■[漫画]恋ディスよ! 私は帰ってきた!!「恋愛ディストーション」6巻
恋愛ディストーション 6 (サンデーGXコミックス)
著者/訳者:犬上 すくね
出版社:小学館( 2012-07-19 )
コミック ( 189 ページ )
作者サイト:docile -犬上すくねファンサイト-
作者twitter:犬上すくね (sukuneinugami) on Twitter
祝! 「恋愛ディストーション」の正真正銘新刊発売!
昨年新装版の5巻から1年、旧版の5巻から数えて6年の歳月を経て遂に新刊ですよ!
いやー、長かったなぁ… ホント長かった…
何度も掲載誌の休刊に見舞われたせいで新刊発売を諦めかけていましたが、
やっと紛う事なき新刊の発売ですよ! いやー、めでたい!
「あいカギ」で恋ディスのカップルたちが出てきた時は「まさか…」と思いましたが、
いやはやサンデーGXさんには足を向けて寝られませんな!
しかしこの6巻は恋ディス史上で最大のシリアス回でもあります。
このネタの伏線自体は実は旧版1巻の頃からあったので今更ですし、
何より旧版4巻のカバー下にネタが含まれていたので覚悟はしていたのですが…
江戸川&まほ先生カップル好きとしては心が痛い展開でしたよ。
まほとなほの双子の二人を見ているとホント辛い。
お互いが同じ人を好きになって、でも立場が違う故に女の葛藤が心中では渦巻き、
そして捻れてしまった二人の姿を見ていると心が痛いです。
子供の頃はあんなに仲が良かったのに、それを簡単に狂わせるのが恋愛なんだなぁ…
今回は江戸川も頑張ったけど陰の功労者はやはり恋する犬の先駆者である大前田ですね!
うじうじ悩んだフリする江戸川を正に叱咤して一直線にまほ先生の元に向かわせるとか、
伊達に何年も犬をやってないな!
そして江戸川も頑張ったよ! うん!
まぁ、何にしてもまほ先生に笑顔が戻って良かったですよ。
実家での後悔の味で苦い思い出があるのもまほ先生だけど、
「ちょっぴりドジなハイパー天然おちゃめっ娘教師」なのも間違いなくまほ先生ですからね!
本当にまほ先生にはいつまでも笑顔で居て欲しいです!
こんな素敵な告白をまほ先生からして貰える江戸川は日本一の果報者やで…!
そして江戸川を果報者にした忠犬大前田ですが相変わらずメンドクサイ彼女の棗と絶賛喧嘩な訳で…
個人的には棗よりまほ先生の方がタイプな私ですが、実は共感できる男は圧倒的に大前田なんですよね。
頑なに携帯を持ってくれなかった棗がサークルの先輩に言われたから持ったのにもイライラし、
簡単に沸点下がって喧嘩しちゃう心が微妙に狭いトコとかね!
それでも好きな子に電話が繋がるだけで一瞬で嬉しくなるトコは、
やっぱり棗が好きでたまらないという事が滲み出ていますよね。
まぁ、これからも色々とあると思うけど頑張れ大前田ドッグ。
旧版4巻カバー下を見る限りまだ一波乱あるぞ!(ぉ
それともう一人共感できる男、山野辺の話も収録されています。
女に全く慣れていない童貞マインドの塊のような山野辺ですが、
里中さんに一方的にスキンシップ取られて狼狽えるトコは何か分かりますよ…!
思考の端から滲み出る童貞力がマジぱねぇです!
そう! これでこそ童貞ネガティブ思考回路!
というかなんで犬上すくねさんは女性なのにこれ程までに童貞心理に長けているんだろう…?
不思議やでー…
何はともあれ再開した恋愛ディストーションですが…
実はちょっとしたことなんですが気付いた点が一つ。
ご存知サザエさん時空だった本作ですが、ちょっと学年が進んだみたいです。
どういうことかというと、江戸川が21歳になったんですよ。
連載時はずっと大学2年生だったはずなので、いつの間にか一学年進んだとしか考えられないのです。
江戸川が浪人したという話もないし、学年が進んだと考えるのが妥当かな、やっぱり。
もしかしたら連載が再始動して作品も一歩前に踏み出したことを暗喩しているのかもしれませんね。
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