■[漫画]乙嫁と姉妹妻「乙嫁語り」7巻
乙嫁語り 7巻 (ビームコミックス)
著者/訳者:森薫
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2015-02-14 )
Kindle版:乙嫁語り (1)
Kindle版:乙嫁語り (2)
Kindle版:乙嫁語り (3)
Kindle版:乙嫁語り (4)
Kindle版:乙嫁語り (5)
Kindle版:乙嫁語り (6)
Kindle版:乙嫁語り (7)
今回の乙嫁はペルシアの裕福な実力者に娶られたアニス。
そしてそのアニスの姉妹妻であるシーリーンの二人の物語です。
自分だけを愛してくれる誠実な夫。
その夫との間に元気な息子も生まれて、大変な子育ても乳母が殆どやってくれ、
本人は日々鳥と語らい猫と戯れ、美味しい物を食べられる満たされた生活を送っているアニス。
でもどこか寂しい気持ちがあり、それを息子の乳母であるマーフに相談すると、
姦しさ溢れるお風呂屋さんを勧められ出かけてみると、
そこで身体付きも嗜好も自分とは違ったシーリーンと出会い…
お風呂屋がメインなので女体がこれでもかというほど出てきます。
ですが、描いている人が森薫さんなので殆ど芸術作品ですのでエロさはほぼ皆無です。
また、あとがきでも語られてますが女性同士がメインということで全体的に絵柄を変えてます。
線が繊細な絹のようで全体的にサラサラとしたさっぱりとした風味になっているので、
今までの「乙嫁語り」とはかなり違った印象を受けると思います。
それにしてもこの時代のペルシアは姉妹婚と呼ばれる風習があったんですねぇ…
マリみてはイスラム世界にあったんだ…!
19世紀の現在のイランあたりだと確かにイスラム色が強いから、
女性の肌を曝さないとかの習慣は当然あったんでしょうけど、
それがこんな素敵文化を生み出していたとは…!
しかし深窓の令嬢と庶民の女性との間での絆とはなぁ…
出会って間もないだけに二人がこれから仲良くやっていけるのか心配ではあるんだけど、
そこら辺は森薫作品だから、ということで安心したいものです。
さて、次は待ちに待ったパリヤ編ですよ。
アミルさんも出てくるみたいですし楽しみです。
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