本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2010/11/13 土曜日::

■[ラノベ]信奈に縁談!?「織田信奈の野望」2巻

織田信奈の野望 2 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2010-02-15 )
文庫 ( 296 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

2巻で面白さが盤石になった気配がプンプンするぜー

という訳で戦国時代にタイムスリップ&武将の女体化という、
それぞれの要素そのものは今となってはありふれてるんだけど、
その二つを組み合わせた上に上質の戦国ifモノとして興味深く、
何よりハイクオリティのラブコメに仕立ててるのが素晴らしく面白いです。

2巻では信奈に浅井長政からの縁談が舞い込むという事態に。
正直ラブコメものに男の恋のライバルは不要だと思うし、何より長政がムカつくんですが、
信奈の意外な純情っぷりと良晴に素直になれない乙女心にはニヤニヤさせられますね。(笑
また、つるぺたひんぬーな竹中半兵衛も見逃せないです。
しかも人見知りでビクビクしちゃうとかそういった嗜好の持ち主にはたまらないかと。

で、主人公の良晴ですがこちらも信奈に負けず劣らず素直になれない男なもんで、
素直に信奈に結婚をやめてくれ、と(立場的にも)言えないもんだから、
美濃を奪取し浅井家と縁戚関係を結ぶ必要性がないようにする、という迂遠な方法を取ることに。
まぁ、そこら辺は何とも良晴らしいですよねー
その為に歴史ゲームの知識を活かして墨俣一夜城を実行に移すのは定番ですがワクワクさせられます。

それにしても戦国武将を萌え女体化するだけでなく、
それぞれの特徴を色濃く残しながらそれを物語に組み込むことを達成していますよね。
ラストの道三と龍興との会話とか正にそんな感じでしたし、
何よりラストのオチが秀逸でしたね。
うーん、素晴らしい。

■[ラノベ]堺の町を信奈と良晴がデート!「織田信奈の野望」3巻

織田信奈の野望 3 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2010-05-15 )
文庫 ( 312 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

浅井長政たんペロペロ。(^ω^)

いやー、定番ラブコメのオチを想像できなかった私もまだまだですね!
サクラ大戦やISしかり、恋のライバルだと思ってたら実は男装した女の子だったとかね…!
我ながら間抜けだと思いますが、浅井長政たんが男装の麗人だったとは気付けませんでしたよ!
信澄の前でだけ乙女に戻る長政たんカワユス!

とはいえ今回の一番の見所は堺の町を良晴と二人きりでデートして楽しむ信奈だと思います。
周りに家臣団が居ないからというのと、尾張の商家の娘に扮しているせいで遠慮せず、
良晴にたこ焼きを「あーん」して貰ったりと甘える信奈たんにはハァハァせざるをえない。
何だよ、可愛すぎだろチクショウ!

そして空気を読まずに割り込む光秀には笑わされますね。(笑
非常に優秀なんだけど、致命的なほどに空気が読めない光秀ですが、
簡単に騙される単純な子として描かれている上に、
清水寺での奮戦などから愛すべきバカとしてキャラが立ったんじゃないかな、と。
一言で表すと「アホの子」ですね。(笑

しかしラストではそんなアホの子とは言ってられない展開へ。
良晴が何とか回避したかった”金ヶ崎の退き口”が遂に現実化。
そして秀吉の代行とばかりに殿を志願する良晴なんだけど、
良晴に向ける信奈の、犬千代の、勝家の、長秀の言葉がぐっと来ますね。
あー、ホント面白いなぁ!

■[ラノベ]日本史上最大の撤退戦、金ヶ崎の退き口!「織田信奈の野望」4巻

織田信奈の野望 4 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2010-09-15 )
文庫 ( 320 ページ )
絵師サイト:はうにぶー。
絵師twitter:みやま零 (miyama0) on Twitter

遂に始まってしまった日本史上最大の撤退戦、金ヶ崎の退き口!
史実では秀吉が殿を務めながら生き残ったかを知っているけど、
具体的にどうやったのかを知らない良晴が、それでも未来の知識を応用しながら、
命を捨てるのが当然と考える殿部隊を「誰一人死なせたくない」と鼓舞し、
何とか生き残ろうと足掻きに足掻きまくる展開には手に汗握らされます。

で、今回一番の見所はやはり信奈たんです。
いつの間にこんなに良晴のことを想うことになったんだろう、とばかりに心中は良晴ばかり。
良晴が死んだと思い込み、愚昧な浅井久政、協力する比叡山に憎悪を滾らせる信奈たん。
そして光秀が良晴を助けてくれたことに心の底から感謝する信奈たん。
それでいて良晴が勝家のおっぱいを揉んでるのを目撃したら氷の眼差しを向ける信奈たん。
やはり信奈たんは本当に最萌えヒロインだと思います。

そして株を上げたのが光秀ですね。
良晴のために奮戦し、良晴のために激昂するだけでなく、
そのちょっと抜けてるけど優秀な頭脳で良晴救出の功労を立てる訳です。
人工呼吸でキスするだけでなく人肌で温めるという、お約束なんだけど美味しい役をやって、
更に信奈の言葉で勘違いして舞い上がってる光秀が無駄に可愛いです。(笑
うーん、本能寺の変はここら辺の勘違い&恋模様が原因で起こるのではなかろうか…
そんなコトも考えちゃいますね。

さてさて窮地を脱した信奈軍団ですが、遂に満を持して甲斐の武田信玄が登場です。
お約束通りに姫大名な訳なんだけど史実通りだとこの後病没なんだけど、どうなるんだろう…
それにしても本当に織田信長って波瀾万丈な人生だったんだなぁ、と思わされますね。
この後にも上杉謙信に本願寺とまだまだ待ちかまえているだけに心配です。
勿論、ラブコメ的な意味でも心配というか期待です!(笑

:: 2010/10/22 金曜日::

■[ラノベ]姫大名が闊歩する並行世界の戦国時代にタイムスリップ!?「織田信奈の野望」1巻

織田信奈の野望 (GA文庫)
著者/訳者:春日 みかげ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2009-08-15 )
文庫 ( 288 ページ )

周りで割りと評判になってるので取りあえずと1巻を買ってみましたが、
前評判に違わず、結構面白かったです。
GA文庫は殆ど読んだことなかったのでちょいと食わず嫌いだったんですが、
これはちょっと続刊を買ってみても良いかもー

タイトルと表紙からある程度連想できるように、戦国時代にタイムスリップものです。
現在連載している中ではゲッサンの信長協奏曲なんかが一番近いでしょうか。
ただ、この作品の変わった所は戦国大名の多くが女体化、姫大名なんですよね。
だから信長が信奈だったり、勝家が巨乳だったりする訳なんですよ!
ここら辺は恋姫無双の流れを汲んでると言えるのかしら。

戦国時代にタイムスリップした戦国ゲーム好きな相良良晴が、
志半ばで果てた木下藤吉郎の代わりとばかりに信奈の為に頑張る、
というか美少女ハーレムの天下を取るために奮闘する訳なんですが、
こういった欲望に忠実なバカは結構好きだったりするんですよね。(笑
あれだ、横島忠夫の系譜に連なる主人公ですよね。

信奈も良いツンデレだし、他にも勝家とか巨乳だしで、
美少女ラブコメものとしても面白そうですし、
何より戦国時代のif作品としても楽しめるので二重の意味で美味しいです。
うーん、やっぱり続刊読んで追いかけるべきかな。

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