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:: 2016/7/30 土曜日::

■[ラノベ]なれる! 編集「妹さえいればいい。」5巻

妹さえいればいい。 5 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2016-07-20 )

作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 5
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。

白川京がバイト編集をすることになり、
そして伊月の作品がアニメ化するということにもなり、
今回の5巻はいつも以上にお仕事ラノベって感じがしますね。
エロコメ分は少ないですが、その分三国山蚕へ濃縮されていたと思います。
主に変態成分が…

今回は何というか京の物語でしたね。
京が業界になれてない分、一般人的な感性を持ったままだからこそ、
出版業界の発売延期、締め切り、誤字脱字、アニメ化のアレコレと、
業界的には常識なんだけど一般的に知られてないことを素直に聞けているので、
それが読者的には助かってますね。
かつて「スレイヤーズ」でガウリィがアホキャラになった理由と同じく、
無知なキャラがいると説明をしやすいってやつですね。

そしてそんな編集としての仕事以上に、
京がこの物語の中心となったのは、やはり最後のエピソードでしょう。
この5巻でこの展開を持ってくるとは予想外でしたが、
伊月がいい加減にはぐらさず、誠実に対応したのは素晴らしかったと思います。
まぁ、伊月は今までもこういうことをきちんとやる奴だしね。

しかし、アニメ化に際しての話し合いであそこまで赤裸々に本心をぶちまけあうとか、
中々に白熱していますが、これくらいは普通にありそうなのが怖いというか。
とある現場では物理的に殴り合うとかもあったとか聞くし、
大きなプロジェクトに関わる人たちって大変なんだな、と思いました。(小並感

何はともあれ京は本当に良い子なのでこれからも活躍して欲しいですね。
那由多との関係がどうなるか気になるけれど、
何とか乗り越えていって欲しいです。

:: 2016/3/31 木曜日::

■[ラノベ]究極!! 変態漫画家「妹さえいればいい。」4巻

妹さえいればいい。 4 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2016-03-18 )

作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 4
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 妹さえいればいい。

可児那由多と並び立つまでは告白しない。
そんな決意表明をした矢先に伊月の元にアニメ化決定の報が訪れる。
伊月にとって嬉しくないはずがなく、
更にはコミカライズも決定し作家候補最有力となった三国山蚕は、
伊月と似た感性を持ち意気投合!
メディアミックスは全て順風満帆かと思いきや三国山蚕は伊月とは異なる性癖の持ち主で…

変態! 変態! 変態!
判ってはいたけど平坂読さんは変態すぎる!
ヒロインに全裸オナニーをさせた上にそれをカントクさんに挿し絵を描いてもらうとか、
日本全国の純粋なカントクファンに謝れと言いたい!
とはいえカントクさんも清純な絵を描いてばかりだったわけでもないので、
それはまぁ、許容できなくはないんだけど…

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これはアウトだろ!
アウトどころかデッドボールだろ!!!

パンツをリボンにしているだけでなく、それをかぶるとか!
そりゃまぁ、同じ格好をした少年漫画があったけどさ!
…三国山のリボンために女性用パンツを実際に買って色々と試したカントクさんはプロの鑑だと思います。
いや、ホント、マジで…

それにしても面白いのは面白かったんだけど、
ドラマCDの脚本といい、業界ネタをネタにしすぎな感も否めないかな…
ブラックユーモアではなくてただのブラックになってきてるというか…
ブラックな俺カッケーな厨二病な読者には楽しめるのかもしれないけれど、
私としてはもう少しシュガーたっぷりでお願いしたいな、と思いました。

:: 2015/12/2 水曜日::

■[ラノベ]動き始めたラブコメ「妹さえいればいい。」3巻

妹さえいればいい。3 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2015-11-18 )
作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 3
Kindle版まとめ買い:[まとめ買い] 妹さえいればいい。

登場人物の平均年齢がハタチ前後で舞台が学園でもなんでもないですが、
この「妹さえいればいい。」でもラブコメが始まってきましたよ。
平坂読さんの前作「はがない」の結末がアレでソレでコレだっただけに、
少々…、いえ、かなり先行きが不安ではあるのですが、
ラブコメ好きとしてはどうしても続きが気になってしまいます。

伊月と那由多はお似合いなんだけど、伊月の問題で付き合わず、
那由多に慕われる京は密かに伊月のことを想ってて、
そんな京の気持ちに気付いてしまったけど、好きなことが止められない春斗。
うーん、恋愛模様が割りとグチャグチャですね!
そこに千尋が実は女の子だったという事実を妹キチガイの伊月が知ったら、
はたしてどうなるのかが読めなくて妄想の翼が羽ばたいてしまいます。

それにしても平坂読さんは本当にダメな意味でヒドイですね。
2巻のホーンリバー帝国ネタくらいは苦笑しながら読んでたけど、
春斗が練ってたネタはそれを通り越して失笑に行きかねないレベルというか。
業界の裏側のネタとかはマニアが知りたいだけで、
普通の読者はドン引きするだけだと思う。

那由多がひたすらにちんちんネタを言ってるのもヒドイけど、
あそこまで突き抜けられると笑いしか出てこないですね。(笑
動物園はまだしもゲーム中にひねり出してきたネタとか最高に下ネタでパロネタで、
しかもそれをカントクさんにイラストにして貰うだなんて、
本当にヒドイと思いました。(笑

:: 2015/8/4 火曜日::

■[ラノベ]セキララ!!「妹さえいればいい。」2巻

妹さえいればいい。2 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2015-07-17 )
作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後

Kindle版:妹さえいればいい。 1
Kindle版:妹さえいればいい。 2

この作品はフィクションであることはわかっているつもりなんですが、
ここまで赤裸々に執筆活動のアレコレを聞くと、
どうしても実際のアレコレを想起してしまいますね。
そっかー、星奈のおっぱいの柔らかさは平坂読さんの腹肉の柔らかさなのかー、とかね!
風俗行ったと言われた方がまだマシだったな…(笑

それにしてもこの2巻ではヤリチン王子もとい春斗が主人公でしたね。
彼の作品が待望のアニメ化ということで楽しみにしてたら、
出来がアレすぎるというね…
ホーンリバー帝国の大物タイトルと某G○文庫のタイトルを同時にやったスタジオが、
思い出したくないアレなことになったことを考えるとどうしてもね…!
いや、うん、色々と想起できるだけにツラい。

それでも製作陣は精一杯やってるという裏側を知ることが出来るだけに、
一概に誰かが悪いと言えないのがなぁ。
特に新人声優さんの話とかは胸にくるものがあっただけに、
本当に何か、運というかタイミングが悪かっただけなのかな、と。
切ないわぁ。

そんな傷心の春斗と一緒に泣いてくれるとか、
本当に京は良い子ですよね。
それだけに惚れるのは判るんだけど、京の気持ちを考えるとなぁ。
どうなるんでしょうね、あの仲が良い面子は。
また、春斗の大学時代のサークルの話みたいにならなければいいんだけど。

しかしこの作品があると平坂読さんの経費請求範囲が拡大しそうだなぁ。(笑
これだけビールの銘柄を作品内に入れ込んだら、
ビールまで経費として堂々と請求出来そうだ。
うーん、上手いやり方だなぁ。(笑

:: 2015/3/31 火曜日::

■[ラノベ]平坂読最新作!「妹さえいればいい。」1巻

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)
著者/訳者:平坂 読
出版社:小学館( 2015-03-18 )
作者twitter:平坂読(@hirasakayomi)さん | Twitter
絵師サイト:5年目の放課後

Kindle版:妹さえいればいい。 1

「はがない」平坂読さんと「変猫」カントクさんのタッグで挑む新作!
ただしレーベルはMF文庫Jではなくてガガガ文庫
しかも今流行っている、というか業界が流行らそうとしているラノベ作家モノ!
色々と大人の事情が垣間見えまくる新シリーズがこの「妹さえいればいい。」です。

羽島伊月は15歳でデビューし、現在は大学を中退して専業作家になった20歳。
早い執筆速度と癖はあるけど魅力ある内容で人気はそこそこあるんだけど、
「重度の妹好き」というクレイジーな性癖のせいでファン層がちょっとコア。
そんな伊月の親の再婚相手の連れ子である義弟の千尋。
伊月に影響されて作家になるも伊月より売れている伊月ラブの銀髪美少女天才作家の那由多。
大学生時代に知り合った見た目ビッチだけど中身は純情な京。
作家仲間のイケメンで優等生作家の春斗たちとダベるラノベ作家の日常モノです。

「はがない」と同じく短編連作系の内容なんですが、
相変わらずというか今回もキャラクターがキレにキレまくっていて極まっています。
特に那由多は隙あらば伊月とエロいことをしたい程にクレイジーサイコさんなので、
伊月の部屋で全裸、沖縄の無人島で全裸、TRPGの内容でも全裸、
とひたすら全裸で全裸しており、それに挿絵が付いているくらいに全裸です。
いやー、カントクさんも大変だなぁ。(笑

エアコン壊れて寒いからと突発的に沖縄に行ったり、
イクラを食べたいからと思いつきで北海道に行ったり、
アニメの仕事で忙しいのにTRPGを考えて遊んだり、
何も用事がないのに昼間っからビールを飲んだり、
作家って単なるダメ人間なんじゃないかと思えるような内容ばかりなんですが、
それでちゃんと面白いんだから不思議です。
やはり全裸のお陰なのだろうか。

最近のラノベ作家モノの定番なのか、実在のラノベタイトルが出まくりで、
しかも自作である「はがない」も普通に出てきているあたり、節操がないです。
そういったのが苦手な人にはお勧めしにくいですが、
耐性がある人には問題なく面白いと思います。

しかし幸村の前科があるから千尋の正体は早めに疑ってましたが、
まさか1巻の時点でネタバラししてくるとは思いませんでした。
この事実を妹キチガイの伊月が知ったらどうなるのか。
そして今回もゲロヒロインは人気はあれども不遇のまま終わるのか。
続きが色々と楽しみですね。

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