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:: 2013/1/26 土曜日::

■[漫画]Boy meets plug-in girl!「有線少女 ~plug-in girl~」1巻

有線少女~plugーin girl~ 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:kaya8
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-01-26 )
コミック ( ページ )
作者サイト:ZAZAZA

電撃大王が送る機械仕掛けのボーイミーツガールの新作「有線少女 ~plug-in girl~」の1巻が発売!
ガンスリが完結して気落ちしていた多くの読者に希望をくれるだけの面白さがある作品です!
作者はイラストレーター出身のkaya8さんなのでキャラクターは魅力的に描けてますし、
充分以上に少年漫画しているので凄く読みやすいです。

舞台は一度地球の文明が滅ぶも、”大異変”を免れた月の王宮の支援で復興した世界。
ヒーローに憧れる少年・月彦が妹の真子と一緒に電車に乗っていたら、
月の支援を直接受けた四聖家の一つである朱雀小路の一姫・紗魅を見かける。
落としたハンカチを拾ってあげようと駆けつけると紗魅が狙われているのに気付いて助けようとするも…

助けることができなかった…

一度助けきることが出来なかった月彦が今度こそ誰かを助けられるヒーローになろうと、
6年間の入院中に試行錯誤を繰り返して成長し、
復学した先でもう一度紗魅と出会うことから物語は始まります。

この作品の魅力はSF的な世界観やヒーロー志望の月彦というキャラの格好良さ等がありますが、
やはり一番読者を惹き付けてやまないのはヒロインである紗魅の可愛さではないでしょうか。
月彦がその身を挺してギリギリの所で一命を繋ぎ止めてくれたお陰で、
内蔵機能を外部の機械で代替し、有線接続することで生き延びた紗魅が、
タイトルの通り「有線少女」になっているというビジュアルのインパクトがまず一つ。

有線少女

そして二つ目が重要なんですが、月彦にべた惚れな所です。
命を救ってくれたヒーローだからというのもあるんでしょうけど、
6年間ずっと双眼鏡で入院中の月彦をストーキングして想いを育むとか、
愛情メーターの針が振り切れてヤンデレッドゾーンに突入寸前ですよ!
だが、それがいい。

お嬢様な上に長期入院で常識が欠如していて全部が月彦基準な紗魅が可愛いんですよねー
月彦のことが好きで好きでたまらないのが表情に現れまくりの紗魅の魅力は止まる所を知らない!
それでいて恥じらいもちゃんと持っているのが良いんですよね!

紗魅の膝枕

恥じらう紗魅さんマジ可愛い。

四聖家同士の勢力争いによるバトル展開や月の王宮の謎と、
世界観的な面白さも勿論ありますので今後の展開も楽しみですね!
まだまだ始まったばかりですが、名作になる予感がビシバシきてますので、
是非とも読んで欲しいです。

ちなみに第1話の前半は試し読みが出来ますので、
まずはそちらを読んでいただきたいですね!
面白いよ!

:: 2012/12/19 水曜日::

■[漫画]戦うアルバイター魔王サタン!「はたらく魔王さま!」2巻

はたらく魔王さま! 2 (電撃コミックス)
著者/訳者:和ヶ原 聡司
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-12-15 )
コミック ( 174 ページ )
原作者twitter:和ヶ原聡司 (wagahara211) は Twitter を利用しています
作者サイト:Christmas-holly
作者twitter:柊暁生/あきお (102_55) は Twitter を利用しています

頻発する地震と事件にと、エンテ・イスラからの介入が疑われる中、
遂に動き出した黒幕たち!
と、割りとバトル要素的には盛り上がっている2巻なんですが、
個人的には真奥と恵美と千穂の修羅場模様が一番盛り上がりました。(笑

真奥が割りと良い人なことに魔王軍に父親を殺された恵美は複雑な気持ちで、
そして千穂は千穂で二人の親密な(ように見える)関係に涙を流したりと、
ラブコメ要素的に大変美味しかったですね。
特にラストでの千穂ちゃんの氷点下な眼差し!
そして一転して悶え転がる所とか、千穂ちゃんマジ可愛いってな感じでした。(笑

そして事件の黒幕は真奥曰くB級とのことでしたが、
まぁ、確かにありがちと言えばありがちな黒幕でしたね。
しかしオルバへの「お前が言うな」4連続は割りと笑えました。(笑
既得権益が大好きなジジイどもは滅びるべしですよね!

原作1巻は多分この2巻までだと思うのですが、
原作は6巻まで出ていますし今度アニメも始まるしなので、
今後とも頑張ってコミカライズしていって欲しいです。
テンポよく物語も進んでますのでかなりお勧めなコミカライズ作品であります。

:: 2012/12/16 日曜日::

■[漫画]THE HOPE「GUNSLINGER GIRL」15巻 with Libretto!II

GUNSLINGER GIRL(15) with Libretto!II (電撃コミックス)
著者/訳者:相田裕
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-12-15 )
コミック ( 250 ページ )
作者サイト:JEWELBOX Blog
作者twitter:相田裕 (aidayu02) on Twitter

第16回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞おめでとうございます。
約10年に及ぶ長期連載を綺麗に幕を引いて終わらせた相田裕先生だからこそ受賞できたのでしょう。
いちファンとしても嬉しく思います。

この15巻はジャコモとの戦いが終わってからのエピローグが収録されていると言って良いでしょう。
テロリストを倒して大団円と、簡単に終わらないのが大人の事情というやつで、
現首相と公社を快く思わない一派のクーデター的な侵攻には戦々恐々として読んでいました。

特に単行本での発売を待てない身としては電撃大王でずっと読んでいたので、
毎月のガンスリは読みたいけど、読むのが怖くて読めないという葛藤とともにあったんですよね。
特に公社に軍が押し寄せてきた時に立ちはだかったクラエスは旧劇エヴァの戦自とアスカを思い出して、
ハラハラしっぱなしで翌月を待つのが凄くもどかしかったです。
こういったもどかしさは雑誌を読んでないと味わえないものだったりします。

そして単行本での描き下ろしも実はかなり多いので、
そんな違いも感じることが出来たりするんですよね。
そういった意味でもやはりみんなもっと積極的雑誌で読むべきだと思うんですよ!

まぁ、それはともかく、物語としての終着点はこれ以上ないラストでしたし、
終わることがないテロとの戦い、という絶望の中で最後に残ったのが希望という、
逆パンドラの箱的な結末は感動、という一言だけで言い表すのは勿体無いくらいでした。

それとこの限定版では表紙が違うのは元より小冊子が付属します。
中身は絵本的な内容になっていて、ファン必携な小冊子です。

ガンスリ15巻記念小冊子

値段もそれほど高くないのでファンなら是非手に入れたい所ですね!

:: 2012/11/28 水曜日::

■[漫画]そして物語は急転する。「紫色のクオリア」2巻

紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)
著者/訳者:うえお 久光
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-11-27 )
コミック ( 172 ページ )
作者サイト:綱島志朗のケツバット日記
作者twitter:綱島志朗 (k2batto)さんはTwitterを使っています

1巻が出た当初は2巻は1,2年後かと思ってましたが年内に出ましたね。
これはまた嬉しい誤算ですよ。

そしてこの2巻から「紫色のクオリア」の本編たる「1/1,000,000,000のキス」が始まります。
そう、SFを扱ったラノベとしては屈指の評価を得た真骨頂が今ここに…!

ゆかりとガクちゃん、そして七美の普通とは違うけど平和な日常は、
ある日転校してきた一人の金髪美少女、アリスによって終わりを告げることに。
アメリカの天才が集う組織「ジョウント」から派遣されてきた彼女は、
数式を絵として認識して理解することが出来る天才で、
特異な目を持つゆかりを「ジョウント」にスカウトすることが目的で…

やはり綱島志朗さんのコミカライズは本当に神がかってますね!
原作からは文字から読み取るしかなかった場面場面でのキャラの心情が、
漫画という媒体は表情から読み取ることが出来ることで、
物語に一層の深みを与えてくれているんですよね。

ゆかりを「ジョウント」に勧誘する時のアリスの表情しかり、
ガクちゃんに対する負い目で追い詰められた表情をするアリスの表情しかり。
でも一番印象深かったのはゆかりがガクちゃんの言葉を受けての僅かな表情の変化ですね。
元々ゆかりは表情を持たなかったエピソードが冒頭で語られているだけに、
あの僅かな表情の変化に込められたモノを考えるとやりきれないものを感じます。

そして原作のうえお久光さんによって形作られるSF的世界観!
ゆかりによってもたらされた左腕に宿る携帯の機能を通して、
平行世界の自分と繋がることで無限の可能性を手に入れ、
ゆかりを救う為に光となって目標まで最短経路で突き進むガクちゃんの姿は、
正にSFですよ。

無限のガクちゃんの表現とか、漫画への落とし込み方はやはり一流と言わざるを得ないです。
かなり硬派な作品ですので通常の電撃大王作品とは一線を画しているので、
あまり一般受けはしないかもしれませんが、屈指の名作であることは確かです。
1巻だけでも充分面白い作品でしたが、
やはりこの「紫色のクオリア」という作品の魅力はこの2巻からだと思いますので、
是非ともこのまま最後まで読んでいって欲しいですね。

それと巻末の番外編ですが、extra:02はたぶん描き下ろしだと思うのですが…
まさか「紫色のクオリア」でここまで笑わされることになるとは思いませんでした。(笑
殺伐とした世界観に一発の目からビーム!
これは萌えるぜ…?(笑

:: 2012/11/5 月曜日::

■[漫画]常盤台JCたちの活躍「とある科学の超電磁砲」8巻

とある科学の超電磁砲 08―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-27 )
コミック ( 236 ページ )

アニメ2期も決まり、新たな一歩を踏み出した「とある科学の超電磁砲」8巻は、
単行本装丁のデザイナーも変わり、表紙の彩色もキチロクさんが担当されて本当に心機一転という感じに。
食蜂操祈の不敵な存在感と、今回孤軍奮闘にならざるを得ない美琴の心が滲み出ているようです。
そして、それでも支えてくれる友人たちのありがたさも伝わってくるかのようですね。

さて、一大イベントである大覇星祭が始まった学園都市!
原作では上条さんとのラブコメ的な約束や萌えイベントしか見えなかった美琴なんですが、
上条さんが魔術サイドからの攻撃を防ごうと奮闘し、
とばっちりで姫神が死にかけている裏側で美琴も大変な目に遭っていたとは…
学園都市はマジで危険すぎるな…!

7巻では割りとおマヌケなトコを見せていた食蜂操祈だけど、
美琴本人には能力が効かないなら、周りを操作すれば良いじゃない、
というコトで黒子たちの記憶を操作して美琴を忘れさせて孤立させるとかマジでエグいですね!
「うしおととら」の白面の者に記憶を消された麻子を見た時の絶望感を思い出されて、
うしとらのトラウマ持ちとしてはかなり心がエグられましたねー…

しかし、うしとらで鷹取さんが居たように美琴にもまだ味方は居ます。
多分食蜂操祈にとってはノーマークなだけだったんだろうけど、
ここに来て婚后さんが頼れるキャラになろうとは…!
登場初期は単なるネタキャラだと思っててすみません。
エピソードが追加された時も巨乳枠が増えたとしか思って無くて本当にすみませんでした。
いえ、今回も中学生にしては充分素敵なモノをお持ちであることを遺憾なく発揮されておりましたが!

巨乳JC婚后さん

そして婚后さんだけでなく、湾内さんと泡浮さんもまさかの活躍!
ケンカもしたことがないと言っていた二人が友人を傷つけられたから怒り、
下衆な暗部組織「メンバー」の馬場と渡り合うとか、
少年漫画の王道展開で女子中学生たちが主役なのにかなり熱い展開でしたね!

それにしても「メンバー」を使うだけでなく、自身の能力を大っぴらに使ってまで、
シスターズを誘拐した食蜂操祈の思惑がまだよく分からないんだよなぁ…
もしかしてシスターズは偶発的に誘拐しただけで、本来のターゲットは美琴なのかもしれないし。
そもそもこの事件に絡んでいるのが食蜂操祈だけとは思えない複雑さが匂ってきてるので、
今後の展開にも目が離せませんですよ。

それと余談ですが、今回MGP(MostゲスPlayer)だった馬場くんですが、
原作でも出番が殆どなかったのでその存在を割りと本気で忘れてまして、
思い出すのにかなり時間が掛かりました。(笑
まぁ、小者ですし! 仕方ないよね!

:: 2012/10/27 土曜日::

■[漫画]これは深雪さんに萌えるための外伝です。「魔法科高校の優等生」1巻

魔法科高校の優等生 1 (電撃コミックス)
著者/訳者:森 夕
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-27 )
コミック ( ページ )

超電磁砲、マギサガーデン、HoneyMoonLogsと外伝コミカライズに定評のある電撃大王で連載している、
次期電撃文庫の主力作と目される「魔法科高校の劣等生」の外伝コミカライズ1巻が発売!
「魔法科高校の優等生」というタイトルから分かるとおり、
超絶ブラコンヒロインである所の深雪さんが主人公になっております。
原作の物語を深雪さんや一科生の視点で進めていくので、
原作既読者にも新鮮な面白さがある内容になっております。

魔法という異能力が科学的に解析されて、CADを用いた魔法が当たり前になった時代。
軍事力に直結する魔法師たちを育てる第一高校に司波兄妹が入学する2095年の春、
二人が入学直前の卒業祝いデートをする所から物語が始まります。

Web版の時から散々言われてましたけど、深雪さんマジ可愛いですよね!
特にこのコミカライズは深雪さん視点ということなので深雪さんが達也にどんだけべた惚れなのか、
余すところなく伝わってきて、それに伴い深雪さんの可愛さがうなぎ登りですよ!
食事のシーンからはお嬢様だということを伺わせる礼儀正しさに見惚れますし、
それでいて達也と恋人同士に頬を染めたりとか、マジ恋する女の子してて最高に可愛いですよ!

深雪さんマジ恋する乙女(注:兄妹です)

それと美月の言葉に妄想全開で赤面したりとか結構妄想力逞しいんですね、深雪さん!
そんな所も含めて可愛いです!

そして一科生視点で描かれることで嬉しかった所はほのかの気持ちが正確に分かった所でしょうか。
二科生と一科生との諍いシーンは原作で読んだ時はほのかも森崎の側かと勘違いしてたんですが、
なるほど、諍いを止める為に動こうとしてたのか…
いやはや、ある意味深雪のライバルとなる可憐な女の子なだけに違和感があったんですが、
これで納得できましたよ。
うん、ほのかの株がかなり上がりましたね!

そして逆に株が急降下したのが森崎ですね!(笑
原作知ってるとまだ耐えられますけど、あの悪役っぷりはマジでムカつくノリだよなぁ…

身のほどをわきまえたらどうだ?

身のほどをわきまえるべきなのはお前だ!
と正直ツッコミを入れたい。(笑

超電磁砲とかとは異なり、原作を裏側から見ている話がメインなので、
あそこまで新鮮味は感じないかもしれませんが、原作既読者にとっては充分面白いと思います。
魔法の説明とかも含めて色々分かりやすいので原作知らなくても充分楽しめるかと思います。

それとこれは余談なんですが…
四葉真夜のビジュアルが本邦初公開されて驚きましたよね!
これは深雪さんも巨乳になるフラグなんだろうか…(ぉ

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