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:: 2011/4/20 水曜日::

■[漫画]プレッシャーとの付き合い方「ベイビーステップ」16巻

ベイビーステップ(16) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2011-04-15 )
コミック ( 192 ページ )

1冊丸々、全日本ジュニア出場を賭けた井出との対決が描かれており、
しかもまだ続くという熱戦が繰り広げられています。

今回の対戦相手である井出っていうのが、荒谷とはまた違ったタイプの強敵で、
従来のスポーツ漫画だと主人公になるようなタイプなんですよね。
直感がメインのスタイルであり、試合前に事故で助けた少年が応援に駆けつけ、
増幅された周囲の応援を自分の力にして戦うという、劇場型タイプと言いましょうか。
他の作品だったらエーちゃんはデータ重視で頭でっかちの雑魚キャラになるんだろうなぁ。

しかしこの作品はエーちゃんが主人公の「ベイビーステップ」
一球一球の意味を捉えて、予習復習欠かさずやり、精一杯の努力を惜しみなくする主人公。
井出と似たタイプであるなっちゃんと試合を経験していたことをベースに、
今までと現在の井出のプレイスタイルから最適化して臨むことができるのがエーちゃんの凄みです。

そして今回は極度のプレッシャーを相手にして、それから逃げるのではなく、
敢えて向き合った上で試合に集中するという姿勢を見せてくれるんですよね。
いやー、愚直と言いましょうか、何ともエーちゃんらしいと言いましょうか。
いやはや、凄いね、エーちゃん。

次回、やっと井出戦の決着な訳ですが、最後まで試合展開が判りませんからね。
従来のスポーツ漫画だと勝利が当たり前に考えられるけど、
荒谷に何度も負けたりとそういった常識が中々通用しないのがこの作品ですからね。
単行本派の人にはちょっと厳しい時間になるかも知れません。

:: 2011/4/19 火曜日::

■[漫画]タイトルが時勢に合ってない「さよなら絶望先生」25巻

さよなら絶望先生(25) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:久米田 康治
出版社:講談社( 2011-04-15 )
コミック ( 160 ページ )

311のせいで漫画業界も大変なんだと思わされます。
紙ブログで。

本震が起こった当時に都庁の展望台にスタッフ一同で居たとかある意味凄いですよ。
新婚(のはず)の前前田くんが嫁さんが心配で家に根性で帰宅したのかが気になる所ですが、
それにしても計画停電と締め切り間際のフルデジタル漫画家ってのは相性が悪いもんですよね。
しかし、キバヤシさん一時待避してたのかー
まさかキバヤシさんも紙ブログで暴露されるとは思わないだろうて。

雑誌から単行本になる時点でどうしてもスパンがあるせいで、
児ポ法とか七草がゆとか結構ズレちゃってるんですよねー
でも一番致命的なズレは都知事選が4/10なのに発売日が約1週間遅れな件だよなぁ。
うーん、カバー下のネタが…

ちなみに七草がゆですずしろが日塔奈美である意味がちゃんと合ったのに驚き。
いやー、これは単行本での描き下ろし読むまで本気で気付かなかったですよ…
久米田先生、マジぱないの。
そして新谷良子さん、ドンマイ!

ちなみに絶望先生がサンデー、改蔵がマガジンになるのは来週です。
これはちょっと保存しておきたい号かも…(笑

:: 2011/4/18 月曜日::

■[漫画]春は新キャラ登場の季節だから「生徒会役員共」5巻

生徒会役員共(5) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:氏家 卜全
出版社:講談社( 2011-04-15 )
コミック ( 160 ページ )

「いつも通り」

これほど的確かつ読者に判りやすい5巻の評価もないと自負しているのですが如何でしょうか。

もうホント、いつも通りの下ネタ入り乱れる4コマでして。
コトミがレギュラー化してから出番が相対的に減った三葉の登場回が若干増えたかなー
という違いや、終盤新キャラが出たりもしたんですが、
ホントいつも通りでした。

ちなみに増えた新キャラですが学園交流を目的としてやってきた英稜高校生徒会。
一癖というか下ネタと低身長に定評桜才学園生徒会に負けず劣らず、
英稜高校生徒会会長の魚見さんも天草会長と友情を育めるほどの逸材というか、
ぶっちゃけ変態な訳でして。

そも、英稜高校といえば何度か本作でも登場してきましたが、
何より前々作「女子大生家庭教師濱中アイ」の主人公マサヒコたちの志望校ですよ。
「アイドルのあかほん」のトリプルブッキングはアニメ内は元より、
この5巻でも冒頭でセルフパロかましてましたけど、ここまで大きくするとはなぁ。

しかも巻末描き下ろしに登場してスズと話してるのってアヤナに見えるんですけどー
リンコも居るっぽいし、氏家作品知ってると中々嬉しいモノがありますね。(笑

:: 2011/2/23 水曜日::

■[漫画]いざ、最終ミッション!「魔法先生ネギま!」33巻

魔法先生ネギま!(33) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:赤松 健
出版社:講談社( 2011-02-17 )
コミック ( 192 ページ )
作者サイト:AI Love Network
作者twitter:赤松健 (KenAkamatsu) on Twitter

デュナミスさんマジ裸族。

フェイトたちとの最終決戦に臨むネギたちがザジに強襲されるというまさかの展開!
ネギの生徒の中で、ザジの正体が判るのは物語の終盤と言われてましたが、
まさかここでその正体が明るみに出るとは思いもよりませんでしたよ。
いやー、本当にネギま!が終わるんだなぁ。

今回の見所は勿論ザジの正体や龍宮さんの強さの秘密とかがありますが、
赤松健作品のファンとしては妖刀「ひな」が出てきたのが興味深いですね。
鶴子さんっぽい人も出てきてたし、ラブひな好きとしてはニヤニヤしちゃいましたよ。
まぁ、それが敵である月読が使うのにはちょっと驚きましたが。
妖刀だし仕方ないのかもなぁ。

しかし夏美のアーティファクトが予想以上に役立ってて凄かったりと、
ネギの生徒達が満遍なく活躍し出したのはネギの「仲間に頼る」スタンスからして頼もしいですね。
この物語は一貫してネギの成長と、仲間と助け合うことの重要性が押し出されており、
その集大成とも言える状況が出来上がってて読み応えがあります。

それはそれとして、龍宮さんがあの銃弾を使ったことから、
超の再登場を期待しているんですが…
出るとしてももうちょっと先の方かなぁ。
ネギが考え出したハッピーエンドの方策も気になるし、ホント続きが楽しみです。
やっぱりネギまは面白い!

:: 2011/2/21 月曜日::

■[漫画]前前田くんおめでとうございます。「さよなら絶望先生」24巻

さよなら絶望先生(24) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:久米田 康治
出版社:講談社( 2011-02-17 )
コミック ( 160 ページ )

MAEDAXさん、ご結婚おめでとうございます!
いやー、ホント驚きましたよ。
まさか久米田先生の紙ブログでその名物アシスタントの前田くんが結婚報告とか、
この24巻で一番驚かされました。

お陰で久米田先生の代表作の一つである「かってに改蔵」アニメ化が霞むというか…
奈美役の新谷良子さんも改蔵の方が好きと言ってるくらい人気な改蔵ですが、
今更のアニメ化云々はレベルEが受けてる昨今、全然アリだとは思います。

ですが、久々に更新されたまんが家BACKSTAGEでも書かれているように、
愛蔵版出る頃に合わせないのは作中にある十日の菊という名の機会損失ですよね。
スクエニはそういった事にシビアだからそりゃ小学館の稚拙さには、
苦笑を禁じ得ないだろうなぁ。(笑

それはともかく、24巻の作品の内容ですが、98Nmの間違い指摘メールとか、
自分の間違いすらもネタにするサービス精神は流石にプロの漫画家だな、と。
椎名高志先生もかつて指6本ミスをご自分のサイトでネタにしてたしなぁ。
ホント頭が下がります。

そんなネタまみれの中でちょっとだけほっこりしたのが、
千里と晴美の子供の頃の間接的な仲直りの仕方ですね。
意外性があっただけに妙にほっこりしましたよ…

:: 2011/1/18 火曜日::

■[漫画]シリーズ最高のラブコメ展開!「ベイビーステップ」15巻

ベイビーステップ(15) (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2011-01-17 )
コミック ( 192 ページ )

うぉおお、表紙がなっちゃんだよ!
星空をバックにしたなっちゃんだよ!!!
今まではエーちゃんが表紙を飾ることが多く、なっちゃんがピンなのは10巻くらいだったのが
流石にこの15巻はなっちゃんがピンな上に真っ正面から向かってる構図だよ!
いやー、判ってらっしゃる!

相変わらずテニス漫画として格別の面白さを見せてくれる「ベイビーステップ」
エーちゃん最大のライバルである難波江が目指す「オールA」に図らずも近付くエーちゃんが、
関東大会の初戦で当たった相手に対して見事に功を奏して圧勝する様は、
エーちゃんの地力である分析力と成長した総合力が見て取れて思わずガッツポーズを取る面白さ。

でも今回に限ってはテニス漫画云々よりもラブコメ展開が素晴らしい!
元からフラグが立っている佐々木さんや、最近フラグが見え始めた清水さんより先んじて、
まさかのなっちゃん先行逃げ切りで6-0で決める展開!
正直全国優勝が決まってから、早くても関東が終わってからだと思っていただけに、
エーちゃんじゃなくてもかなりの予想外でホント驚かされましたよ!
天性の感覚派選手だとは知っていたけど、まさかラブコメにまでそれが適用されるとは…!
なっちゃん恐るべし!

そんな幸せいっぱいのエーちゃんですが、自分の人生が掛かった試合が始まり、
影山が指摘していた通り、全身全霊を持って臨む真剣勝負に心高ぶっています。
ただ、2回戦の相手は天性のスター性を持つ感覚派の井出が相手な上に、
相手が有利な情勢になってしまい、先の展開が読めない状況に!
既存の少年スポーツ漫画とは主人公とライバル役が正反対という構図なだけに、
ホント興味深いです。

正直勝って欲しいし、そうじゃないと話が進まないと思うんですが、
神奈川の決勝ではまさかの敗退だったし、今回のまさかのなっちゃんの行動だったりと、
ホントに油断ができないので続きが凄く楽しみですよ。
いやー、それにしてもしかし…
なっちゃんスゲーわ…

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