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:: 2011/8/19 金曜日::

■[漫画]これが…、恋…!「この彼女はフィクションです。」2巻

この彼女はフィクションです。(2) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:渡辺 静
出版社:講談社( 2011-08-17 )
コミック ( ページ )
作者サイト:ストイシズム
作者twitter:渡辺静 (shizumukun) on Twitter

99冊のノートに書いてきた理想の彼女が実体化した蘭未散。
でも、可愛い彼女はノートに記述されていない倫理観が皆無。
ユーリの心を奪った恋敵を目からビームで抹消するため、
初めて出来たお友達すら躊躇わず消そうとするトンデモ彼女に振り回されて、
ユーリと事情を知るフーコ先輩は今日も大慌て。

しかし文芸部の新入部員歓迎会が銭湯とか、
思わず「ごっつぁんです!」と言いたくなるステキ設定ですよね!
しかもユーリの好みである巨乳=今の好きな人という論理式に基づいて、
ミチルが部員のおっぱいを揉みまくるとか!
いやー、ラブひなの系譜を継ぐマガジン式萌え漫画ですねー

でも、何と言っても一番の見所はやっぱりフーコ先輩ですよね!
特に終盤のユーリの言動に心が揺れ動く様は最高ですよ!
これぞラブ&コメディ! と言わんばかりの展開にニヤニヤが止まりません!
普段クールだからこそ、赤面顔が引き立つのです!

ミチルへの嫉妬から自分の恋心を自覚してしまったフーコ先輩が、
自分の習作を元にした劇を演じることで一体どうなってしまうのか?
ラブコメ的に盛り上がってきたばかりなので次回は更に萌えさせられます!
乞うご期待!

:: 2011/8/17 水曜日::

■[漫画]ネギ VS フェイト 最終決戦!「魔法先生ネギま!」35巻

魔法先生ネギま!(35) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:赤松 健
出版社:講談社( 2011-08-17 )
コミック ( 192 ページ )
作者サイト:AI Love Network
作者twitter:赤松健 (KenAkamatsu) on Twitter

ネギま!の面白さが止まる所を知らない!
ついに復活したネギが量産型アーウェルンクスを瞬殺し、
フェイトの方もネギとの対決に静かな熱意を見せる展開!
修学旅行の頃から続く二人の因縁の最終決戦が今ここに!
燃える燃える燃えるー!

でも萌える展開も忘れないのが赤松健先生。
麻帆良学園と限定的とはいえ繋がった廃都オスティア。
オスティアから漏れ出した召喚魔たちの繰り出す脱げビームで、
生徒や先生たちがどんどん脱がされる展開は流石だなぁ、と。(笑
ちゃんと人間への非殺傷設定という伏線もあって無理がないですしね!
ゆえゆえの赤面顔もディモールトイイ!

でも萌えのMVPは個人的にはエヴァンジェリンだと思うわけですよ。
超絶視力で蜃気楼のように見えるオスティアで戦うネギを視認して、
自らの闇の魔法を受け継いだのを知って緩む顔を押さえられないエヴァちんマジぷりちー
学園長相手の凛々しい姿もステキすぎですよ、ホント。
ちなみに36巻では更に素晴らしい姿を見せてくれるので、
エヴァ好きとしては今から楽しみでなりません。

敵味方関わらず、全員が死力を尽くして戦う最終決戦。
世界の謎が解き明かされた向こうに何があるのか。
そしてネギは何を為そうとするのか!?
ネギの強さと共に面白さも極限を迎えようとしているネギま!
次回も超期待です!

:: 2011/7/15 金曜日::

■[漫画]サンマガコラボ記念「さよなら絶望先生」26巻

さよなら絶望先生(26) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:久米田 康治
出版社:講談社( 2011-07-15 )
コミック ( ページ )

アンニュイな表情の藤吉さんが表紙ですが、
カートを引いているように彼女は相変わらずな訳でして、
カバー下のネタも中々に秀逸なBLで大変よろしゅうございましたよ。
千里との仲良しネタも描き下ろしにはあって、
存外可愛いヒロインだと思います。

それはそれとしてこの26巻で注目すべきネタは、
何と言っても本誌のサンマガコラボネタでしょう。
マガジンで改蔵、サンデーで絶望先生を掲載するという、
久米田ファンにとっては嬉しいけど、
それ意外の人にはなんぞこれ、というコラボレーション!

でもこの単行本にはサンデーの絶望先生は収録されても、
マガジンの改蔵は収録されないんですよねー…
あざとい、流石はサンマガあざとい。
巻末描き下ろしもサンマガネタでしたが、
まぁ、確かに久米田先生くらいしか出来ないからなぁ、このネタ。
赤塚先生のバカボンくらいしか他に思いつかないよ。

ちなみに巻末で述べられていたイベントとは東日本大震災支援 コミックライターズ∞(エイト)チャリティーイベントですね。
詳細はC-WWWさんのレポを読めば雰囲気が伝わるのではないでしょうか。
久米田先生が人前に出ることは少ないだけにレアなイベントだと言えましょう。
まぁ、その内久保田名義で出ることがあるのかもしれませんが。(笑

:: 2011/6/21 火曜日::

■[漫画]週マガの伝統芸『理想の女の子が現実に!?』「この彼女はフィクションです。」1巻

この彼女はフィクションです。(1) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:渡辺 静
出版社:講談社( 2011-06-17 )
コミック ( 192 ページ )
作者サイト:ストイシズム
作者twitter:渡辺静 (shizumukun) on Twitter

週刊少年マガジンは私が子供の頃から「一歩」や「コータロー」が連載されていて、
特に私が中学時代には不良モノ全盛期だっただけに余り積極的に読んでなかったのですが、
高校のある時代からは毎週積極的に読むようになり、その後はマガスペも読み漁ったんですよね。
その原因はお察しの通り赤松健の「A・Iが止まらない!」だったりするのですが。(笑
で、その「A・Iが止まらない!」を彷彿とさせる作品がこの「この彼女はフィクションです。」なのです!

「AI止ま」は『理想の彼女』を主人公がプログラミングしてAIを作り、
それが雷で偶発的に実体化するというプロセスでしたが、
「このカノ」は『理想の彼女』を主人公が10年間想い描き続けるも、
現実に好きな人が出来たので焚き上げようとしたら、
その神社の超常的な力か何かで『理想の彼女』が具現化するというプロセスを経て登場します。

『理想の彼女』が具現化するというプロセスは同じモノの内容は全然違っています。
主人公のユーリが好きなのはあくまでも文学少女なフーコ先輩であり、
具現化したミチルは元カノと言うべき立場なのが設定の妙だと思います。

特に、ミチルはユーリが設定した通りにしか性格と能力が反映していない故に人を思いやる気持ちとか0で、
ユーリの恋する表情を自分に向けさせるためには、その犯人を消去する方法を選ぶのを、
全く躊躇する気がナッシングという嫉妬深いストーカー並の気質なのが凄いんですねー
というか子供の頃の理想だとはいえ、目からビームとか設定すんなよって感じですが。(笑

嫉妬深い女の子とかは大好物なのでミチルはミチルで可愛いのですが、
やはり一番萌え度が高いのはフーコ先輩だろうなぁ、と思う訳ですよ。
恋に関しては人一倍関心が高いのに自分の恋心には鈍感で、
ユーリの言葉に驚くほどのリアクションを見せる姿は非常に愛らしくてニヤニヤしてしまいます。
しっかし、フーコ先輩が好きすぎて女性ばかりの文芸部に入部して、少しでも関わり合いを持とうと行動し、
フーコ先輩の気持ちをしっかりと気付いているユーリは存外良い男してると思います。

それにしても高校生にして高名な文学雑誌で受賞し、話題になるほどの美少女で、
言葉遣いまでもがしっかりしたお姉さん口調だし、フーコ先輩こそがフィクションですよね。(笑

まだ1巻なのでこれからまだまだ盛り上がっていくと思いますが、
前作の「CHIMES~チャイムズ~」も綺麗に物語を畳んで終わっただけに、
この作品も素晴らしい作品になるのではないかと期待している次第です。

■[漫画]全力を出し切り井出戦決着!「ベイビーステップ」17巻

ベイビーステップ(17) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2011-06-17 )
コミック ( 192 ページ )

エーちゃんが全国出場を賭けた試合。
シード選手の中でも有力な井出を相手に接戦を繰り広げ、遂にはその決着を見せる17巻。
否が応でも盛り上がれとばかりにどんどん画面の中で無音になっていき、
最後には本人にも信じられない勝利を掴み取る瞬間は最高のエンターテイメントだと言えましょう。

特にこの井出戦というのは今までエーちゃんが培ってきた様々なモノを総動員して、
それらを全て活かしきった上での勝利という面が感じられたので、
ずっとエーちゃんの頑張りを見てきた読者にとってもカタルシスを感じられたと思います。。

荒谷戦の時にやった感覚派プレイヤーのなっちゃんとの対戦に、
青井コーチやフロリダで教えて貰った本能と理性の使い方に、
息抜きの一つとして青井コーチに以前教えて貰った冗談みたいな股抜きショットと、
どれか一つでも欠けたら勝利できなかったであろうことを考えると、
エーちゃんの努力というのは本当に一つも無駄なものがないんだな、と思わされます。

そして井出戦から一つ挟んだ後に、かつて難波江を倒したという難波江のクラブ仲間である高木との対戦。
ここぞという時に強く、観客を味方につける井出戦でのメンタルの強さとはまた別の、
ルール違反スレスレな行為の数々に堪える為のメンタルの強さが必要な高木戦を前に、
エーちゃんがどう対していくのかに期待が高まりますよね。

それにしてもエーちゃんとなっちゃんの二人は付き合い始めたのに、
余りそういった空気が感じられないのが何とも二人らしい気がしますね。(笑
それでも「手を握りたい」という淡泊でも男の子なエーちゃんに対して、
あくまでスポーツ少女っぽいなっちゃんは本当に感覚派だと思わされます。
大変だとは思うけど、頑張れエーちゃん。(笑

:: 2011/5/17 火曜日::

■[漫画]頑張れ! 女の子たち!「魔法先生ネギま!」34巻

魔法先生ネギま!(34) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:赤松 健
出版社:講談社( 2011-05-17 )
コミック ( 192 ページ )
作者サイト:AI Love Network
作者twitter:赤松健 (KenAkamatsu) on Twitter

「最近ネギまは萌え展開が少なくて読んでない」という声が友人からも聞かれるのですが、
いやいや何言ってるんですか、これほど面白い少年漫画は中々ないですよ!と声を大にして言いたいです。

特にこの34巻は今までにない危地の連続で、緊迫感が半端無いんですよ!
ネギが敵の幹部デュナミスと相打ちになるという、想定外にも程がある展開!
そんな窮地の中、諦めずについ先日まで一般人だった少女たちが、
恐怖に立ち向かいながら頑張り、仲間が倒れても突き進む展開が壮絶に熱くて手に汗握らざるを得ないのです!

その少女たちの中でも今回一番頑張ったのが今まで脇役だった夏美。
ソバカスが目立ち、惚れてる相手もコタローとメインストリームに居なかった彼女が、
フェイトをして騙しきる280年世に出ることがなかった「孤独な黒子」というレアアーティファクトを使い、
恐怖に顔を歪めながらもコタローの為に立ち上がる姿は健気で可愛らしいのですよ。

そういった熱い展開がありながら恐怖から夏美がもれるっぽい台詞が出たりと、
多少マニアックながらも萌え展開を忘れないのがネギまがネギま足る所以だと思います。(笑
個人的にはツンデレな千雨がネギへのラブ度で赤面する場面とかは大好物です!
果たしてベスト3は誰なのか凄く興味があるのですが…、公表されることはないんだろうなぁ。(笑

さてさて、美味しい所は明かされず小出しにされる世界の謎に、
窮地を抜けたと思ったら更に難敵が登場したりと緊迫感溢れる展開!
そしてそこに登場する復活する主人公と盛り上がらずにはいられないんですよ!
んー、やっぱりネギまは最高に面白い!

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