■[漫画]そして始まる第五次聖杯戦争「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」2巻
Fate/stay night (Heaven’s Feel) (2) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:タスクオーナ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2016-02-02 )
作者サイト:A/O LABO
Kindle版:Fate/stay night [Heaven’s Feel] (1)
Kindle版:Fate/stay night [Heaven’s Feel] (2)
「問おう。あなたがわたしのマスターか」
Fateを象徴するあの名シーンから始まる2巻ですが、
ここら辺の展開は3つのルートはどれもほぼ同じなので、
知っている人も多いかと思います。
ただ、Heaven’s Feelということもあり桜の出番が多いんですよね。
たとえば実姉である凜との学校での触れ合いも描かれてましたが、
二人は遠坂と間桐という別の家の人間であるというけじめを付けた言動の中で、
二人が姉妹であることがよくわかる上手い見せ方をしていたと思いますよ。
セイバーとランサーの戦闘シーンや、
凜がセイバーを迎撃するシーンなんかは原作通りの絵でニヤリとしましたし、
士郎の名字を聞いた時のエセ神父の愉悦顔といった、
原作の隙間を補完するところは上手いなぁ、と思いました。
Fate/Zeroを知っている人なら愉悦顔の意味が読み取れて面白いと思います。
いくら桜ルートとはいえ他のルートとの明確な分岐はもう少し掛かるので、
デジャヴを感じる人は多いとは思います。
ですが、桜が間桐の家で過ごした話も随所に挟まれているので飽きることはないとは思います。
まぁ、間桐の家はいわゆるグロ場面が多いので耐性がないと辛いとは思いますが…
それにしても間桐臓硯…
桜の恋心と姉への嫉妬を煽るとかやっぱり陰険だなぁ…
読者的には桜の想いを知っているだけに辛い…
でも、これでこそHeaven’s Feelなんだよなぁ…
辛い… でも、だからこそ面白い…!
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