■[漫画]ゲイだって構わず題材にしちゃうんだぜ?「王様の仕立て屋」20巻
王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 20 (20) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2008-11-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597397
ISBN-13 : 9784088597393
記念すべき20巻でゲイネタをかます大河原遁先生に乾杯!
ナポリに戻ってきてジラソーレの面々と付き合いながら、
相変わらずのんびりとアドバイスしたり仕事したりと、
日常が戻ってきた感がある織部たちだけど、
今回は特に濃いネタが揃っているように思えます。(笑
まず、初っ端からオースーパージャンプに掲載されていた番外編。
いつもと違うのは「エロ分」が多いこと。
ジラソーレの創業面子と親交が深いスイカップのバーテンダーが、
カクテルを作るときに乳が揺れることに悩むことを解決する話という時点でエロい。
乳のサイズがスイカップなだけにダイナマイトな感じでございます。
たまには良いよね、こういうエピソードも。(笑
他にも濃いネタを連発していますが、やはり凄いのがゲイ。
話の中で作者本人がネタにされてますが、
BL好き人妻担当編集の趣味が入りまくった話らしく色々な意味で爆笑しましたよ。
内容自体は性的マイノリティーと文化の違いを丹念に描いており、
実は結構真面目なんだけど、オチとネタがそれらを払拭する笑いをもたらします。
しかしこれはBLとは違うと思うんですが、人妻担当さんは満足されたのでしょうか。
んで最後のエピソードで遂にジラソーレ最後の刺客、NY支店長が登場。
個人的にこの人のことは鶴屋さんと呼んでいます。(髪と性格的に似てるから)
これがまた、強烈な個性な人で社長もオカッパも出し抜く剛胆さで、
あっさりと織部たちを掻っ攫ってNYに持って行くという、
何とも豪快な手腕を見せてくれ、次回以降も楽しみで仕方ありません。
いやー、ホント飽きさせない漫画ですよ。
最近のコメント