よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2022/9/13 火曜日::

■[漫画]朴念仁と食いしん坊「エリスの聖杯」7巻

エリスの聖杯7巻エリスの聖杯7巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (7)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (7)

コニーはランドルフ卿と婚約しているから、
閣下という呼び名はおかしい、と指摘されたので、
考えに考え抜いて、最大限の勇気で出てきた呼び名が…

コニーは本当に可愛いなぁ。
こんなに可愛いコニーを目の前で見て何も動じないとか、
ランドルフ卿は少し朴念仁がすぎると思うの。

オブライエン家に訪ねた時も、
ルチアちゃんとアビゲイルさんの関係が気になっている時の表情も、
スカーレットじゃなくても考えていることがわかるくらいに色々と明け透けなんだけど、
そこがコニーの魅力だと思うのです。

そんなコニーがお洒落をしてランドルフ卿とデートをする様子はとても可愛らしいものでした。
スカーレットに見立てて貰っても色々と気になってソワソワしちゃうところとか、
まるで恋する乙女みたいでめっちゃキュンキュンするじゃないですか。
それなのに無神経にも前妻の話をしてコニーを暗鬱とした表情にしちゃうとか、
ランドルフ卿は本当に罪深い朴念仁だな! と憤慨したものです。

まぁ、その直後に食べ物を与えて幸せそうにする場面を読めば、
とてもコニーは食いしん坊で単純だな、と呆れちゃいましたけどね…w

ケイトと友達になった経緯から察することができるけど、
コニーってばかなりの食いしん坊さんですからね。

でも、こういったところもコニーの魅力だと思うのです。
原作読んでいた時も可愛いと思っていましたが、
コミカライズでこのように愛らしく表現されたら更に惚れ直しましたw

次巻ではコニーよりもスカーレットの見せ場が増えそうな気配です。
それはそれで楽しみです。

:: 2022/3/22 火曜日::

■[漫画]一番の親友「エリスの聖杯」6巻

エリスの聖杯6巻エリスの聖杯6巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (6)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (6)

コニーを狙った悪漢たちに人質として攫われてしまったケイト。
大切な親友だからこそ傷付けてまで遠ざけたのに、
結局巻き込んでしまって心を痛めるコニー…
何とかケイトを助けようと奔走するも上手くいかなくて…

ケイトが回想するコニーとの出会いですが、心が温まりますね…

大好きな母親と一緒に作ったクッキーを幼い悪意で踏みにじられるという、
普通はトラウマとなりそうな事件なのに、
コニーが天然で助けてくれたお陰で良い思い出となったのには救われます。

それにしてもパメラは子供の頃からパメラなんですね。
幼いながらも底意地の悪さが滲み出すぎる悪女。
これから数年後、より上位の悪女なスカーレットに踏みにじられたのは、
やはり自業自得なんだな、と感じ入る次第です。

それにしても桃山ひなせさんは表情で魅せるのがべらぼうに上手いため、
一番の親友であるケイトが奪われそうになっているコニーを見ていると、
その悲痛さがメチャクチャ伝わってきてしまい、
とても心が痛くてたまらなかったです…

逆にスカーレットが悪漢どもを手玉に取った時にはスカッとしましたし、
スカーレットの兄マキシミリアンが娘にレティシアと名付け、
その意図が伝わった時のスカーレットの表情にはとても感動しました。

あのスカーレットが今にも泣いてしまうのではないかと思うほどに心を揺さぶられてて、
それが伝わってくるのがとても良かったです。

それとおまけ漫画のケイトとコニーの子供時代の話はとても良かったです。
コニーのドジっ娘なところを微笑ましいものにしてしまうケイトの包容力に、
二人の関係が感じられましたね。
コニーにとって、スカーレットとは別の意味での親友だというのがわかるし、
ずっと親友で居て欲しくなります。

次回はコニーとランドルフ閣下の話がメインになるのかな?
多少はラブコメしてくれると思うので楽しみです。

:: 2021/9/19 日曜日::

■[漫画]大切だからこそ言えないこと「エリスの聖杯」5巻

エリスの聖杯5巻エリスの聖杯5巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (5)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (5)

辛くも「口なき貴婦人たちの茶会」から無事帰宅できたコニーだったが、
メイフラワー社の記者アメリア・ホップスに絡まれ、
憶測だけのこたつ記事を書かれて面倒な団体に抗議されてと、
踏んだり蹴ったりになったんだけど、旧友のケイトに助けられて…

この5巻で丁度原作1巻のラストまで描ききりましたので、
恐らく全15巻くらいになりそうですね。
とても丁寧にコミカライズされているので、読み応えがあるので、
じっくりとっぷりと楽しみたい所存です。

コニーとスカーレットのコンビの絆は強固になってきて、
二人の連係プレイもかなり堂に入ってきたように思えます。
何というか、お互いへの信頼がとても感じられるんですよね…

元々がピュアなコニーだけど、
ここまで気の抜けた笑顔を見せるとか、スカーレットは信頼されまくりですよ。

ただ、その反動というか…
逆に旧友のケイトには危険だから説明できないことが多くなり、
友情に亀裂が入りそうになっているのは切ないし、ツラいです。

お互いのことを大切に思っているからこそ、わかり合えない。
わかり合ってしまったら、それは危険なことに巻き込んでしまうから、
心で泣いて突き放したというのに…
ラストの展開は原作を読んでた時も胸を痛めましたけど、
コミカライズではケイトの表情を見たこともあり、
より胸を締め付けられるようなツラさがありました。

物語としてはコニーとスカーレットの活躍もあり、
大国ファリスから来た要人の失踪事件も掴んで、
徐々に事件の輪郭がわかってきましたけれど、まだまだ朧気ですからね。
この輪郭がハッキリわかるのは物語も後半に入ってからなので、
コミカライズを読んでいる人はじっくりとお待ち下さい。
面白いのは保証しますので。

:: 2021/3/15 月曜日::

■[漫画]掃き溜めで輝く友情「エリスの聖杯」4巻

エリスの聖杯4巻エリスの聖杯4巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (4)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:桃山ひなせさん(@mokibidango) / Twitter

売り言葉に買い言葉というか、コロコロ手玉に取られてランドルフと婚約することになったコニー
そしてコニーとスカーレットは花畑で改めて向き合って、
人と幽霊という垣根を越えた友情を育み合うことに。
しかし、周囲はそんな微笑ましい状況を許してくれなくて…

今回はランドルフも苦手とする第一王子エンリケの妻であるセシリア妃が初登場。

天然に見えて腹黒なところが見える、
そんな堕天使のような小悪魔さが見え隠れするあたり、
桃山ひなせさんの漫画力が光りますね。

そして4巻の本題というかメインイベントは口なき貴婦人たちの茶会こと査問会ですね。
邪悪な有閑マダムたちのいじめイベントという、
胸クソが悪くなる展開ですが、首魁となるデボラ・ダルキアンが本当に醜悪で…

ツラが良くても内面の醜さが隠せてないあたり、
何ともえげつないなぁ、と思う訳ですよ。

スカーレットの死の真相を探るために虎穴に入ったコニーの献身と、
コニーを助けて一緒に頑張ろうとするスカーレットの友情を嘲笑うかのような、
下劣なことをやってくるデボラへのヘイトは溜まるばかりでしたね!
だかこそ、そんなデボラ相手に啖呵を切っちゃうコニーへの痛快さが清々しかったんですが!

しかしデボラ以外にも厄介な女性陣に絡まれまくりで、
コニーの心労が心配になりますが、
厄介な人たち以上に頼り甲斐がある友人たちにも恵まれてるあたりは、
とても心強く感じますよね。
ミレーヌもマルタもケイトも、本当に良い顔してました。

:: 2020/9/20 日曜日::

■[漫画]二度目の婚約は唐突で「エリスの聖杯」3巻

エリスの聖杯3巻エリスの聖杯3巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせさん (@mokibidango) / Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (3)
Kindle版まとめ買い:エリスの聖杯
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (3)

情報収集のためにエミリア・ゴードウィン主催の夜会に参加することになったコニー
スカーレットに叩き込まれた所作と礼儀作法と挨拶によって、
エミリアへ強い印象を残すことに成功したんだけど、
そこにはスカーレットですら苦手なランドルフ・アルスターも出席しており…

コニーとスカーレットの二人の仲がどんどんと良くなっていき、
バディになっていく過程がとても美しいですね…
原作を読んでいた時もそう感じましたが、
桃山ひなせさんの漫画版を読むと、より一層そう感じます。

この漫画の素晴らしいところは表情にあると思うのですよ。
例えばカラー扉絵の鏡に映ったコニーの表情だけでどちらがそうであるかが如実にわかるんですよね。
他にもスカーレットがツンデレなところを見せた時とか、
原作を読んで朧気に想像していたモノを120%の精度で描き出されてて…

この漫画版の世界にぐいぐいと引き込まれていきましたが、
完全にハマったなぁ、と感じたのはグレイル家の家訓である誠実を捨てる、
と決意した時のコニーの表情ですね。

誠実だけが取り柄の、気が良いけれど弱いところがあったコニーが、
スカーレットに鍛えられ、弟を護るために自分で考え、自分で決めて、
一回り成長したことを感じさせられる、そんな表情だと思うのです。

まぁ、とはいって根っこのところは変わらないので、
スカーレットも呆れるほどの人の良さを発揮するわ、
ランドルフにコロコロと手玉に取られるわ、
売り言葉に買い言葉で婚約することになるわ…
うん、成長してもコニーはコニーで安心しちゃいますねw

そしてこの3巻で屈指の名場面はやはり花畑でのコニーとスカーレットですよね…
珍しく弱気なスカーレットを相手に、
どこまでも素直に、心からの言葉を伝えるコニーは最高でしたよ…
これにはもうスカーレットも友情、感じちゃいますよね…!

次巻でもコニーは色々と窮地に陥りますが、
スカーレットやランドルフや、その他の人たちが助けてくれるし、
コニー本人も頑張るので楽しみです。

:: 2020/5/15 金曜日::

■[漫画]コニー&スカーレット「エリスの聖杯」2巻

エリスの聖杯2巻エリスの聖杯2巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせ (@mokibidango) | Twitter
紙書籍通販:エリスの聖杯 (2)
DMM電子書籍:エリスの聖杯 (2)

小宮殿の夜会でいじわる悪女のパメラにやりこめられる寸前に、
稀代の悪女、スカーレットの霊に乗り移られたことで逆にやりこめることになったコニー
しかしスカーレットがただで助けてくれたわけでなく、
見返りとして自分が処刑される原因となった冤罪の謎を暴いて犯人に復讐するように迫られて…

1巻は完璧な序章でしたけど、2巻は完璧な物語の始まりって感じでしたね。
コニーはスカーレットのことを知っているけれど、
それはやはり伝聞なので知らないことや誤解していることが多いし、
スカーレットも小宮殿で長い間幽霊やっていても、
その間に起こっていたことを知らないことが多くて。
それを埋めていって少しずつ進んでいく展開は良いですよね。

特にスカーレットはコニーのことをはじめは小間使いみたいに扱っていたのに、
貴族の子女とは思えない言動や真面目すぎるところに呆れ、
スカーレットの常識では考えられない思考回路に驚かされ、
ついには自分が叱責しても揺るがないほどのお人好しっぷりに心を動かされるところとか、
素晴らしいですよね…

出会ったばかりの二人が少しずつお互いを知っていき、
自分にないところに影響を受け合って、
唯一無二の相棒となっていくのがバディモノの真骨頂というものですよ。
2巻ではコニーの情けない表情から毅然とした表情まで見られたけれど、
この芯が一本通った横顔が一番印象的でした。

さて、新たな戦いの舞台もとい夜会に向けた良いところで終わってます。
スカーレットの活躍はこれからですし、
コニーの受難もまだ始まったばかりなので、
続きがとても楽しみです。

HTML convert time: 0.137 sec. Powered by WordPress