本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2010/12/9 木曜日::

■[漫画]箱学のエーススプリンター、出る!「弱虫ペダル」15巻

弱虫ペダル 15 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2010-12-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

この15巻では御堂筋くんが想像以上にキモイでぇ…

金城と福富が主将を務め、熱い奴等が揃っている総北や箱学と異なり、
京都伏見は御堂筋がリーダーな為にキモさ大爆発。
特に御堂筋はこれでもかというほどの悪役っぷりをキメており、
ここまで徹底的にヒール役に徹してくれるのなら、
キモイを通り越していっそ清々しい程ですよ。
…ごめん、やっぱりキモイかも。

という訳で15巻は御堂筋くんのキモさが輝く内容となっております。
今泉くんへの言葉責めから始まり、王者箱学へのあからさまな挑発。
そして箱学エーススプリンター、新開さんへの挑戦。
2日目グリーンゼッケンを掛けたスプリント勝負に京都伏見のエース、御堂筋くんが挑む!

かつて鬼と呼ばれながらも走れなくなるほどのトラウマを生みだし、
福富を始め、仲間の助力で克服して箱学最速にまで上り詰めた新開さん。
アブアブな泉田も心酔するスプリンター、新開さんをしかし嘲笑うかのように、
トラウマを抉り、全力を出させないようにして勝利を得ようとする御堂筋くんマジエグい。
情報収集と高度な心理戦ではあるんだろうけど、えげつなさが前面に出てるんだよなぁ。
流石はこのインターハイで悪役を一身に受ける御堂筋くんですよ。

しかし、だからこそそこからトラウマという名の鎖を引きちぎり、
もう一度先頭を取る新開さんはトンデモなくカッコイイのです。
御堂筋くんという名のフラストレーションを一気に吹き払いカタルシスを感じまくりですよ。
そんな新開くんに全幅の信頼を置く箱学の面々もやたらカッコイイんだよなぁ。

この15巻ではまだスプリント勝負に決着は付いてないんですけど、
これは是非自分の目で結果を確認して欲しいですね。
必見ですよー

:: 2010/12/8 水曜日::

■[漫画]やたらと大人気じゃなイカ!?「侵略!イカ娘」8巻

侵略!イカ娘 8 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2010-12-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –
作者twitter:安部 真弘 (masahiro_lemon) on Twitter

正直申し上げましてここまでアニメ化で人気爆発するとは思いもしませんでした。
チャンピオン本誌で1話を読んだ時も「可愛い絵柄だなー」と思いつつも、
「すっごく面白い」とは思わず、濃い面子が多いチャンピオン誌上において、
失礼ながら一服の清涼剤的な意味合いで読んでいた面が大きいので、
まさか著名人がイカ娘の語尾を真似るほどに盛り上がるとは露ほども思っておりませんでした。
イカ娘さん、マジぱないっす。

とはいえ、そんな人気を博してもイカ娘は相変わらずイカ娘でして、
相も変わらずアホ可愛いことを連発してて軽めの笑いが多い作風なんですよね。
稀にツボにハマって大笑いすることもあるんですが、
「馬鹿な子ほど可愛い」的な微笑ましさがそこにはあるのです。
大きな鞄を貰って、結局自分が納まって早苗に持ち去られる所なんて正にそう。(笑

エンドレスサマーな毎日ですが登場人物が徐々に増えてるし、
更にキャラ特性も更新され続けているので案外飽きないんですよね。
普通の友達の清美ちゃんもイカ娘の日常が感じられて微笑ましいですしね。
それでいてかなり前から出てきていたもう一つの海の家「南風」の看板娘の名前が、
今頃判ったりと変に面白い所があると言いましょうか。(笑

英語がペラペラなシンディを初めて見て「本当にアメリカ人なんだ」と思ったり、
溺れる子供を助けるために悟郎と一緒に走る磯崎を見て「本当にライフセーバーなんだ」と思ったり、
他にも8巻にもなって今更な発見があって面白かったです。

作者の安部先生はここまで来たら10巻まで…、と書いてましたが、
アニメの人気っぷりを見る限りもうちょっと高望みしても良いような気がします。(笑

:: 2010/10/11 月曜日::

■[漫画]何があっても全力で諦めない!「弱虫ペダル」14巻

弱虫ペダル 14 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2010-10-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

この1年間に6冊、平均するとなんと2ヶ月に1冊という驚異的な刊行ペースですが、
渡辺航先生はこれに更に「まじもじるるも」も1年間に2冊出してるんですよね。
それだけでも凄いのに、この14巻では驚きのレポートがあるんですよ!
何と連載を止めずにツール・ド・フランスに行ってるんですよ! 海外ですよ海外!
渡辺航先生のバイタリティには本当に頭が下がる思いです…

そしてこの14巻ですが表紙になっているように、坂道が熱い!
愚直なほどに真っ直ぐで、馬鹿が付くほど真面目で、呆れるくらいに真剣!
正に主人公、正にスポーツ少年漫画の王道と言わんばかりに熱いんですよ!

2日目に金城から与えられたミッションは「全員を率いて先頭に合流する」こと。
しかし巻島しか知らなかった田所さんの不調はレースが始まっても回復することなく、
初っ端から出遅れ、更にはどんどん抜かされて焦りが更に体を悪循環に陥らせ、
何度も挫折を繰り返しながら立ち上がってきたあの田所さんですら心が折れそうな時に、
わざわざ逆走してまで牽引する為に坂道が迎えに来た瞬間には感動しましたね!
坂道なら…、坂道ならきっと来てくれるって思ってたよ!

巻島が語るように、坂道の瞳はもの凄く語ってくるんですよ。
12巻で追いついた坂道に金城から投げかけられる問いに答えた時の瞳とか、
断固とした決意が秘められた瞳を見てしまうと信じてみたくなるんですよ。
「あぁ、こいつならやってくれる」って!

実際、田所さんを引っ張って更には100人抜きをした時に生み出したヒメ走法(?)で、
非オタの田所さんまで歌わせることによっていリズムをとって加速していくのには、
正直その馬鹿みたいな真剣さには笑ってしまいましたが、
そういった所も含めて坂道なんですよね。
いやー、本当に素晴らしい。

まだ本誌連載の方でも合流していない坂道ですが、この分なら間違いなく追いつきますよー
坂道は追いかける時が本領の走りを見せますからね!
田所さんも徐々に復調してきたことだし総北の活躍はまだまだこれからですよ!
いやー、本当に面白いでー

:: 2010/10/10 日曜日::

■[漫画]ダメで可愛い猫とご主人様の漫画「木曜日のフルット」1巻

木曜日のフルット 1 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:秋田書店( 2010-10-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:おかんの家4

チャンピオン読者の中でも下手すれば知らない人も居るんじゃないか、
そう思ってしまうのがこの「木曜日のフルット」です。
勿論作者は今期からアニメが放映される「それ町」作者の石黒正数先生と有名ですが、
巻末近くに2ページ連載だから気付かない人が多そうなんですよねぇ…
かく言う私も作者のサイトで新連載の告知見てなかったら多分見逃してたと思います。(笑

半ノラ半飼い猫のフルットが近所の猫たちと間抜けなことをしたり、
フルットの半飼い主の鯨井先輩が後輩の頼子ちゃんと間抜けなことをしたり、
そんな日常を2ページの中に収めたエピソード群がこの1冊に詰まっています。
基本的に1話2ページという極短い中に面白さをぎゅぎゅっと凝縮してるんですよね。

で、勘の良い石黒正数ファンの人は気付いたと思いますが主人公の名前が鯨井です。
そう、「ネムルバカ」「響子と父さん」の鯨井ルカ(本名:岩崎春香)と同姓なんですよね。
まぁ、こちらは鯨井早菜って名前ですが芸能界バックレ事件を起こしただけに、
偽名使うってのも充分あり得るよなぁ、と妄想しちゃったりも…

ちなみに表紙にある通り、デフォルメされた絵で描かれているので、
石黒正数先生の絵だと先入観があるとちょっと驚くかも知れません。
でも、内容は至って石黒正数先生らしさが出ているので、
ファンは勿論のこと絵柄的にもまだ読んでない人にもお勧めです。

しかし週刊誌とはいえ2ページ連載だからなー
次が出るのは1年半後か… 長い…

:: 2010/10/9 土曜日::

■[漫画]アニメでも可愛いじゃなイカ「侵略!イカ娘」7巻

侵略!イカ娘 7 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2010-10-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –
作者twitter:安部 真弘 (masahiro_lemon) on Twitter

1巻の頃から読んでいる私でも驚かざるを得ないアニメ化ですが、
1話を見た限りでは全然問題ないというか、むしろ普通にアリな面白さで更に驚きですよ!
原作のエピソードを30分で3話構成にしたおかげで時間的にもしっくりくるし、
何より原作そのまんまの絵で動いて喋ってるんですよ!(当たり前です
特に虫を倒そうとまるでダンスのように飛び跳ねるイカ娘が可愛かったー…

原作も勿論可愛さと面白さでは負けてないですよー
渚に対抗してサーフィンやったらボードの下の鮫のお陰ですいすい動くことに気付かず、
警告されてるのに気付かず勝ち誇るイカ娘ちゃんマジアホの子可愛い。
基本的にイカ娘がアホ可愛くて、そんなイカ娘を愛する早苗がキモイのがミソだと思います。(笑

そして7巻ではイカ娘にもついに対等に遊べる清美という友達が出来たんですよ!
早苗のように溺愛するのでなく、渚のように怖がるのでなく、たけるたちのように接待されるのでなく、
普通に友達として話したり、バドミントンやったり、ゲームをする友達が…!
何だろう…、このムショーに「頑張れ…!」と応援したくなる気持ち…
栄子や千鶴の気持ちが判るぞ…!

いやー、それにしても「みつどもえ」に続いて「侵略!イカ娘」もアニメ化かー
来期にはまた「みつどもえ」の2期が始まるみたいだし、これはチャンピオンの時代が来るぞ…!
チャンピオンには「弱虫ペダル」「バチバチ」「ハンザスカイ」と面白いスポーツ漫画が多いので、
イカ娘を読むついででも良いので、読んで欲しいトコです。

:: 2010/8/8 日曜日::

■[漫画]御堂筋来る…!「弱虫ペダル」13巻

弱虫ペダル 13 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2010-08-06 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱

12巻から殆ど間を開けてないのに13巻が発売しているだけで驚きますが、
実は渡辺航先生は休載もせずにMTBで100km走破レースに参加してたり、
最近だとツールを観に行ったりとアクティブに行動しているという事実には本当に驚かされますよね。
渡辺航先生は化け物か!

12巻では巻島と東堂のクライマー対決を壮絶に描ききり感動をもたらせましたが、
この13巻では各校のエースが1日目のゴールを狙いに来る訳ですが…
いやー、あの見開きには驚愕&戦慄させられますよね。
しかもリミッターを掛けてて更に力を出せたりとか、
普通は主人公サイドがやる事をやってしまう当たり何というかえげつないです。

にしても、12巻で終わったと思っていた東堂と巻島ですが、
1日目表彰式での東堂さんの巻島ラブコールが凄すぎて笑いが止まりません。
君ら腐女子をそんなに興奮させてどうすんのさ。(笑
しかし東堂さん、坂道に真摯にお礼を言ったり助言をしたりとカッコイイな。
少々お調子者だけど、そこもまた魅力的に見えてきてしまうから不思議です。

そして2日目のレースが始まる訳ですが…
いやー、毎度の事ながら坂道たち総北チームはトラブルに見舞われますねー
そこを何とかして這い上がってくるからこそ燃えてくる訳なんですが!
チャンピオン本誌でもまだ追いついてないだけに先が読めずにハラハラさせられます。
うーん、やっぱりこの漫画は面白い!

HTML convert time: 0.129 sec. Powered by WordPress