きませんでした…
だから、あいちゃんだけじゃなく、恒久的な制度にしたかったんだ…
まだ幼い少女が背負うには重すぎる業だよ…

それと、清滝師匠はやはり良い師匠ですね。
未熟な八一を指導してくれる、師匠であり、父だと思います。
だからこそ八一も銀子ちゃんも慕っているんだろうなぁ…

それはそれとして今回も供御飯さんはエロかったです。
誰かエロくて薄い本が有ったら教えて下さい。
それともskebとかで頼んだ方が良いのかしら…

:: 2023/7/23 日曜日::

■[ラノベ]原初の英雄にして最弱の道化「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アルゴノゥト前章 道化行進」

ダンまち英雄譚シリーズの第2弾は古代を舞台した物語。
昨年刊行された英雄譚「アストレア・レコード」と同じく、
ダンメモ周年イベントのノベライズなんですが、
発表時期はこちらの「アルゴノゥト」の方が過去のものになります。
確か2周年記念だったかな?

「アルゴノゥト」の伝説はダンまちでベルやティオナが話題にしていましたが、
地球に伝わっているイアソン船長のアルゴノゥトとは全く異なった冒険譚で、
一人の道化を演じるずる賢い男、アルゴノゥトが、
ハーフエルフの義妹フィーナとともに英雄を目指して王都へと向かい、
そこで偶然が積み重なった必然の出会いをする、という英雄譚です。

アルゴノゥトやフィーナ、アリアドネにユーリ、ガルムスにリュールゥと、
ダンまち世界の主要キャラの前世たちが一堂に会するんですが、
キャラクターというか、性格はあまり似ていないんですよね。

たとえばベルとアルゴノゥトは見た目は似ているけれど性格が全く違うんですよ。
ベルは天然のショタコン殺しのジゴロキャラなんですが、
アルゴノゥトはバカを演じる道化でわりとクズなんですよね。
ただ、根っこの誰かを大切に思う心というのは同じだと思います。

アルゴノゥトが道化をやってくれているお陰で、
とても喜劇… というか、コメディとして面白いのですが、
それでも古代という大穴(後のダンジョン)から溢れ出す怪物たちによって、
人類の生存圏が日に日に削られていく絶望の地上においては物語はシリアスになっていきます。

後半の狂った独裁者が自分たちの楽園を守るために犠牲を押し付けて、
世界の終わりを加速させるという愚行のしわ寄せが、
一気にアルゴノゥトに襲ってくる展開は知っていてもツラかったですね。
だからこそ、窮地に出てきたあの男はやはり格好いいのです。
兄貴分は前世の時から格好いいんだわ…!

とても良い所で終わっているので続きが気になると思いますが、
これも12ヶ月連続刊行の恩恵なのか、続きは来月発売です。
メインヒロインであるアリアドネの可愛さはとても目を見張るものがありますし、
アルゴノゥトが英雄にして道化っぷり発揮しまくるので期待して良いですよ!

:: 2023/7/2 日曜日::

■[ラノベ]ドタバタ修羅場ラブコメとほのぼのゼノス「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オラリオ・ストーリーズ」

ダンまち12ヶ月連続刊行もこれで9冊目。
ダンまちアニメ2期と3期のDVD/BD特典小説を加筆修正し、新規短編を書き下ろしたのが、
このオラリオ・ストーリーズになります。

2期は春姫がメインだったので、淫乱処女の春姫を中心とした中編になっているのですが、
これがまた珍しい直球のラブコメになっていて最高でしたね!
ヘスティア、リリ、エイナ、アイズ、ティオナ、シル、リューと、
ベルを巡るヒロインたちが繰り広げる修羅場は、読んでてニヤニヤしっぱなしでしたw

そして3期はウィーネがメインだったのですが、
こちらはほのぼのとした内容でしたね。
ベルと文通をするウィーネ、というのがとても微笑ましかったです。
やはり可愛いは正義だなぁ。

書き下ろしは4期の内容と少し被っている、
ベルとリューが因縁のある37階層に赴いてゼノスたちと再会する話です。
ダンジョンの意志が感じられる、意味深な内容でした。

まぁ、それはそれとしてベルと裸で抱き合っていた場所を見つめて赤面するリューさんは、
とても可愛いと思います。
やはりリューさんがダンまちで一番可愛いヒロインだな…
間違いない…!w

:: 2023/5/19 金曜日::

■[ラノベ]天然アイズと恋するアマゾネスたち「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 掌編集」2巻

ダンまちソードオラトリアとファミリアクロニクルの店舗特典SSを中心に収録された掌編集です。
私も小冊子付き特装版をアニメイトとかでできるだけ買ってるんですが、
全店舗特典を揃えるほどのオタ活動を行っていませんので、
未読のSSも多くて興味深かったですね。

外伝のSSということでどうしてもベルくんの出番が少なくなっているので、
必然的にラブコメ成分が薄くなっているのだけは残念ですね。
ティオネやレナといったアマゾネスのラブコメが多めに入っていますが、
どちらかというとそれはコメディ要素が強いからなぁ…w
特にテルスキュラのアマゾネスたちはその傾向が強い…!w

それでもたまに出てくるベルくんは良い味を出してくれてるんですよね。
特に歓楽街から逃げ帰ってきたベルくんを無意識にジェラってるところは、
とてもニヤニヤ度が高いと思います。

それにスクエニの単行本同時刊行キャンペーンのSSは、
ファミリアクロニクルとダンメモコミカライズのネタが入っていて、
とてもお得感がある内容でした。

でも、一番良かったのはやはり書き下ろしの「ガールズ×クロス ~半年間の四道~」ですね!
吹っ切れて突き抜けたシルさんが楽しかったし、
恋するリューさんのアイズへの駆け引きが最高でしたね!
アイズへのわだかまりも少し解消出来たようですし、ホッとするものがありました。

それにしても18巻から数ヶ月経ってもベルくんはLvが5のままなのか…
まぁ、流石にLv6まではそれなりに掛かるよなぁ…
早く本編の続きも読みたいものです。

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