■[漫画]主よ、人の望みよ、喜びよ「真月譚 月姫」7巻
真月譚月姫 (7) (電撃コミックス)
著者/訳者:佐々木少年 TYPE-MOON/ 「真月譚月姫」製作委員会 原作
出版社:アスキー・メディアワークス( 2010-02-26 )
定価:¥ 630
Amazon価格:¥ 630
コミック ( 226 ページ )
ISBN-10 : 4048684329
ISBN-13 : 9784048684323
これは遠野志貴とアルクェイド=ブリュンスタッドという、
一人の男と一人の女が出会いし、恋し、愛し合う物語―。
会ってはいけないと思っているのに自覚してしまう「好き」という気持ち。
愛しくてたまらないのに這い寄る吸血衝動という絶望。
まどろみの中で見る、幸せな胡蝶の夢。
抱きしめられ、微笑まれ、止められない熱い想い…
あぁ…、アルクェイドは本当に気高く、儚く、美しく、そして綺麗だ…
そして志貴もどこまでも絶望的な状況なのに諦めない格好良さがそこにある。
魔を見ると自動的に沸き上がる殺意を無理矢理押さえ込み、
しかしそれは同時に魔に対する恐怖を喚起させることに。
だがそれを否定せず、認めた上でそれよりも何よりも、
アルクェイドが好きで、傍に居たくて、守ってやりというと言える。
そんな強さが志貴が主人公である理由。
真組の姫君が持つどこまでも深い業が語られ、遂に物語は終盤へ。
「月姫」という作品が持つ魅力を極限まで濃縮し、
漫画というメディアで妥協することなく追い求めた面白さ。
それを伝えるのに多くを語るのは無粋というものです。
ただ言いたいのは読んで欲しい、そして感じて欲しい。
これが佐々木少年版「月姫」である、と―。
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